- 2020/08/13
- writer: Moto
手刺繍カシミヤストールについてまとめています♪
おはようございます。
Natural LoungeのMotoです。
暑い!
もうその言葉しか出ないくらい暑い日が続いていますね。
11日には群馬県の伊勢崎と桐生市で気温が40度を超えたそうです。
Natural Loungeのお客さんには群馬県のお客さんもたくさんいますが、大丈夫ですか!?
大丈夫じゃないですよね・・・40度超えは暑すぎです。汗
もちろんその他の地域も猛暑日が続いています。
くれぐれも身体に気をつけて、そして水分をしっかりとって暑さ対策してくださいね。
みんなで気をつけて行きましょう!
さて今日のメルマガですが、今朝は一昨日のメルマガ「改めて見てもやっぱり良いです。」でもご紹介したインドカシミール地方で作られている、手刺繍カシミヤストールについて書かせてもらいたいと思います。
実は先日書いた手織りカシミヤストールに続いて、最高級の手刺繍カシミヤストールについても別記事にまとめている最中なんです。
もうずっとこのメルマガを読んで下さっているあなたは、何回か聞いた内容になっているかもしれませんが、改めてたくさんの方にその魅力を知って頂こうと思い、毎日パソコンに向かっています。
本やネットで手刺繍カシミヤストールを調べると、どのように作られているかについて書いているのはありますが、意外とカシミールがどういう場所なのか、そこまで書いているものがないんですよね。
細かく彼らの普段の生活を深掘りして書く訳ではありませんが、実際に現地へ行く僕たちだからこそお伝えできる側面もあるのかなと思い書いています。
服飾は文化ですからね。
それでは今書いている最中の「手刺繍カシミヤストール」を途中までですが、先行で公開したいと思いますのでご覧下さい。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
インド北部カシミール地方には世界的にも評価が高い織物があります。
それは何百年も昔から変わらない技法で作られている手刺繍カシミヤストールです。
古くは大航海時代と呼ばれる16世紀ごろから、ヨーロッパとインドをつなぐ貴重な貿易品として扱われ、その美しさにヨーロッパの人々は魅了されたと言われています。
インドで織られる織物の素材は、コットンやリネン、シルクなど種類は様々でしたが、その中でもっとも価値があるものとして重宝されてきました。
その価値は現代も変わる事なく、むしろ全てが手仕事で行われる工程はとても時間がかかり、その希少性はますます高くなっています。
そんな今もなお世界中から高く評価されている手織りカシミヤストールが、どのような場所で、そしてどのように作られているのか、実際に僕達が現地を訪れた様子と共にご紹介したいと思います。
まず初めに、手織りカシミヤストールを語る上で最も大切なカシミヤ原毛は、こちらもインド北部にあるヒマラヤ山脈の麓、標高4500mの場所にあるラダック地方で生産された最高品質のカシミヤ原毛が使用されています。
(こちらは別の記事でも詳しく書かせて頂いていますので、そちらをご覧ください)
厳しい過酷な環境のなかで、カシミヤ山羊生産者は希少なカシミヤ山羊を大切に育てます。
そして、大切に育てられた山羊は1年をかけてじっくり最高品質の毛を蓄えます。
下の写真は実際に現地で撮影した山羊の写真です。 お腹周りのフンワリとした毛質。
実際に触っても綿あめのような柔らかさと、温かさに驚かされます。
更に実際に織物に使われるカシミヤは、内側に生えている細い内毛だけが使われます。
1頭から採れる内毛は200~400gで、その僅かな量から作ることのできるカシミヤストールは1枚か2枚ととても貴重です。
さっきから貴重、貴重としか言ってないですけどね。笑
他に言葉がない程貴重なものなんです。
まだまだカシミヤ原毛について語りたいことはたくさんありますが、別記事にも書いているので今回は本題であるカシミールで生産される手刺繍カシミヤストールについてお話していきたいと思います。
カシミヤ手刺繍ストールには最高品質のカシミヤ原毛が使われているということは頭の片隅に置きながら読んでください。
手刺繍カシミヤストールがどのように作られているのか、をお話する前に、カシミールがどんな場所なのかあなたに知っていただこうと思います。
まずは首都デリーからカシミールへ向かう飛行機へ搭乗するところから。
え?まずそこからかよって??
