- 2025/08/17
- writer: 山崎拓
トルコ。実は起業に深く関わりのある国です。
昨日のメルマガでネコいぬワイドショーの放送についてのお話をさせていただきました。

出典:BS朝日「ネコいぬワイドショー」25.8.3放送より転載
今回放送を見させていただいたのは衣装協力のストールを見るのが目的でしたが、番組を見ているうちに今回のロケ地であるトルコの思い出がとても懐かしく蘇ってきました。
というのも、トルコはナチュラルラウンジの起業にもものすごく影響している国の一つですし、個人的にも思い出深い国なんです。
起業前、インドで初めてインドストールを見て惚れ込んでから数年間、ストールをはじめその国で扱われている商品を色々と見て回るという旅をしていた時期があります。
というのも、この時期は「起業したい!」という気持ちこそありましたが、何で起業するか?ということはまだ具体的になっていなかったんです。
一番興味を惹かれたのは間違いなくストールだったのですが、当時は旅自体が好きだったので旅行代行業や世界中の小物を扱う雑貨屋、あるいは自分探しの旅をサポートする事業など本当に様々なアイディアを考えては日々妄想をしていた時期でした 笑
今思い返せば最終的にストールにして本当に良かったと思っていますが、自分の中で「ストールのお店で起業したい!」と明確になったのがトルコでの旅だったんです。

当時まだインターネット上の情報がそこまでなかった中、僕のいちばんの相棒は各国の地球の歩き方 笑
地球の歩き方を片手に、現地のさまざまな場所に足を運んでいました。
もちろん、トルコ語はもちろん、英語だって片言程度しか話せませんから、基本情報源は地球の歩き方と現地の人から聞くというもの 笑
「この場所ってどこにあるの?」と道ゆく人やお店の人に地球の歩き方を見てもらいながら色々な場所を訪れていました。
当時はまだ起業アイディアも商品もたくさんの選択肢があったので、ストールに限らずたくさんのお店や露店、バザールや問屋を回っていろいろな商品を見てまわりました。



当時はトルコの雑貨や小物なんかも雰囲気があっていいなーと思っていたんですよね。
特にトルコは色彩が独創的で日本にはない小物がたくさんありました。

ストール以外でもいいな、と思った小物を実際に購入して身につけたり。
今見てもトルコランプや椅子などのインテリア、トルコ絨毯はとても惹きつけられるものがあります。




そして、当時からやっぱりいちばん好きだったのはストールだったので、ストールを少しでも扱っているお店には時間の許す限り立ち寄って一枚一枚のストールをじっくりと見てきました。

さらに、良いと思ったストールはこれもまた自分の予算の許す限り実際にストールを買って、自分でも巻いてみて、質感を確認する、ということを繰り返しました。



1日が終わる頃にはかなりたくさんのストールが溜まっていて、それを宿に持っていき、生地が本当に表示通りか?ということを確認していました。
今は生地を触るだけでこれが天然繊維なのか化学繊維なのか、ということは分かりますが、当時はそこまでの経験がなかったので、本物か偽物か?という判別をするのがとても大変だったんです 汗
(この時点でもしお店をやるなら化学繊維ストールは扱わない!ということはなんとなく決めていました)
現地では繊維の検査はできませんから、どうやって判別していたか?
というと、ズバリ繊維を燃やすこと 笑
繊維を燃やすとそれぞれの繊維特有の匂いと固まり方をするんです。
これは今でも使えるテクニックでシルクかポリエステルか、ウールなのかアクリルなのか、本当にカシミヤなのか?ということがざっくりと判別できます。
このように「パシュミナ」と表示されていて、組成もパシュミナ・シルクと表示されていても・・・

実際に燃やしてみると、化繊!!!
ということは全く珍しくありません。
残念ながらこの時は知識も経験もなかったので8割以上が表示は天然繊維なのに実際は化繊ということがほとんどで、また次の日にたくさんのお店を回ってストールを集めて夜になったら確認するということを繰り返していました。

ちなみにこうした知識もトルコで色々なお店を回ってお店の人に聞いたばかりのノウハウだったんです 笑
今改めて客観的に見ても、もはやこの時点でストール屋をするという本気度があるように思えますけど 笑
こんな感じでたくさんのストールを扱っているお店を巡る中、お店によってはインドのストールも結構置かれていて。



