- 2025/10/12
- writer: 山崎拓
三重奏の超絶技巧。自然素材を極めたカラム・カリストールです。
今日は本日公開したばかりのある特別なストールについて詳しくご紹介をさせていただきます。
今回のストールも手仕事の一枚なのですが、過去にも数回だけお話をさせていただいたことのある、カラム・カーリという特殊な技法で製作をされたもの。
ご存知ない方もいらっしゃると思うので改めて製作工程を簡単にご説明させていただきます。
カラム・カリとは文字通り「ペン(kalam)による作業(kari)」を意味していて、この技術は、主にインド、アーンドラ・プラデーシュ州やタミルナド州などで古くから伝統的に行われてきています。

自然由来の染料を使用し、手描きや手刺繍によって布地に模様を作り出す技法。

今までのストールとの大きな違いは特殊なペン(カラム)と呼ばれる筆を使って、布地に手描きで模様を描いている部分。
この後写真でもご覧いただきますが、手織や手刺繍はもちろん、この手書きの部分もものすごく繊細で緻密に作り込まれています。
しかも染料は植物由来100%で手刺繍部分は全てシルク100%糸。

もちろん、ベースの生地は僕らが何度もお話をしているあのインドカシミール地方の標高4000m以上の高地のみに生息しているカシミヤ山羊の毛を産毛のみを使っています。

さらに糸の段階から織り、そして、班を作り込み、下地を作ってからのカラムでの手書き、鉤針での手刺繍と全て一貫した手仕事で長い時間をかけて生み出されています。







もちろん、これらを製作する職人さんの技術はまさに超一級。
500年以上の伝統と歴史を重ねてきたカシミール職人だからこそ実現できる匠の技。


これほどこだわり抜いて作り込まれたストールはなかなかお目にかかれません。
僕らも12年以上お店をやっていますが、今まで取り扱うことができたカラム・カーリストールはたったの5枚。
そこに今回は2枚の希少なストールが入りました。
そのうち一枚は以前のMotoの買い付けブログでもちらっとご紹介させていただきましたし、先行で動画を公開させていただいたので、ご覧くださった方もいらっしゃるかもしれません。
どちらも今まで僕らが扱ったストールとまた大きく違う魅力があるので、ぜひ最後までご覧いただければ嬉しいです!
それでは早速いきますね!
こちらが以前Motoのブログでも掲載したストール。

全体像だけでも圧倒的な存在感です。
そしてカラム・カーリの真骨頂は全体の雰囲気だけではなくディディール部分。
手織りと手書きそして、手刺繍の美しいコンビネーションが他にはない独自の色彩を放ちます。



先ほどもお話をした通り、ここで使われている多種多様な色は全て植物由来の染料を使っています。
まさに天然繊維を極めた一枚と呼ぶに相応しい一枚。



こちらは裏面。


裏表の差異こそあれ、それでもものすごく繊細に作り込まれています。


サイズはスタンダードな大盤サイズ(199cm×72cm)なので非常に使いやすいタイプ。



背面からの姿にも引き込まれるような魅力があります。






中央から周りに広がっていくようなモチーフが描かれていて、羽織った時も他のストールとは一線を画した印象になります。


もちろん、肩からかけるだけでもアクセント効果が高くなっています。




シンプルなエディター巻き。



Iラインを強調するひと結び巻きも使いやすいです。


三重奏の超絶技巧。


手織り、手描き、手刺繍、そのすべてが重なり生まれる、圧倒的な芸術品です。


そして次はこちらのストール。

煌びやかな色使いのデザイン。


トーンが微妙に異なる色使いで構成されていて、非常に美しいコンビネーションに仕上がっています。


ベースカラーも黄蘗色、黄金色、ベージュ、スカイグレイ、パステルピンク、百緑、サンフラワーなどの多種多様のカラーで構成されていて、さらに刺繍糸もゴールド、マリーゴールド、サンライト、金糸雀、シェルピンク、エバーグリーン、オフホワイトと数えきれないほど。



これらのカラーが絶妙に重なり合い、このストールの美しさを際立たせます。


裏面も丁寧かつ繊細に仕上げられています。




背面からの姿も非常に美しい。


遠目からはもちろん、近くで見れば見るほどこの技術の高さを感じることができます。





こちらのストールもスタンダードな大判サイズ(195cm×67cm)で非常に使いやすいサイズ感に仕上がっています。



肩から纏うことはもちろん


上半身をすっぽりと覆うこともできます。




通年使いやすい色使いですが、特に秋冬の重く暗くなりがちな装いのお供には大活躍する一枚。
肩からかけてコートの裾から覗かせるだけでもとてもおしゃれですし、ゆるっと巻いていただくだけでも使いやすい。







Iラインを強調するひと結び巻き。


糸を操り、筆を走らせ、針を刺す。
歴史と伝統を守りながら、膨大な時間をかけて作り込まれたストール。

三つの匠の技が響き合い、光を纏う布に命が宿ったような美しい一枚。
他の誰にも真似できない、唯一無二のオーラを放つ作品です。


今回のストールも手仕事の一枚なのですが、過去にも数回だけお話をさせていただいたことのある、カラム・カーリという特殊な技法で製作をされたもの。
ご存知ない方もいらっしゃると思うので改めて製作工程を簡単にご説明させていただきます。
カラム・カリとは文字通り「ペン(kalam)による作業(kari)」を意味していて、この技術は、主にインド、アーンドラ・プラデーシュ州やタミルナド州などで古くから伝統的に行われてきています。

