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足を引っ張っているのは?

why-are-you-pulling-your-feet





先日のMotoもメルマガでもありましたが、無事Motoが約一ヶ月の買い付けから戻ってきました。


個人的にはやっと帰ってきたかー!!
という感じ 笑



いつもは、
あれ?
もう帰ってきたの?
Motoはいいから早くストール見せてよ。
なんて言っていましたが(半分は冗談ですが)
今回ばかりは話が違いました。



これほどまでMotoに早く帰ってきてほしい!
と思ったことは未だかつてありませんでしたよね 笑



一昨日からお店も二人になりましたから、仕事が進む進む♪



仲間がいることのありがたみを感じています^^



実はここだけの話、予定よりも仕事が遅れてしまっています。
インターネットの通販サイトでも売り切れ商品が目立つようになり、お客さんからも多数の問い合わせをいただいていました。


「Sold out」が多くて残念・・・




すみません!!



完全に僕の責任です。



Motoからもありましたが、実は前回買い付けてきている新商品がバックヤードにはまだまだたくさんあります。ですが、仕事が遅れていてそれらをご紹介できていない状態なんですね・・・。




インターネットに商品を公開するまでにはたくさんのステップを踏んでいるのですが、それらを全て終わらせないとお客さんに見ていただくことはできません。



で、そのうちの一つの作業だけ終われば、もう直ぐに公開できる!という状態の商品が多数あるのですが、その一つの仕事が僕の抱えているものなんです。


それが終わっていないために多くの商品のご紹介が遅れてしまっていました。



でも、Motoが帰ってきてから、僕もその仕事に集中できるようになり、今どんどん新しい商品を公開しているところです。(実はもう新商品をアップしていますのでぜひチェックしてみてくださいね!もちろん、松本のお店にも新しい商品をどんどん展開しています)



そして、今回のような話は実はいろいろな分野で日々起きていることだったりします。



何かの組織やチームでプロジェクトを行っている時、他の部分は順調に進んでいるけれど、ある一つの部分だけが遅れているために全体の成果がそのことに引っ張られて生産性を落としている・・・
というようなことです。



言い換えると、
『どんなに複雑な物事でも、常に、ごく少数の要素に支配されている』
と考えることができます。



そして、その制約を特定し、それを解消することで全体のパフォーマンスを一気に上げることができます。



これは「制約条件の理論」と呼ばれ、特にものづくりの世界で適用されている管理哲学です。


エリヤフ・ゴールドラット博士が提唱した考え方で、日本でも「ザ・ゴール」というビジネス小説が発売されて有名になりました。
(ものづくり関係の仕事をしている方なら知っている人も多いはず!)





例えば、車を生産している工場があるとします。




車のパーツは全て自動化された機械で加工しているので、一定時間でパーツは予定どおり作られていきます。
ボディー、タイヤ、エンジン、ワイパー・・・ありとあらゆるものが順調に出来上がっていきます。


でも、最後にパーツを組み合わせてネジを締めるのはある熟練した職人さんが一人でやっています。(今の日本だったらありえない話ですが^^;)


作業員は一人ですし、手作業なのでどうしても作業に時間がかかってしまいます。
その人の前にはたくさんのカーパーツが山積みの状態。

その職人さんのネジ締めが終わらないと、車は完成しません。


なので、どんなにカーパーツを効率よく機械で自動的に生産しても意味がありません。
ネジを締める、というたった一つの作業に全体の効率が引っ張られてしまっているのです。



今回の僕らの話に置き換えると、ネジを締めているのが僕だったわけですね 笑



つまり全体を制約をしていたのは僕の仕事であり、それを解消すれば全体のパフォーマンスが改善される、ということです。


今回はMotoに僕が抱えている他の仕事をフォローしてもらい、僕はインターネットに商品をアップすることに対して制約となっている仕事に集中して取り組むことで効率を上げることができました。




すごく頑張っているんだけど、なんだか効率が悪い・・・

思うような成果が出ない・・・

チームや組織で物事がなかなか前に進まない・・・


きっとあなたも日々の生活の中でこんな経験をすることがあると思います。



そんなときには今日の話を思い出していただければと思います。
もしかしたら、たった一つの物事が全体の成果を制限しているかもしれません。



その制約を特定し、解消できれば・・・



一気に世界が変わるはずです^^





PS.
制約理論を日本で有名にした「ザ・ゴール」という本。
この本は前職のものづくり時代に読みました。
とても名著ですし、物語風で楽しく読み進める上、仕事はもちろん、地域活動、社会活動など、あらゆる分野に適用できる役立つ考え方を学べるのでオススメです♪



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Profile
山崎拓
山崎拓
1982年長野県生まれ。安曇野市在住。
Natural Lounge代表、ストールコンシェルジュ。
3児の父。
天然繊維100%ストールが大好きでほぼ一年中巻いている。
趣味が仕事で、休みより仕事をしているほうが楽しく落ち着くという仕事大好き人間。
情熱がある分野はビジネスや健康、教育関連。
好きなことは読書、Mr.Childrenの音楽鑑賞、家族サービス、旅行。
肌に直接身につけるものはもちろん、食べ物や生活スタイル全般を出来るだけ健康的で自然に沿ったものにできるよう日々自分自身でも様々なことを試し、顧客にもその効用を伝えている。


2016.12.23

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