- 2021/08/06
- writer: 山崎拓
あなたにとってこれは何?
今年も早くも8月。
こないだまで無事に今年も半年間が終わり、これから後半戦も頑張るぞ!と気合いを入れていたと思ったら、もう一ヶ月が過ぎてしまいました。
いやー、本当に月日が経つのは早い!
まさに光陰矢の如し!!
きっとあなたも毎年体感していると思いますが、年を重ねるたびにどんどん時間が経つのが早くなるのを感じるようになりますよね。
昔子供の頃はそれこそ1日が経つのがすごく長かった気がしますが、今は一瞬ですからね。
こうしたことからも毎日毎日丁寧に生きなきゃいけないなーと思わされます。
そんな今振り返ると一瞬で終わってしまった感じの7月でしたが、おかげさまで事業としてはとても良い後半戦のスタートが切れました♪
業績も7月としては過去最高の結果になり、秋冬の準備を始め、今までおろそかになっていた第二領域の活動(重要だけど緊急ではないこと)にも集中して取り組めた一ヶ月になりました。
足元の業績が良いことももちろん大事ですが、一番大切なのはこれから先の長期的な展望。
いかに長期的に持続的に成長できるか?ということが個人的には一番の関心事であり、一番力を入れて取り組むべきことだと考えています。
もちろん、未来のことは誰にも分からない。
だからこそ、短期的なことに囚われず、できるだけ長期で物事を考えなければいけないと思っています。
この辺りの感覚を言語化し、自分の中で腹落ちできたのは日本スターバックスの元社長の岩田さんの影響が大きくあります。
今日もスタバに来て仕事をしていますが、僕は昔からスタバの大ファンなんです♪
きっかけはスタバの創業者であるハワード・シュルツの自伝を読んで。
どんな困難があっても乗り越え会社を成長させていく過程をドキドキしながら読み進め、終わる頃にはすっかり彼の起業家精神に惚れ込んでしまいました 笑
そして、実際にスターバックスの会社の風土や社員の方のサービス精神も素晴らしく、環境も良いので、利用するたびに気持ちよく仕事をさせていただいています。
そんなスターバックスの日本における元社長が岩田さんなんです。
僕が岩田さんに直接お会いしたのは一度しかありませんが、その時のセミナーはもちろん、出版されている書籍もたくさん読ませていただき、岩田さんの持つ経営哲学について学ばせていただきました。
その中でも特に個人的に大切にしているのが「短期と長期は相反する」という考え方。
これは事業運営だけではなく、普段の生活全てに関わる大切なものだと思っています。
事業運営だったら、短期的にはお客さんにプレッシャーをかけて無理やり販売したり、強烈な割引キャンペーンを連発すればその時には一時的に売上は上がるかもしれません。でもこれを続けていれば顧客は離れ、ブランドは崩壊し、長期的には業績は著しく悪化します。
一方、目先の売上は立たずとも、お客さんとの関係性を育むことに注力したり、商品やサービス、コンテンツの質を高める活動をすることで、長期的には業績は上がっていきます。
また例として分かりやすいのは健康についてのもの。
短期的な例としては、美味しいけれど体に良くない食べ物を食べることで食欲は満たされ、その瞬間は幸せな気分になりますが、数年後、十数年後に生活習慣病にかかってしまい、若い時にもっと健康に気を使っておけばよかった・・・と後悔するようなことだったり。
逆に長期的な例としては、逆のパターンで、普段の食事はちょっと味気ないけれど、本当に体にとってベストの栄養を含んだ食べ物を食べることで、今はもちろん、10年後、20年後も健康で活力に満ち溢れた生活が送れるということだったり。
こういうことはまさに長期と短期は相反する、というコンセプトが如実に現れてくることだと思います。
こうした考え方は本当に意識しないと簡単に短期の方に引っ張られてしまうのが難しいところ。
特に昔はこういう考え方は持っていても実際の現場でやろうと思うとめちゃくちゃ
難しかったのをよく覚えています。
