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彼らを見つけた瞬間涙が出そうになりました・・・もちろん嬉涙です!

ジュレー
Natural LoungeのMotoです。



良いところで終わった前回のブログの続きを今日はお届けしたいと思います!
そこで終わるんかい!!
とあなたも前回思ったかもしれませんが、今回のラダック滞在は濃すぎて僕自身あの体験をどのようにあなたにお伝えしたら良いのかわかってないんですよね。笑



撮影した1000枚近い写真も、ようやく自分の中で整理ができたので今日は貴重な写真、そして動画と共に僕が現地で見てきたそのままをお届けできたらと思います。



そしてブログでは今も現地でのレポートをお届けしていますが、僕は一足先に先週日本に戻ってきました。
前回の6月買付も同じ日数インドへ行っていましたが、今回体感としてはその2倍くらいは長く感じましたね。笑
(味噌汁が最高にうまいです。涙)


飛行機が"インド事情"で飛ばずにデリーに戻るフライトが2日間も延期になったりと、あなたに聞いていただきたいとこは山ほどありますが、まずはカシミヤ生産者訪問の様子を先にお届けしたいと思います。笑



しかも山羊を探すために夢中になりすぎて軽い頭痛ももれなくセットで付いてきました。
標高5000m恐るべし。笑
現地は雪も舞うほどの天候。



どんだけの場所に暮らしているのよ!
もう何度この言葉を今回口にしたかわかりませんが、そんな様子も是非ご覧いただければと思います。笑



それでは一緒にラダックの秘境にいる彼らを追い求めていきましょう♪



<前回の続きです・・・>






ようやく出会えたカシミヤ山羊生産者。
ただ、実際に山羊が一緒にいるかわからないまま彼らが暮らす場所にたどり着きました。
テントが張ってあり、夜間外敵から守るための囲いもある。



まさにこれまで出会ってきた山羊生産者と同じ生活様式。
このテントを見つけた瞬間期待が膨らみました。
それでも、今回ここまで1件も生産者に会えなかった理由は、これまで出会った地元の人たちからの話で少しずつ分かってきました。



それは今年の夏の暑さ。
5月にはデリーで49.9度という記録的な気温を記録した今年のインド。
ここラダックも例外ではなく、現地は例年以上に暑い夏となったそうです。



そのためいつもであれば低地に降りてくる季節でも、彼らは標高の高い場所にとどまっているそうなんです。
その理由はただ一つ。
最高品質のカシミヤ原毛を育てるため。






今回僕が訪問している場所ですら標高4500mほどですが、彼らはさらに生産に適した場所を求めて高地を移動しているとのことでした。
ただそこは車で行けるような場所ではありません。
僕らが行くとすればローカルのガイドや馬を手配して、1週間かけて山を移動しなければいけません。
しかも誰も彼らがいる場所を知らない。






道がない場所へもどんどん最適な環境を求めて進んでいく彼らのスタイルは、とても僕らの常識では想像もつきません。



この話を何人もの地元の人に聞いて、正直僕は今回山羊を見ることができないのではと思ったんです。
これはヤバイぞ・・・と。
日本から10日以上かけてようやくたどり着いたこの場所。
なのに何も収穫がないなんて!



4回目の訪問もいよいよ雲行きが怪しくなってきました。
それでもこのまま帰るわけにはいかない。
まさに最後のチャンスにかけます。



そして現地のチベット語がわからない僕はガイドのドゥルジェさんに生産者とのコミュニケーションを託します。
テント近くにいた生産者家族に山羊がいるかたずねることにしました。
まさに緊張の瞬間。



すると待ちに待った答えが返ってきました。



山羊はいるよ!
でも・・・



でも・・・ってすごい気になりますよね。苦笑
そのでもの理由をすかさず聞き返すと、現地の人たちが言っていたように気候が原因で今多くの山羊は高地へ行っているという話でした。
そのためここにいる山羊は子供やミルクを絞るようの限られた山羊たち。
その山羊もまた高地へ行くそうですが、今は山羊がたくさんいないということを彼らは言っていたんですね。



それでも一頭も会えないよりは断然良い!
少ない山羊でも会えることがわかりひとまずホッとしました。
ただ、あたりを見渡しても山羊は一頭もいません。
その理由を聞くと生産者家族は山の方を指差して、日中はあの山へ草を探して移動しているということでした。
戻ってくるのは日が暮れる頃。







日が暮れるまでまだまだ時間はある。
あそこまで行ける??
一瞬どうしようか考えましたが、少しでも早く会いたい思いが先立ち山羊を探しに山へ向かうことにしました。







この先に彼らがいる。
そう思ったら標高が4500mだということも忘れてどんどん歩いていました。
遠く小さくなっていく生産者のテント。
ガイドのドゥルジェさんを頼りに、道無き道を進みます。



そして念願の瞬間は突然訪れました。
風と小川の音しかなかった場所に、口笛が聞こえてきたんです。
それは過去にも聞いたことのある音。
生産者が山羊に合図を出す時に出す口笛です。



高まる気持ちを抑えて辺りを見渡します。
するとすごい場所に彼はいました。
その時に撮影した写真がこちらです。







高い崖の上を動く小さな影。
そうです、あれはまさに探していたカシミヤ山羊!
ようやく彼らを見つけました。



そして口笛が鳴る方を探すと生産者も発見です。
もうどんなところにいるのよ・・・
こちらは肩で息をしながらゆっくり歩いているのに、高い崖を山羊とともにどんどん登っていく生産者。



上を見上げながら彼らの姿を見て、ようやく会えた感動で涙が出そうになりました。笑







写真ではなかなか伝わらないかもしれませんが、足場の石がゴロゴロ崩れ落ちるような急斜面を彼らは歩いています。
そして僕は彼らを近くで見るために、さらに上を目指します。







少しずつ近づいてくる彼らの姿。
警戒心の強い山羊を驚かさないように距離を置きながら一緒に歩きます。







すると初めは僕から離れていた山羊たちも近づいてくるようになりました。
この大自然の中で限られた草を探して歩き続ける生産者と山羊たち。
言葉はわからずとも、生産者が山羊を大切に育てているということ、そして山羊たちがストレスなく生きていることが伝わってきます。







そして歩き始めてから2時間半。
まだまだ奥地へ向かうという彼らについていくことができず、僕は生産者家族がいたテントへ戻ることにしました。 気がついたら若干頭痛を感じていましたけどね。笑



8月の終わりだというのに雪が舞う、日本では信じられないような場所。
次の日も訪問させてもらう約束をして、一番近くの村の宿に宿泊することにしました。
その様子は次回のブログでお伝えしますね♪







そして、今日の最後は貴重な生産者とカシミヤ山羊の映像です。
生産者が声と口笛で山羊の群れを右へ左へと動かしていきます。
彼らの姿を是非ご覧ください♪







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Profile
Moto
Moto
1983年長野県生まれ。木曽在住。
Natural Lounge副代表、バイヤー。
気がつけばストールの奥深さに魅了され、世界中のストールを探している。
様々な国のストールを扱う中で、誰が、どんな場所で、どのように作っているのか、
現地訪問し生産者と直接対話して買付をするのがモットー。
特にインド人、イタリア人との相性は抜群。

趣味は地元である木曽で、キノコ採りや山菜採り、渓流釣りをして四季を満喫すること。
20代、30代と海外の様々な場所を訪れた経験から、今は地元に魅力を感じ地域の活動にも力を入れている。
あなたがつい”クスッ”と笑ってリラックスできるようなブログをお届けしたいと思っています。


2024.09.03

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