カシミールを知る上では大事なことなんです!笑
しかも良く見てください。
飛行機の会社の名前はスパイスジェット。
いかにもインドらしい名前ですよね。笑
と、冗談はさておき、カシミールは古くからシルクロードの要衝の地として栄えた街です。
街の周りは高い山々に囲まれ、移動するだけでも命がけでした。
現在は道も整備されてきましたが、それでもカシミールへ行くためには山道を何時間も走らなくてはならず困難です。
他を寄せ付けない自然の要塞という表現がぴったりの場所かもしれません。
ただその一方で厳しい環境によって何百年も昔から変わらない独自の生活様式が守られてきました。
その一つが織物です。
そして現地へ到着すると、まず目につくのは他のインドの地域とは異なる建物の形です。
インド全土を見ればほとんど雪は降りませんが、ここカシミールの冬は極寒で積雪もありインド唯一のスキー場もカシミールにはあります。
カシミールの家は雪下ろしのために屋根は斜めになっていて、建物の屋根の形は僕達が暮らす長野県のような形になっています。
また自然豊かなカシミールは木材も豊富で、ほとんどの家が木造の建物です。
気温が高いインドでは鉄筋コンクリートで作られる家が多い事を考えても、他の地域とはまた違った文化がここにはあります。
暖かな春から秋にかけては畑を耕し、そして長くて寒い冬は家の中で手仕事をして生計を立てる。
彼らの元々持っている勤勉さや手先の器用さはもちろん、こうした気候もこの地に最高級の手仕事を生み出した理由です。
少し彼らの生活も見てみましょう。
例えば現地での一般的な移動手段はこの乗合バスです。
満員の時は、子供も大人もぎゅうぎゅうになって乗ります。
その光景を見ると慣れるまでは乗るのに躊躇しますが、一度乗ってしまえばあとは大丈夫。
行き先について尋ねると、乗っている乗客みんなが降りるまで親切に案内をしてくれます。
本当に親切な方が多いんですよね。
満員で立っていると、優しいおじいちゃんが自分の膝の上に座るよう言ってくれたこともあります。笑
日本でカシミールと聞くと紛争をしている場所というイメージが強いですが、実際に街を歩くとゆっくりとした時間が流れています。
よく目にするのは子供たちが広場でクリケットをして、学生が公園で談笑している光景です。
また自然豊かなここカシミールはインド人にとって楽園と呼ばれています。
夏場は避暑地としてインド中から観光客が訪れ、観光もまたカシミールの大きな産業の一つとなっています。
そして僕たちがカシミールを訪ねた時に最初に必ず訪れる高台があります。
見て下さい。本当に自然が豊かだというのがわかりますよね?
この地に凄い腕を持った刺繍職人達がいるんだなと毎回心踊らせながらこの景色を眺めます。
<続く>
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
いかがですか?
まだ書いている最中なので修正はしていきますが、こんな感じで現地で実際に撮影した写真を交えながら書いています。
え?長すぎる?
確かに朝のブログに関してはちょっと長くなってしまいました。苦笑
ここまで読んで下さったあなた、本当にありがとうございます!
少しでもたくさんの方にカシミールの手刺繍ストールの魅力を知っていただけるよう引き続きまとめていくので、また完成した時には最後まで読んで頂ければ嬉しいです。
それでは今日も1日頑張りましょう!
Natural LoungeのMotoです。
暑い!
もうその言葉しか出ないくらい暑い日が続いていますね。
11日には群馬県の伊勢崎と桐生市で気温が40度を超えたそうです。
Natural Loungeのお客さんには群馬県のお客さんもたくさんいますが、大丈夫ですか!?
大丈夫じゃないですよね・・・40度超えは暑すぎです。汗
もちろんその他の地域も猛暑日が続いています。
くれぐれも身体に気をつけて、そして水分をしっかりとって暑さ対策してくださいね。
みんなで気をつけて行きましょう!