特に起業した当初はとにかく毎日の売上を上げることに必死でしたから、もうなんでもいいから買って欲しい!と思ってしまうことも正直ありました 汗
地元のデパートで催事をした時などは、全く買う気のないお客さんにすっぽんのように張り付いて一方的なセールストークをして、十数分拘束をした挙句、断られる・・・という経験もしていますし、強烈な割引キャンペーンを打ち出して無理くりその日の売上を立てる、ということをしてしまったこともあります・・・
今だったら絶対にやらないことですが、お客さんにとってもこっちにとっても完全に不利益にならないことをしてしまっていました。
でもこういう時でも、当時から「長期と短期は相反する」ということだけは知っていましたし、頭ではわかっているつもりでした。
でも、知っているのとできているのは全く次元が違う問題で、切羽詰まっていて全く余裕がないとこれができないんです。
これが本当に難しいところ。
もちろん、ずっとこんなことをやっていたらお客さんは離れ、ブランドは壊れ、結果、事業は成り立たなくなるのは時間の問題。
なので、当時は目の前の売上が少しでも立つようになったら、できる限りに長期的に事業を持続できるようにするにはどうしたらいいか?ということをずっと考えてきました。
はじめの頃はどうしても短期的な方向へ行きがち(その日の売上が立たないと本当に生きるか死ぬかになるので・・・汗)でしたが、これを少しずつ矯正してできるだけ長期の方向へ持っていくことを心がけて仕事をすることで、だんだんと無理をせずに長期的な活動に時間を使えるようになっていったんです。
おそらくここまで行くのに4年くらいかかりましたが、4年目以降はこの短期と長期のバランスをさらに長期の側にシフトし、今では仕事時間のかなりの部分を長期的な活動に費やすことができています。
そうなってからはおかげさまで事業としてはとても安定しています♪
なので、こうした自分自身の経験からも様々な分野で短期思考が頭をもたげる時には、「これをすることで長期的にはどうなる?」と自分自身に問いかけるようにしています。
今ではもうほとんどなくなりましたが、前はとても美味しいけれど体に良くない食べ物を目の前にした時などにこの問いかけをしていました 笑
これ、今食べたらきっととても美味しいだろうし、いい気分になるだろうなー
でも、数年後この食べ物が体に害を与えることを考えると・・・
うーん、やっぱり今回は食べないどこう!
という感じです 笑
もちろん、これは事業運営や健康についてだけでなく、あらゆる生活の中で出てくることだと思います。
「長期と短期は相反する」そして、分かっていても短期を切って長期を取るというのは簡単ではない、ということ。
でもできる限り長期を意識していくと、どんな分野においても結果は良い方向に向かっていくと思います。
あなたにとっては長期と短期は何に当たるでしょうか?
ぜひこの機会に考えてみていただければと思います^^
コメント
Profile
山崎拓
1982年長野県生まれ。安曇野市在住。
Natural Lounge代表、ストールコンシェルジュ。
3児の父。
天然繊維100%ストールが大好きでほぼ一年中巻いている。
趣味が仕事で、休みより仕事をしているほうが楽しく落ち着くという仕事大好き人間。
情熱がある分野はビジネスや健康、教育関連。
好きなことは読書、Mr.Childrenの音楽鑑賞、家族サービス、旅行。
肌に直接身につけるものはもちろん、食べ物や生活スタイル全般を出来るだけ健康的で自然に沿ったものにできるよう日々自分自身でも様々なことを試し、顧客にもその効用を伝えている。
Natural Lounge代表、ストールコンシェルジュ。
3児の父。
天然繊維100%ストールが大好きでほぼ一年中巻いている。
趣味が仕事で、休みより仕事をしているほうが楽しく落ち着くという仕事大好き人間。
情熱がある分野はビジネスや健康、教育関連。
好きなことは読書、Mr.Childrenの音楽鑑賞、家族サービス、旅行。
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