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インドの兄のような存在との再会




おはようございます。
Natural LoungeのMotoです。



今朝も先日まで行っていたインド買付の話をさせてください。



今回のインド買付では、コロナ前まで毎年お世話になっていた生産者を訪ねました。
デリーから車で3時間ほどの街に住む、僕にとって特別な存在です。



彼との出会いは10年ほど前、デリーで開催された展示会でした。
当時の僕らはまだ駆け出しで、仕入れの規模も小さく、どこの生産者に行っても門前払いされる日々。
少し自信をなくしかけていた頃でした。



そんな時に展示会で惹かれたのが彼のブース。
ナチュラルで洗練されたストールは、僕らのお店にぴったりで一目惚れでした。
ただ仕入れられる数を話すと「残念だけどそれだと無理だね」と断られてしまったんです。



諦めてホテルに戻ったものの、頭から離れない。
「もっと交渉できたんじゃないか」と後悔して、翌日朝イチでもう一度展示会に向かいました。



人が少ない時間に再び話しかけ、僕は正直に「まだ小さいけれど、必ずあなたのストールを扱いたい」と伝えました。
すると彼は「最初はみんな同じだから」と言って、通常よりも少ない枚数でオーダーを受けてくれたんです。



あの出来事は、僕にとってインドで買付をする大きな転機でした。
後に彼は「あんな必死な顔のバイヤーは他にいなかった」と笑って話してくれましたが、その出会いがあったからこそ、今の僕らがあるのだと思います。



あんな必死な顔って・・・笑
ただ当時、同じ時期に知り合った日本人仲間にも「その頃のMotoは目のクマがすごかった」と今でも言われます。
超絶必死で、あとがないと焦っていた時期でしたからね。笑



それ以来、彼はインドの兄のような存在になり、インドのストール事情や彼が主に取引をしているフランスのマーケットの話を教えてくれました。



そんな存在があったからこそ、僕はインドのストールの品質や価格の基準を、自分の中にしっかりと築くことができたのだと思います。



そして今回、実に5年ぶりに彼のオフィスを訪ねました。
コロナで会えない時間が長く続いていましたが、変わらず温かく迎えてくれた彼の笑顔に、なんだか嬉しくなりました。



案内してくれた工房は以前より大きく成長し、新しいオフィスとショールームまで完成していました。






白い壁にナチュラルな木の棚、そこに整然と並ぶストールたち。
天井には、昔インドで使われていた水牛の馬車の屋根が組み込まれていて、彼のセンスが感じられる空間でした。






「ここに家族以外を入れるのはMotoが初めてだよ」と言われた時は、なんだか特別な感じがして嬉しかったですよね。














今回も色々な話をしながら、新しい商品についての打ち合わせをすることができました。
こうして信頼できる生産者がいてくれることは、僕にとって本当にありがたいことです。



これからも彼との関係を大切にしながら、僕らの成長も見てもらいたいですし、彼の素敵なストールを日本でも紹介していきたいと思います。



それでは今日も1日頑張りましょう!



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Profile
Moto
Moto
1983年長野県生まれ。木曽在住。
Natural Lounge副代表、バイヤー。
気がつけばストールの奥深さに魅了され、世界中のストールを探している。
様々な国のストールを扱う中で、誰が、どんな場所で、どのように作っているのか、
現地訪問し生産者と直接対話して買付をするのがモットー。
特にインド人、イタリア人との相性は抜群。

趣味は地元である木曽で、キノコ採りや山菜採り、渓流釣りをして四季を満喫すること。
20代、30代と海外の様々な場所を訪れた経験から、今は地元に魅力を感じ地域の活動にも力を入れている。
あなたがつい”クスッ”と笑ってリラックスできるようなブログをお届けしたいと思っています。


2025.08.26

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