- 2019/10/22
- writer: Moto
ずっと眺めていられます・・・
今月に入ってからというもの、僕の大切なコレクションがどんどん手元を離れていっています。
それは何かと言うと世界的にも希少なカシミヤ手織り手刺繍のストール達です。
離れていくって販売しているんだから仕方ないだろ!!
と言われてしまえばそれまでですが、正直売れなくても!と思ってインドで集めているので手元から離れていくと実際寂しいところがあります。
ただそれと同じくらいこのストールたちを素晴らしいと思って選んで頂けた事も嬉しいんですけどね。笑
ちなみに最近はお陰様で、
このストールたちが旅立って行ってしまいました。
(それぞれのストールがお客さんの元で活躍してくれていれば嬉しいです!)
しかし写真で振り返っても素晴らしいストール達です。
今朝のメルマガを書くにあたって何度見たかわかりません。笑
カシミア手織り手刺繍ストールの歴史は古く、昔から今尚変わらずに世界から高く評価されています。
なので僕がとやかく言わなくても何百年も前から価値のあるものとして存在しているんですよね。
先日行ったミラノの展示会でもイタリア人生産者とインド・カシミール刺繍の素晴らしさについて話しましたし、インドで買付をしていても世界中のバイヤーが品質の高い1枚を常に探しています。
そしてこの手織り手刺繍カシミアストールは簡単に手に入らないし、ブランドでも取り扱ってはいません。
その理由は、一つ一つ全て手仕事で織られ刺繍が施されていているため貴重であることと、一点物のストールたちは量産品を扱うブランドにとって取り扱うことが難しいからです。
ただ僕が知っている限りヨーロッパのハイブランドはカシミールの生産者へ発注をかけています。
でもそれは特別なお客様にのみ提供する特別な数枚だけ。
生産者はその1枚を何ヶ月もかけて丁寧に仕上げていきます。
ファストファッションが流行り、今はヨーロッパでも日本でも同じものを買えてしまう時代に、ずーっと昔から変わることなく伝統が受け継がれ、世界から高く評価され続けているのがまさにこのカシミア手織り手刺繍ストールです。
ちょうどカシミアについてメルマガを書こうと思っていましたが、先日またまた素晴らしい1枚が僕の手元を旅立って行ったので今朝はそのストールをご紹介したいと思います。
そのストールがこちらです。
ベースの紫に、流れるように施された全面刺繍。
シルエットと刺繍が美しく際立ちます。
部屋の窓から射す陽の光で手元を照らしながら、職人達はこのひと針ひと針丁寧に刺繍を施して行きます。
工房があるのは郊外にある村が多く、そこは自然豊かな場所。
刺繍のデザインは植物をモチーフに描かれていますが、それは古くから変わらない彼らの故郷からインスピレーションされています。
刺繍はもちろん、ベースのカシミアもヒマラヤ山脈の麓標高5000m以上で育てられた貴重な原毛が使用され、手にとっているだけでポカポカしてきます。
この1枚が僕たちの手元に来るまでどんな景色を見てきたんだろう。
そう想像するだけでも本当に、ずっと眺めていられます。
こちらのストールには刺繍職人のサインもしっかり入っています。
サインは数字だったり、全く読めないものから様々です。
イタズラ?と思うようなサインもありますが、立派なカシミア手刺繍ストールの証です。
(※入っていないものもあります。)
ついつい何度も見てしまうんですよね。
という訳でもう一回。笑
めちゃくちゃ良いですよね!
シルエットも素敵だしベースの紫と刺繍のバランスもすごく良いです。
そして今回このストールは大切な方への贈り物としてお選びいただきました。
(Yさんいつも本当にありがとうございます!)
最近は高い技術をもつ職人も減ってきていて、現地でも緻密な刺繍のストールが貴重になってきています。
色合い、刺繍共に素敵な1枚なので、お相手の方にも気に入って喜んでいただければ嬉しいです♪
コメント
Profile
Moto
1983年長野県生まれ。木曽在住。
Natural Lounge副代表、バイヤー。
気がつけばストールの奥深さに魅了され、世界中のストールを探している。
様々な国のストールを扱う中で、誰が、どんな場所で、どのように作っているのか、
現地訪問し生産者と直接対話して買付をするのがモットー。
特にインド人、イタリア人との相性は抜群。
趣味は地元である木曽で、キノコ採りや山菜採り、渓流釣りをして四季を満喫すること。
20代、30代と海外の様々な場所を訪れた経験から、今は地元に魅力を感じ地域の活動にも力を入れている。
あなたがつい”クスッ”と笑ってリラックスできるようなブログをお届けしたいと思っています。
Natural Lounge副代表、バイヤー。
気がつけばストールの奥深さに魅了され、世界中のストールを探している。
様々な国のストールを扱う中で、誰が、どんな場所で、どのように作っているのか、
現地訪問し生産者と直接対話して買付をするのがモットー。
特にインド人、イタリア人との相性は抜群。
趣味は地元である木曽で、キノコ採りや山菜採り、渓流釣りをして四季を満喫すること。
20代、30代と海外の様々な場所を訪れた経験から、今は地元に魅力を感じ地域の活動にも力を入れている。
あなたがつい”クスッ”と笑ってリラックスできるようなブログをお届けしたいと思っています。
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