当時、たまたま入ったお店で今僕らが扱っている手仕事のカシミヤストール(刺繍ではなくシンプルな手織りのストール)を見ることができたんです。

この時はまだインドカシミール地方のカシミヤストールがどれほどすごいものなのか?ということは知りませんでしたが、そのお店のオーナーが丁寧にこのインドストールがどれほど素晴らしいか?ということを熱弁してくれたんですよね。
ただ、もちろん、値段が高額だったのでその時は全く手が出ませんでしたが、このストールがすごい!ということだけはわかりました。
当時も本当は参考資料のためこのカシミヤストールを買いたかったのですが、予算的にどうしても厳しかったため、交渉の末、ウール100%のニードル刺繍ストールを販売価格よりもかなり安く譲ってもらいました。
この時は事業ではなく個人で行っていたのでストールは今後起業した時の参考資料件、自分用として購入していたので、今でもこのストールは残っている思い出の品の一つです 笑
そして面白かったのは他のトルコのストールやスカーフ、ショールのお店を回っても最高ランクのストールはインドのカシミール地方で手織で作られたカシミヤストールが展示されていて。
他の国でも感じましたが、やっぱりカシミールストールはすごいんだなーということを実感し、これがインドストールを扱ってお店をやろうと決めた理由の一つになっています。
なので当時トルコの旅をしていなければもしかしたらナチュラルラウンジはストール屋でなかったかもしれません 笑
トルコの旅、今思い返しても本当に懐かしいです。
またいつかトルコにも再訪してあの時お世話になったお店の人たちに会いにいきたいなーと思う今日この頃です。


ナチュラルラウンジのブログではインドネタが多いですが、たまにはこうして違う国の話題を取り上げるものいいですね♪
ということで、ちょっとこの流れで明日はトルコの観光編もお届けしようと思います 笑

出典:BS朝日「ネコいぬワイドショー」25.8.3放送より転載
今回放送を見させていただいたのは衣装協力のストールを見るのが目的でしたが、番組を見ているうちに今回のロケ地であるトルコの思い出がとても懐かしく蘇ってきました。
というのも、トルコはナチュラルラウンジの起業にもものすごく影響している国の一つですし、個人的にも思い出深い国なんです。
起業前、インドで初めてインドストールを見て惚れ込んでから数年間、ストールをはじめその国で扱われている商品を色々と見て回るという旅をしていた時期があります。
というのも、この時期は「起業したい!」という気持ちこそありましたが、何で起業するか?ということはまだ具体的になっていなかったんです。
一番興味を惹かれたのは間違いなくストールだったのですが、当時は旅自体が好きだったので旅行代行業や世界中の小物を扱う雑貨屋、あるいは自分探しの旅をサポートする事業など本当に様々なアイディアを考えては日々妄想をしていた時期でした 笑
今思い返せば最終的にストールにして本当に良かったと思っていますが、自分の中で「ストールのお店で起業したい!」と明確になったのがトルコでの旅だったんです。

当時まだインターネット上の情報がそこまでなかった中、僕のいちばんの相棒は各国の地球の歩き方 笑

地球の歩き方を片手に、現地のさまざまな場所に足を運んでいました。
もちろん、トルコ語はもちろん、英語だって片言程度しか話せませんから、基本情報源は地球の歩き方と現地の人から聞くというもの 笑
「この場所ってどこにあるの?」と道ゆく人やお店の人に地球の歩き方を見てもらいながら色々な場所を訪れていました。

当時はまだ起業アイディアも商品もたくさんの選択肢があったので、ストールに限らずたくさんのお店や露店、バザールや問屋を回っていろいろな商品を見てまわりました。



当時はトルコの雑貨や小物なんかも雰囲気があっていいなーと思っていたんですよね。

特にトルコは色彩が独創的で日本にはない小物がたくさんありました。

ストール以外でもいいな、と思った小物を実際に購入して身につけたり。

今見てもトルコランプや椅子などのインテリア、トルコ絨毯はとても惹きつけられるものがあります。




そして、当時からやっぱりいちばん好きだったのはストールだったので、ストールを少しでも扱っているお店には時間の許す限り立ち寄って一枚一枚のストールをじっくりと見てきました。

さらに、良いと思ったストールはこれもまた自分の予算の許す限り実際にストールを買って、自分でも巻いてみて、質感を確認する、ということを繰り返しました。



1日が終わる頃にはかなりたくさんのストールが溜まっていて、それを宿に持っていき、生地が本当に表示通りか?ということを確認していました。

今は生地を触るだけでこれが天然繊維なのか化学繊維なのか、ということは分かりますが、当時はそこまでの経験がなかったので、本物か偽物か?という判別をするのがとても大変だったんです 汗
(この時点でもしお店をやるなら化学繊維ストールは扱わない!ということはなんとなく決めていました)
現地では繊維の検査はできませんから、どうやって判別していたか?
というと、ズバリ繊維を燃やすこと 笑