さて今日のメルマガですが、今朝は一昨日のメルマガ「改めて見てもやっぱり良いです。」でもご紹介したインドカシミール地方で作られている、手刺繍カシミヤストールについて書かせてもらいたいと思います。
実は先日書いた手織りカシミヤストールに続いて、最高級の手刺繍カシミヤストールについても別記事にまとめている最中なんです。
もうずっとこのメルマガを読んで下さっているあなたは、何回か聞いた内容になっているかもしれませんが、改めてたくさんの方にその魅力を知って頂こうと思い、毎日パソコンに向かっています。
本やネットで手刺繍カシミヤストールを調べると、どのように作られているかについて書いているのはありますが、意外とカシミールがどういう場所なのか、そこまで書いているものがないんですよね。
細かく彼らの普段の生活を深掘りして書く訳ではありませんが、実際に現地へ行く僕たちだからこそお伝えできる側面もあるのかなと思い書いています。
服飾は文化ですからね。
それでは今書いている最中の「手刺繍カシミヤストール」を途中までですが、先行で公開したいと思いますのでご覧下さい。
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インド北部カシミール地方には世界的にも評価が高い織物があります。
それは何百年も昔から変わらない技法で作られている手刺繍カシミヤストールです。
古くは大航海時代と呼ばれる16世紀ごろから、ヨーロッパとインドをつなぐ貴重な貿易品として扱われ、その美しさにヨーロッパの人々は魅了されたと言われています。
インドで織られる織物の素材は、コットンやリネン、シルクなど種類は様々でしたが、その中でもっとも価値があるものとして重宝されてきました。
その価値は現代も変わる事なく、むしろ全てが手仕事で行われる工程はとても時間がかかり、その希少性はますます高くなっています。
そんな今もなお世界中から高く評価されている手織りカシミヤストールが、どのような場所で、そしてどのように作られているのか、実際に僕達が現地を訪れた様子と共にご紹介したいと思います。
まず初めに、手織りカシミヤストールを語る上で最も大切なカシミヤ原毛は、こちらもインド北部にあるヒマラヤ山脈の麓、標高4500mの場所にあるラダック地方で生産された最高品質のカシミヤ原毛が使用されています。
(こちらは別の記事でも詳しく書かせて頂いていますので、そちらをご覧ください)
厳しい過酷な環境のなかで、カシミヤ山羊生産者は希少なカシミヤ山羊を大切に育てます。
そして、大切に育てられた山羊は1年をかけてじっくり最高品質の毛を蓄えます。
下の写真は実際に現地で撮影した山羊の写真です。 お腹周りのフンワリとした毛質。
実際に触っても綿あめのような柔らかさと、温かさに驚かされます。
更に実際に織物に使われるカシミヤは、内側に生えている細い内毛だけが使われます。
1頭から採れる内毛は200~400gで、その僅かな量から作ることのできるカシミヤストールは1枚か2枚ととても貴重です。
さっきから貴重、貴重としか言ってないですけどね。笑
他に言葉がない程貴重なものなんです。
まだまだカシミヤ原毛について語りたいことはたくさんありますが、別記事にも書いているので今回は本題であるカシミールで生産される手刺繍カシミヤストールについてお話していきたいと思います。
カシミヤ手刺繍ストールには最高品質のカシミヤ原毛が使われているということは頭の片隅に置きながら読んでください。
手刺繍カシミヤストールがどのように作られているのか、をお話する前に、カシミールがどんな場所なのかあなたに知っていただこうと思います。
まずは首都デリーからカシミールへ向かう飛行機へ搭乗するところから。
え?まずそこからかよって??
カシミールを知る上では大事なことなんです!笑
しかも良く見てください。
飛行機の会社の名前はスパイスジェット。
いかにもインドらしい名前ですよね。笑
と、冗談はさておき、カシミールは古くからシルクロードの要衝の地として栄えた街です。
街の周りは高い山々に囲まれ、移動するだけでも命がけでした。
現在は道も整備されてきましたが、それでもカシミールへ行くためには山道を何時間も走らなくてはならず困難です。
他を寄せ付けない自然の要塞という表現がぴったりの場所かもしれません。
ただその一方で厳しい環境によって何百年も昔から変わらない独自の生活様式が守られてきました。
その一つが織物です。
そして現地へ到着すると、まず目につくのは他のインドの地域とは異なる建物の形です。
インド全土を見ればほとんど雪は降りませんが、ここカシミールの冬は極寒で積雪もありインド唯一のスキー場もカシミールにはあります。
カシミールの家は雪下ろしのために屋根は斜めになっていて、建物の屋根の形は僕達が暮らす長野県のような形になっています。
また自然豊かなカシミールは木材も豊富で、ほとんどの家が木造の建物です。
気温が高いインドでは鉄筋コンクリートで作られる家が多い事を考えても、他の地域とはまた違った文化がここにはあります。
