- 2018/09/16
- writer: 山崎拓
日本における天然素材ストールの聖地?
昨日、一昨日のMotoのメルマガは読んでいただけましたか?
標高4500m越えの広大な大自然、そこに生きる生産者とカシミヤ山羊。
もうスケールの大きさが違います!
まだ見てないよ!
という方はぜひご覧になってくださいね。
そして、僕の方と言えば、今は敬老の日直前ということもあり、おかげさまで連日バタバタしています。
そんな中、ある常連さんからお手紙が届きました。
今回も可愛いポストカードが一緒に同封されています。
このメルマガでも何度かご紹介させてもらっていますが、このポストカードは手作りのハンコで作られたもの。
(この常連さんはハンコ屋さんなんです)
季節毎にデザインが違っていて、見た目もとても可愛らしい。
僕らも毎回お店の入り口に飾らせてもらっていますが、お店の雰囲気にもとてもマッチします。
(Y.Sさんいつも本当にありがとうございます!)
先月に続いて、今月もまた素敵なデザイン。
そんなポストカードに癒されながら、お手紙に目を通します。
2枚の縦長の便箋にびっしりメッセージが書かれています。
これだけでも十分に嬉しいのですが、中にはストールのことやお店のこと、現地まで毎回足を運んでいることや、天然繊維100%にこだわり続けていることに関してとても高く評価していただいていることが綴られていました。
そして、最後にはお店のことを「日本における天然素材ストールの聖地」なんて褒め言葉までいただいて・・・
(先日Motoがインドラダック・レーを訪れましたが、こっちは本当に世界におけるカシミヤの聖地です 笑)
本当にありがたいですし、こういうメッセージをいただけると、本当にお店をやっていて良かったなーと思います。
一方で、こんなにも高く評価していただいている以上、お客さんを裏切るようなことは絶対にあってはならないし、より良い商品・サービス・コンテンツをご提供できるようもっともっと精進しなければ!と思わされます。
その中で、特に個人的に響いたメッセージがあります。
それはお手紙に綴られていた
「ミッション」
というキーワード。
聞きなれない方もいらっしゃるかもしれませんが、日本語に直すと「使命」「果たすべき役割」というものです。
お手紙の中には、ナチュラルラウンジのミッションを高く評価していただいていること、ご自身もお店をやられていてこのミッションを打ち出して日々活動されていることについて書かれていました。
具体的にはお話できませんが、Sさんはご自身の仕事に関して本当に素晴らしいミッションを掲げていらっしゃいました。
なんのために生きてんの?
人は誰でもこの世に生まれた意味があって、成すべき役割がある、という考え方に則っているものですが、僕もこういうことを考えるようになったのは26歳の頃。
それまでミッションなんて言葉さえ聞いたことがなく、もちろん、自分が生きる意味や自分が与えられた使命なんてものを考えることもほとんどありませんでした。
当時、自分の生活で葛藤を抱えている時期ということも重なり、本当の意味で初めて自分と向き合う時間が増えてきました。
そんな中、名著「7つの習慣」に出会い、感銘を受け。ミッションという言葉を初めて知りました。
そして、いろいろな本を読んだり、人の話を聞いたりしているうちにミッションというものがいかに大事なことだということに少しずつ気づき始めました。
ミッションについて書かれた書籍は数多くありますが、僕が個人的に好きなのは元スターバックスの社長である岩田松雄さんの本である「Mission」。
Y.Sさんもこの本を読んでくださったようなのですが、僕自身仕事への取り組み方も変わりましたし、自分自身や会社のミッションを考えるきっかけにもなりました。
性別、年齢、業種、役職関係なく多くの人にお勧めできますし、何より読んでいてとても胸が熱くなる本なんです!
(今だに何度も読み返す本の一つ^^)
そして、岩田さん本人の講演会などにも行ったりして、ミッションを明確にすることの大切さを学んできました。
岩田さん曰く、企業が業績を上げ続けるには、売上目標や5ヶ年計画なんかより、もっと大事なものがあると。会社の風土や方向性、価値観や働き方を決める要の役割をしてくれる、それがミッションであるということを教えていただきました。
まだ当時は社会人になって数年だったので全てを理解することはできていませんでしたが、少なくとも売上目標よりもミッションが大事だということは理解できました。
自分たちの存在意義は?
確かに、売上目標なんてやろうと思えば3分で決めることができます。
でも3分で決めた目標に意味なんてほとんどありませんし、それに向かって頑張り続けることもできない 汗
それに、売上目標ばかりを追い続けると、何が何でも売上を達成しようとして、品質を犠牲にしたり、いきすぎた効率化に走ってしまったり、従業員を犠牲にしたり、と必ずどこかにしわ寄せが行きます。
なので、ナチュラルラウンジでも売上目標というのはあるにはあるのですが、非常に優先度は低いです^^;
(個人的には売上予測で考えるようにしています)
世の中はどんどん変化していますし、今うまく行っていることが来年通用するかどうかなんてわからないし、むしろ通用しないことの方が多いです。
環境の変化に応じて、戦略や戦術はどんどん変えていくべきだと思っています。
でも、自分たちの存在理由はそう簡単に変わるものじゃありません。
何のために事業をやっているのか?という明確な使命感があれば、皆が同じ方向を向くことができ、日々の仕事に向かう高いモチベーションが得られます。
そして、たとえ甘い話があっても他のことには手を出すこともなく、ブレずに進み続けることができます。
もともと、お店を始める前からこうした考え方を学ばせていただいていたので、おかげさまでナチュラルラウンジも今の所ブレずに進んでこれていると思います 笑
そして、このことは個人にとっても全く同じことが言えると思います。
会社の売上目標は個人の収入目標になるかもしれません。
会社の5ヶ年計画も個人の5ヶ年計画と同じです。
でも、これらも会社と同じく、個人的にはあまり意味のないことだと思いますし、逆に害になることも少なくありません。
収入目標を達成したとしてももっと欲しくなるのが人間です。今までの生活水準には満足できなくなり、もっと、もっと、と欲が出てきます。そして、それは放っておけば際限なく大きくなり、、、、最終的には健康や家族、友人など本当に大切なものを犠牲にしてしまう恐れがあります。
5ヶ年計画だって同じ。企業と同じく、個人も常に変化に対応していかなければなりません。
でも、自分は何のために生きるのか?というミッションは生涯自分の指針となり、生きる意味を自分自身に与えてくれます。
一方で、ミッションを打ち出すというのは本当に大変です。
会社の存在理由はなんなのか?