自然由来の染料を使用し、手描きや手刺繍によって布地に模様を作り出す技法。

今までのストールとの大きな違いは特殊なペン(カラム)と呼ばれる筆を使って、布地に手描きで模様を描いている部分。
この後写真でもご覧いただきますが、手織や手刺繍はもちろん、この手書きの部分もものすごく繊細で緻密に作り込まれています。
しかも染料は植物由来100%で手刺繍部分は全てシルク100%糸。

もちろん、ベースの生地は僕らが何度もお話をしているあのインドカシミール地方の標高4000m以上の高地のみに生息しているカシミヤ山羊の毛を産毛のみを使っています。

さらに糸の段階から織り、そして、班を作り込み、下地を作ってからのカラムでの手書き、鉤針での手刺繍と全て一貫した手仕事で長い時間をかけて生み出されています。







もちろん、これらを製作する職人さんの技術はまさに超一級。
500年以上の伝統と歴史を重ねてきたカシミール職人だからこそ実現できる匠の技。


これほどこだわり抜いて作り込まれたストールはなかなかお目にかかれません。
僕らも12年以上お店をやっていますが、今まで取り扱うことができたカラム・カーリストールはたったの5枚。
そこに今回は2枚の希少なストールが入りました。
そのうち一枚は以前のMotoの買い付けブログでもちらっとご紹介させていただきましたし、先行で動画を公開させていただいたので、ご覧くださった方もいらっしゃるかもしれません。

どちらも今まで僕らが扱ったストールとまた大きく違う魅力があるので、ぜひ最後までご覧いただければ嬉しいです!
それでは早速いきますね!
こちらが以前Motoのブログでも掲載したストール。

全体像だけでも圧倒的な存在感です。
そしてカラム・カーリの真骨頂は全体の雰囲気だけではなくディディール部分。

手織りと手書きそして、手刺繍の美しいコンビネーションが他にはない独自の色彩を放ちます。



先ほどもお話をした通り、ここで使われている多種多様な色は全て植物由来の染料を使っています。

まさに天然繊維を極めた一枚と呼ぶに相応しい一枚。



こちらは裏面。


裏表の差異こそあれ、それでもものすごく繊細に作り込まれています。


サイズはスタンダードな大盤サイズ(199cm×72cm)なので非常に使いやすいタイプ。



背面からの姿にも引き込まれるような魅力があります。






中央から周りに広がっていくようなモチーフが描かれていて、羽織った時も他のストールとは一線を画した印象になります。


もちろん、肩からかけるだけでもアクセント効果が高くなっています。




シンプルなエディター巻き。



Iラインを強調するひと結び巻きも使いやすいです。


三重奏の超絶技巧。


手織り、手描き、手刺繍、そのすべてが重なり生まれる、圧倒的な芸術品です。


そして次はこちらのストール。

煌びやかな色使いのデザイン。


トーンが微妙に異なる色使いで構成されていて、非常に美しいコンビネーションに仕上がっています。


ベースカラーも黄蘗色、黄金色、ベージュ、スカイグレイ、パステルピンク、百緑、サンフラワーなどの多種多様のカラーで構成されていて、さらに刺繍糸もゴールド、マリーゴールド、サンライト、金糸雀、シェルピンク、エバーグリーン、オフホワイトと数えきれないほど。



これらのカラーが絶妙に重なり合い、このストールの美しさを際立たせます。


裏面も丁寧かつ繊細に仕上げられています。




背面からの姿も非常に美しい。


遠目からはもちろん、近くで見れば見るほどこの技術の高さを感じることができます。





こちらのストールもスタンダードな大判サイズ(195cm×67cm)で非常に使いやすいサイズ感に仕上がっています。



肩から纏うことはもちろん


上半身をすっぽりと覆うこともできます。




通年使いやすい色使いですが、特に秋冬の重く暗くなりがちな装いのお供には大活躍する一枚。
肩からかけてコートの裾から覗かせるだけでもとてもおしゃれですし、ゆるっと巻いていただくだけでも使いやすい。







Iラインを強調するひと結び巻き。


糸を操り、筆を走らせ、針を刺す。
歴史と伝統を守りながら、膨大な時間をかけて作り込まれたストール。

三つの匠の技が響き合い、光を纏う布に命が宿ったような美しい一枚。

他の誰にも真似できない、唯一無二のオーラを放つ作品です。


コメント
Profile

山崎拓
1982年長野県生まれ。安曇野市在住。
Natural Lounge代表、ストールコンシェルジュ。
3児の父。
天然繊維100%ストールが大好きでほぼ一年中巻いている。
趣味が仕事で、休みより仕事をしているほうが楽しく落ち着くという仕事大好き人間。
情熱がある分野はビジネスや健康、教育関連。
好きなことは読書、Mr.Childrenの音楽鑑賞、家族サービス、旅行。
肌に直接身につけるものはもちろん、食べ物や生活スタイル全般を出来るだけ健康的で自然に沿ったものにできるよう日々自分自身でも様々なことを試し、顧客にもその効用を伝えている。
Natural Lounge代表、ストールコンシェルジュ。
3児の父。
天然繊維100%ストールが大好きでほぼ一年中巻いている。
趣味が仕事で、休みより仕事をしているほうが楽しく落ち着くという仕事大好き人間。
情熱がある分野はビジネスや健康、教育関連。
好きなことは読書、Mr.Childrenの音楽鑑賞、家族サービス、旅行。
肌に直接身につけるものはもちろん、食べ物や生活スタイル全般を出来るだけ健康的で自然に沿ったものにできるよう日々自分自身でも様々なことを試し、顧客にもその効用を伝えている。
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