『お客さんから学ぶストールコーディネートVo.1』

2016/03/12
writer：山崎拓
- ストールコーデ

ハッと見惚れてしまうほどの素敵な装い。

・・・・素敵ですね。

しばらくして、やっとその言葉が出ました。

先日、あるお客さんがご来店されたのですが、
その方の出で立ち、雰囲気、スタイリング全てが完璧にマッチしていたので
僕は思わず声を飲んでしまったのです　笑

今冷静になって振り返ると、
僕がそうなってしまったポイントがいくつか見えてきました。

これはきっとあなたのファッションの参考にもなると思うので、
今日はそのお客さんから学んだストールコーディネートについてお話しします。

その方のコーディネートは簡単にまとめるとこんな感じです。
（本当は写真があればよいのですが・・・・さすがに撮れず　笑
ダメ元でお願いすれば良かった！　泣）

トップスは深みのあり、わずかに光沢のある黒のロングコート。
インナーはダークグレイのスーツ。
ボトムスもダークグレイのスカート。
ストールは光沢のあるシルクの淡いグリーン。

このコーディネートには
ストールファッションにおいて非常に重要な３つのポイントがあります。

よかったらあなたも考えてみてくださいね。
（写真がないので難しいですが^^;）

・・・・・
・・・・・
・・・・・

わかりましたか？

では３つのポイントを見ていきましょう。

1.色が３色

ストールファッションに限った話ではありませんが、
ファッションのセオリーとして使う色を３色までにすると
全体のコーディネートがまとまりやすくなる。
という原則があります。
（ちなみにデザインの世界でもこの原則があります）

そしてその色の比率は

ベースカラーが７０％（主にトップスやアウター）

アソートカラーが２０％（主にボトムスやインナー）

アクセントカラーが１０％（主にアクセサリー）

になると理想です。

今回の場合で見ると、

ベースカラーが７０％（黒のロングコート）

アソートカラーが２０％（グレイのインナーとスカート）

アクセントカラーが１０％（グリーンストール）

となっていて、カラーの原則が完璧に抑えられていました。

このポイントを押さえておくだけでも
全体のコーディネートはかなりまとまりがでます。

2.素材感を合わせる

もう一つ大きなポイントが素材感を合わせること。

例えば、アウターがカシミアのコートならカシミアのニットやストール。
トップスがシルクのドレスならシルクのストール。
麻のシャツには麻のパンツなど、
素材を一致させることで全体のコーディネートに統一感が出ます。

もちろん、全く同じ素材でなくても、
素材感が近いだけでも馴染みやすくなります。

今回の場合は、コートはシルクではありませんでしたが、
程よい光沢感がある素材でした。

このコートとシルクストールの相性が抜群！！
本当にこのコートのためにあるような一枚、といった感じでした^^

3.コントラストを効かせる

最後のポイントはコントラスト。
コントラストとは色の対比のことで、
一般的に反対色を持ってくるとコントラストが強くなり
メリハリのあるスタイリングになります。

黄色と青
紫と緑
赤と水色
などが代表的ですね。

さらに黒ベースや白ベースであれば
かなり多くの色とコントラストをつけることができます。

今回の場合は、
深みのあるブラックのコートの淡いグリーンのストールという
コントラストの観点から言っても良い組み合わせでした。

いかがだったでしょうか？

この３つのポイントはそれぞれ一つだけでも取り入れることで
コーディネートが見違えるようになります。

もちろん３つ全て抑えれば・・・
僕のように目を奪われてしまうほどの効果があるかも　笑

ぜひあなたのファッションにも取り入れてみてください^^

PS.
ベーシックなストールの合わせ方を知りたい方は『ストールの上手な合わせ方８つの方法』をご覧ください。

画像出典www.zimbio.com

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Profile

山崎拓

1982年長野県生まれ。安曇野市在住。
Natural Lounge代表、ストールコンシェルジュ。
３児の父。
天然繊維100%ストールが大好きでほぼ一年中巻いている。
趣味が仕事で、休みより仕事をしているほうが楽しく落ち着くという仕事大好き人間。
情熱がある分野はビジネスや健康、教育関連。
好きなことは読書、Mr.Childrenの音楽鑑賞、家族サービス、旅行。
肌に直接身につけるものはもちろん、食べ物や生活スタイル全般を出来るだけ健康的で自然に沿ったものにできるよう日々自分自身でも様々なことを試し、顧客にもその効用を伝えている。