繊維を燃やすとそれぞれの繊維特有の匂いと固まり方をするんです。
これは今でも使えるテクニックでシルクかポリエステルか、ウールなのかアクリルなのか、本当にカシミヤなのか?ということがざっくりと判別できます。
このように「パシュミナ」と表示されていて、組成もパシュミナ・シルクと表示されていても・・・

実際に燃やしてみると、化繊!!!
ということは全く珍しくありません。
残念ながらこの時は知識も経験もなかったので8割以上が表示は天然繊維なのに実際は化繊ということがほとんどで、また次の日にたくさんのお店を回ってストールを集めて夜になったら確認するということを繰り返していました。

ちなみにこうした知識もトルコで色々なお店を回ってお店の人に聞いたばかりのノウハウだったんです 笑
今改めて客観的に見ても、もはやこの時点でストール屋をするという本気度があるように思えますけど 笑
こんな感じでたくさんのストールを扱っているお店を巡る中、お店によってはインドのストールも結構置かれていて。



当時、たまたま入ったお店で今僕らが扱っている手仕事のカシミヤストール(刺繍ではなくシンプルな手織りのストール)を見ることができたんです。

この時はまだインドカシミール地方のカシミヤストールがどれほどすごいものなのか?ということは知りませんでしたが、そのお店のオーナーが丁寧にこのインドストールがどれほど素晴らしいか?ということを熱弁してくれたんですよね。
ただ、もちろん、値段が高額だったのでその時は全く手が出ませんでしたが、このストールがすごい!ということだけはわかりました。
当時も本当は参考資料のためこのカシミヤストールを買いたかったのですが、予算的にどうしても厳しかったため、交渉の末、ウール100%のニードル刺繍ストールを販売価格よりもかなり安く譲ってもらいました。
この時は事業ではなく個人で行っていたのでストールは今後起業した時の参考資料件、自分用として購入していたので、今でもこのストールは残っている思い出の品の一つです 笑
そして面白かったのは他のトルコのストールやスカーフ、ショールのお店を回っても最高ランクのストールはインドのカシミール地方で手織で作られたカシミヤストールが展示されていて。
他の国でも感じましたが、やっぱりカシミールストールはすごいんだなーということを実感し、これがインドストールを扱ってお店をやろうと決めた理由の一つになっています。
なので当時トルコの旅をしていなければもしかしたらナチュラルラウンジはストール屋でなかったかもしれません 笑
トルコの旅、今思い返しても本当に懐かしいです。
またいつかトルコにも再訪してあの時お世話になったお店の人たちに会いにいきたいなーと思う今日この頃です。


ナチュラルラウンジのブログではインドネタが多いですが、たまにはこうして違う国の話題を取り上げるものいいですね♪
ということで、ちょっとこの流れで明日はトルコの観光編もお届けしようと思います 笑
コメント
Profile

山崎拓
1982年長野県生まれ。安曇野市在住。
Natural Lounge代表、ストールコンシェルジュ。
3児の父。
天然繊維100%ストールが大好きでほぼ一年中巻いている。
趣味が仕事で、休みより仕事をしているほうが楽しく落ち着くという仕事大好き人間。
情熱がある分野はビジネスや健康、教育関連。
好きなことは読書、Mr.Childrenの音楽鑑賞、家族サービス、旅行。
肌に直接身につけるものはもちろん、食べ物や生活スタイル全般を出来るだけ健康的で自然に沿ったものにできるよう日々自分自身でも様々なことを試し、顧客にもその効用を伝えている。
Natural Lounge代表、ストールコンシェルジュ。
3児の父。
天然繊維100%ストールが大好きでほぼ一年中巻いている。
趣味が仕事で、休みより仕事をしているほうが楽しく落ち着くという仕事大好き人間。
情熱がある分野はビジネスや健康、教育関連。
好きなことは読書、Mr.Childrenの音楽鑑賞、家族サービス、旅行。
肌に直接身につけるものはもちろん、食べ物や生活スタイル全般を出来るだけ健康的で自然に沿ったものにできるよう日々自分自身でも様々なことを試し、顧客にもその効用を伝えている。
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