自分たちは何のために仕事をしているのか?
自分は何のために生きているのか?
こういった抽象的なことは考えるだけで頭が痛くなります 苦笑
でも、考える価値のある問いだと思いますし、全ての人が考えるべきだとも思います。
最後に、書籍「MISSON」から岩田さんのメッセージを抜粋してお届けします。
「MISSON」著:岩田松雄 より抜粋
ーーーーーーーーー
世界を変えてきた人は何かに「突き動かされるように」生きています。
単なる自己の満足のためではなく、ミッションを持って闘っている。
その使命感こそが、人々の期待を大きく超え、感動を呼び、社会を好転させる源泉になると私は信じます。
日本企業は窮地に追いやられていて、働き手たちは望む目的を叶えられないことが多い。
だから「何のために」ではなく「どうやって働くか」という働き方やスタイルを重視する人たちが増えてきました。
しかし、私は今こそ踏ん張りどころだと思うのです。
自らの働き方ばかりにスポットを当てている限り、人々を感動させることはできない。
重視すべきは「働くスタイル」ではなく、「いかに人々を喜ばせるか」だと私は信じます。
ミッションを掲げ、社会を変える一翼を担うことだと信じます。
ーーーーーーーーーー
今日の話があなた自身のミッションを考えるきっかけになれば嬉しいです。
PS.
ちなみにナチュラルラウンジのミッションは
「人々が何歳になっても自分らしく自然な生き方ができるよう、顧客と自らの成長に貢献する」
です。
PPS.
岩田さんの本、「MISSON」も本当にオススメなので、興味のある方はぜひ取り寄せてみてくださいね!
(これとハワード・シュルツの「スターバックス成功物語」をセットで読むと僕と同じようにスタバファンになっちゃうと思います 笑)
コメント
「日本における天然素材ストールの聖地?」への2件のフィードバック
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Profile
山崎拓
1982年長野県生まれ。安曇野市在住。
Natural Lounge代表、ストールコンシェルジュ。
3児の父。
天然繊維100%ストールが大好きでほぼ一年中巻いている。
趣味が仕事で、休みより仕事をしているほうが楽しく落ち着くという仕事大好き人間。
情熱がある分野はビジネスや健康、教育関連。
好きなことは読書、Mr.Childrenの音楽鑑賞、家族サービス、旅行。
肌に直接身につけるものはもちろん、食べ物や生活スタイル全般を出来るだけ健康的で自然に沿ったものにできるよう日々自分自身でも様々なことを試し、顧客にもその効用を伝えている。
Natural Lounge代表、ストールコンシェルジュ。
3児の父。
天然繊維100%ストールが大好きでほぼ一年中巻いている。
趣味が仕事で、休みより仕事をしているほうが楽しく落ち着くという仕事大好き人間。
情熱がある分野はビジネスや健康、教育関連。
好きなことは読書、Mr.Childrenの音楽鑑賞、家族サービス、旅行。
肌に直接身につけるものはもちろん、食べ物や生活スタイル全般を出来るだけ健康的で自然に沿ったものにできるよう日々自分自身でも様々なことを試し、顧客にもその効用を伝えている。
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10年以上前の記事
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こちらこそ、いつも飾っていただいてありがとうございます。
私の場合、店舗はありませんし、
まだまだ、趣味に生えた毛が伸びてきた(?)程度(笑)で
Natural Loungeさんには及びもつかないのですが。
Natural Loungeさんのストールを纏うと、「安心」します。
齢をとって素で勝負するのが難しい私のお守りみたいなものです。
それどころか、齢をとるのも悪くないな(にやり)、と思えて嬉しい。
おしゃれは楽しいですね。
いくつになってもブレずに自分らしく、でも柔軟に。…難しいですが。
「スターバックス成功物語」読んでみますね!
S
Sさん
コメントありがとうございます!
いやいや、本当に素晴らしいミッションだと思います。
お手紙を拝見して、きっとSさんはきっと多くのお客さんにインスピレーションを与えていらっしゃるんだろうなーと感じました。
そうですよね!おしゃれを楽しんでいると歳をとるのも悪くないな、って思います。
年輪を重ねると雰囲気出ますしね 笑
「スターバックス成功物語」もぜひ読んでみてください!
ハワード・シュルツかっこいいです!
いつもありがとうございます。
山崎