暖かな春から秋にかけては畑を耕し、そして長くて寒い冬は家の中で手仕事をして生計を立てる。
彼らの元々持っている勤勉さや手先の器用さはもちろん、こうした気候もこの地に最高級の手仕事を生み出した理由です。
少し彼らの生活も見てみましょう。
例えば現地での一般的な移動手段はこの乗合バスです。
満員の時は、子供も大人もぎゅうぎゅうになって乗ります。
その光景を見ると慣れるまでは乗るのに躊躇しますが、一度乗ってしまえばあとは大丈夫。
行き先について尋ねると、乗っている乗客みんなが降りるまで親切に案内をしてくれます。
本当に親切な方が多いんですよね。
満員で立っていると、優しいおじいちゃんが自分の膝の上に座るよう言ってくれたこともあります。笑
日本でカシミールと聞くと紛争をしている場所というイメージが強いですが、実際に街を歩くとゆっくりとした時間が流れています。
よく目にするのは子供たちが広場でクリケットをして、学生が公園で談笑している光景です。
また自然豊かなここカシミールはインド人にとって楽園と呼ばれています。
夏場は避暑地としてインド中から観光客が訪れ、観光もまたカシミールの大きな産業の一つとなっています。
そして僕たちがカシミールを訪ねた時に最初に必ず訪れる高台があります。
見て下さい。本当に自然が豊かだというのがわかりますよね?
この地に凄い腕を持った刺繍職人達がいるんだなと毎回心踊らせながらこの景色を眺めます。
<続く>
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
いかがですか?
まだ書いている最中なので修正はしていきますが、こんな感じで現地で実際に撮影した写真を交えながら書いています。
え?長すぎる?
確かに朝のブログに関してはちょっと長くなってしまいました。苦笑
ここまで読んで下さったあなた、本当にありがとうございます!
少しでもたくさんの方にカシミールの手刺繍ストールの魅力を知っていただけるよう引き続きまとめていくので、また完成した時には最後まで読んで頂ければ嬉しいです。
それでは今日も1日頑張りましょう!
コメント
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Profile
Moto
1983年長野県生まれ。木曽在住。
Natural Lounge副代表、バイヤー。
気がつけばストールの奥深さに魅了され、世界中のストールを探している。
様々な国のストールを扱う中で、誰が、どんな場所で、どのように作っているのか、
現地訪問し生産者と直接対話して買付をするのがモットー。
特にインド人、イタリア人との相性は抜群。
趣味は地元である木曽で、キノコ採りや山菜採り、渓流釣りをして四季を満喫すること。
20代、30代と海外の様々な場所を訪れた経験から、今は地元に魅力を感じ地域の活動にも力を入れている。
あなたがつい”クスッ”と笑ってリラックスできるようなブログをお届けしたいと思っています。
Natural Lounge副代表、バイヤー。
気がつけばストールの奥深さに魅了され、世界中のストールを探している。
様々な国のストールを扱う中で、誰が、どんな場所で、どのように作っているのか、
現地訪問し生産者と直接対話して買付をするのがモットー。
特にインド人、イタリア人との相性は抜群。
趣味は地元である木曽で、キノコ採りや山菜採り、渓流釣りをして四季を満喫すること。
20代、30代と海外の様々な場所を訪れた経験から、今は地元に魅力を感じ地域の活動にも力を入れている。
あなたがつい”クスッ”と笑ってリラックスできるようなブログをお届けしたいと思っています。
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2024年 (329)
2023年 (365)
2022年 (365)
2021年 (365)
2020年 (366)
2019年 (364)
2018年 (362)
2017年 (356)
2016年 (353)
2015年 (374)
10年以上前の記事
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本当に 暑いですね
松本に来た頃は 夏でも寒いと感じられる日も
有りました 慣れでしょうか 其とも温暖化?
何度か目にしましたが 中々頭にとどまっては
くれませんから 興味深く読ませて頂いて居ます
冊子に為ったら嬉しいです
小川原
小川原さんこんにちは。
今日も松本は暑いですね!
確かに長野県外から来たら最初は涼しく感じますよね。
きっと今も県外から訪れた方は涼しいと感じると思いますが、ずっと暮らしている身としては年々暑くなっている気がします。笑
そしてメルマガも目を通して頂いてありがとうございます。
冊子・・・にできるレベルかはわかりませんが、なんとか続き頑張ります!笑
また完成したら読んでやってください。
いつも本当にありがとうございます。
Moto