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カシミールのもう一つの刺繍

おはようございます。
Natural LoungeのMotoです。



今朝は前回のメルマガでお伝えしたように
カシミールの伝統技術、アーリ刺繍をお伝えしたいと思います。




以前買付中にハージさんのニードル刺繍をお伝えしたのを覚えていますか?
そのニードル刺繍はカシミールに伝わる最高難度の手刺繍だという話はその際に説明させてもらいました。













何度見ても本当に素晴らしいですよね!!
そして、一昨日山崎がメルマガでご紹介していたこちらのストール。
この刺繍もニードル刺繍です。








はー。惚れ惚れしますね。
このショールについてはまた折を見て書かせてもらいたいと思いますが
このどちらも世界的に高く評価されているカシミールの伝統技術、ニードル刺繍です。




そして、カシミールにはもう一つ有名な刺繍があります。
それがアーリ刺繍です。




ニードル刺繍に負けないほどアーリ刺繍も現地ではよく目にしますし
Natural Loungeもこれまでに何枚もお客さんにご紹介させてもらっています。




こちらも先日山崎がメルマガでご紹介していましたが、
今回新たに入荷したアーリ刺繍ストールになります。



















買い付けた自分が言うのもなんですが全部・・・・いいですよねー♪




そしてすでにお嫁に行ってしまったこちらも









お嫁から戻ってきて欲しいくらいです。笑
なかなかこういうレベルは見つけられないんですよね。
世界中どこへ身につけていってもらっても恥ずかしくありません。




あーこれがアーリ刺繍ね!と思って頂ければ嬉しいですが、
今日はどのようにこの刺繍が施されているのか、
前回職人を訪ねた際の写真をご紹介したいと思います。




それではいきますね。
アーリ刺繍の巻きスタートです。









このかぎ針と毛糸玉のようになった糸からアーリ刺繍は施されます。
糸の太さは刺繍を施す商品やデザインによって異なり、
ストール以外にもカーテンや服、クッションカバーなどに使われます。




ちなみにこのかぎ針のことを現地ではアーリと呼ぶので
アーリ刺繍というんです。




実際に職人を訪ねて手仕事を見せてもらいましたが
作業風景はニードル刺繍と変わりません。
ただ、ニードル刺繍に比べると比較的難易度が低いため職人は多くいます。
(もちろん素人にはできるようなレベルではありません)









そして実際にどのように刺繍をしているかというと、
まずはかぎ針の先端を見てください。








先端に糸が引っかかるようになっているのが見えると思います。
ここに糸を引っ掛けながら刺繍をしていくんですね。




実際に刺繍をしている様子を表から見てみると








下書きが施されたラインに右手でこのかぎ針を刺します。
写真はブルーの糸でお花の茎を刺繍しているところです。
見えませんが、先ほどの先端の部分に糸が引っかかった状態になっています。




そしてこの時、見えない生地の裏側では左手で糸をかぎ針に
引っ掛ける作業が行われています。









チェーンスティッチと同じ要領だと思って頂ければ結構ですが
生地の上から見ているとただ刺しているだけのように見えても
裏では巧みな手の動きがあります。




そして驚くのは生地を何かに固定せずに刺繍を施していくこと。
通常枠などで刺繍する部分の生地を張って、
刺繍しやすくしたり、生地に捻りができないようにしますが
ニードル刺繍と同じく、枠など使用せずに手で巧みに布を動かしながら
職人達は丁寧に刺繍を施していきます。




そして、よくカシミールでは男性が刺繍をしていると言われていますが
実際に現地へ行くと女性の職人さんも多くいるんですよね。









写真に残せませんでしたが、実は僕も挑戦させてもらったんです。
ただ、ものの見事にかぎ針に糸を引っ掛けるところから何もできまんでした。笑




自分ができていないので、説明もわかりづらかったかもしれませんが 苦笑
なんとなくイメージしてもらえたでしょうか?




黙々とアーリ刺繍を施す職人さん達、本当に格好いいんですよ。








時間がかかる細かい刺繍は数ヶ月完成にかかるものもあります。
ニードル、そしてアーリ共にそれぞれの良さがあり
どちらも古くから愛されてきたカシミールの伝統技術です。




ぜひ、この2つの刺繍を頭の片隅に覚えておいて頂ければと思います。







それでは今日も一日頑張りましょう!!



コメント

カシミールのもう一つの刺繍」への2件のフィードバック

  1. Avatar匿名

    アーリ刺繍(*´ω`*) とても素敵で自分でもやってみたくて、細いかぎ針を使って真似をしたことがあります。その時につくづく思ったのは「布を張る枠(台)が必要!」でした。それをカシミールの職人さんは枠なしで刺してしまうんですね!驚きです。あと、画像を見ると針も日本のかぎ針とはちょっと違うようです。うーん、やっぱり私は普通のチェーンステッチでいいかなぁ(笑)
    全面に刺繍が入ったものは私の力では買えないので、刺繍部分は少なくてももう少し買い求めやすい価格のものがあるといいなぁと思います(^o^; ema*

    返信
    1. MotoMoto 投稿作成者

      emaさん
      コメントありがとうございます!
      そうなんですよね。あの細かい刺繍を彼らは手でうまく動かしながら刺繍をしていくんです。
      なのに綺麗に刺繍をしてしまうので、見ていても本当に驚かされます。
      生産者の方に話を聞くとみんな子供の頃からずっと仕事としてやっていてやはり経験が違いますね。
      僕もたくさんの方にアーリ刺繍を手にして欲しいので、
      様々なタイプのストールを仕入れられるようにしていきたいと思います。
      いつも本当にありがとうございます!
      Moto

      返信

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Profile
Moto
Moto
1983年長野県生まれ。木曽在住。
Natural Lounge副代表、バイヤー。
気がつけばストールの奥深さに魅了され、世界中のストールを探している。
様々な国のストールを扱う中で、誰が、どんな場所で、どのように作っているのか、
現地訪問し生産者と直接対話して買付をするのがモットー。
特にインド人、イタリア人との相性は抜群。

趣味は地元である木曽で、キノコ採りや山菜採り、渓流釣りをして四季を満喫すること。
20代、30代と海外の様々な場所を訪れた経験から、今は地元に魅力を感じ地域の活動にも力を入れている。
あなたがつい”クスッ”と笑ってリラックスできるようなブログをお届けしたいと思っています。


2018.07.31

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