- 2016/01/27
- writer: 山崎拓
『まだまだこれから!』
先日、
常連の方がある地域新聞を持ってくてくれました。
毎月のようにいただいているのですが、
毎回とても楽しく読ませていただいています。
そして、この新聞の良いところは
いつもの僕が読む本や取っている情報とは
全く異なった分野の知識が詰まっていることです。
今日はその記事の中からとても刺激を受けた内容についてお話ししたいと思います。
それは、アメリカの雑誌『LIFE』が特集した
「この1000年で最も偉大な業績を残した世界の人物100人」
の中に選ばれた日本人の話でした。
タイトルからして、物凄いですよね 笑
この1000年の中で選ばれし、世界中の中のたった100人ですから。
その中にはイギリスのシェイクスピア、
アメリカのエジソン、
インドのガンジー、など
誰もが知っている素晴らしい偉業を成し遂げた人物達。
この中に選ばれる日本人っていったい誰だろう?
と文章の導入部分を読みながら一瞬で引き込まれてしまいました 笑
その100人の中に選ばれた唯一の日本人。
それは「葛飾北斎」。
偉業な業績とは、北斎の絵筆の技法が
ヨーロッパの印象派を代表するモネや
ゴッホに偉大な影響を与えたことらしいのです。
失礼ながら僕は中学校の時に歴史の授業で習ったウル覚えの記憶しかなく、
正直言うと、
えっ?この人が?
という印象でした^^;
(葛飾北斎は画家で、「富嶽三十六景」が有名ですよね)
でもその後の記事を読んで、
自分の認識が間違っていることに気がつきました。
あなたも富嶽三十六景などは一度は見たことがあると思います。
でも北斎の人となりを知っている方は少ないのではないでしょうか?
(ちなみに僕は全く知りませんでした)
以下みやざき中央新聞より
ーーーーーーーーーーーーーーー
実はあの「富嶽三十六景」を含め、
彼の代表作のほとんどは70歳を過ぎてから書かれたものだというから驚きだ。
なにせ北斎が生きた江戸時代は人生50年といわれた時代である。
その時代に北斎は90歳まで筆を握ったのだ。
描きたい絵を描くためなら彼はどこにでも行った。
当時の庶民の交通手段は自分の足しかない。
北斎は、80歳を過ぎてから江戸-小布施(今の長野県小布施町)
間の往復500キロの道を何度も往復している。
彼は6歳から絵を描き始め、30回以上も改名を繰り返し、
その度に全く異なる絵の世界に興じている。
そして、70歳を過ぎて初めて絵の境地にたどり着いた。
こんな言葉を残している。
「70歳以前の絵は取るに足らないものだった。
73歳になった頃、鳥獣虫魚の骨格や草木の生まれ出る様子をいくらかは悟ることができた。だから80歳になればより向上し、90歳になればさらにその奥義を極め、
100歳で神の領域を越えることができるのではないか。
そして、110歳でやっと点や線の全てが生きているかのごとく絵が描けるだろう」
人生50年と言われた時代に90歳まで生き抜き、
その歳まで生業に勤しめた秘訣は、この言葉に現れている気がする。
よく、若さの秘訣は年齢を気にせず生きること、
長生きの秘訣はバランスのとれた食事とストレスのない日々」という話を聞くが、
北斎という男は、次の目標に向かうための目安として年齢をいつも意識していた。
特に80歳を過ぎた頃から描いていた絵には必ず年齢を書き添えた。
90歳で息を引き取るときにつぶやいた言葉が残っている。
「あと10年、いやせめて5年、生かしてくれ。
そうすればまことの絵師になってみせる」
分かったことがある。
「人は死ぬまで成長し続ける」
ーーーーーーーーーーーーーーー
葛飾北斎カッケー!!!
と思いました 笑
そして、また尊敬する日本人が一人増えました^^
僕は今33歳ですが、全くもってヒヨッコです。
そして、
このメルマガを読んでいただいている方の多くは
僕よりも年上の方がほとんどだと思います。
それでも北斎の人生を知れば
まだまだこれから!
と思えるのではないでしょうか?
人は最後の最後まで成長し続ける。
昨日の自分を超えらるよう、今日も1日頑張りましょう!
PS.
最後の文言はMotoの決め台詞をパクりました 笑
PPS.
写真は葛飾北斎88歳の作品だそう。
インパクトがあり、ストールのデザインでも良さそうです^^
コメント
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Profile
山崎拓
1982年長野県生まれ。安曇野市在住。
Natural Lounge代表、ストールコンシェルジュ。
3児の父。
天然繊維100%ストールが大好きでほぼ一年中巻いている。
趣味が仕事で、休みより仕事をしているほうが楽しく落ち着くという仕事大好き人間。
情熱がある分野はビジネスや健康、教育関連。
好きなことは読書、Mr.Childrenの音楽鑑賞、家族サービス、旅行。
肌に直接身につけるものはもちろん、食べ物や生活スタイル全般を出来るだけ健康的で自然に沿ったものにできるよう日々自分自身でも様々なことを試し、顧客にもその効用を伝えている。
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10年以上前の記事
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「LIFE」の特集を引用された、みやざき中央新聞の記事すばらしい、
一方、みやざき中央新聞を松本で読まれている、人と人の繋がりにもびっくりです。
写真の鳳凰図は、長野県小布施町にある岩松院さんのの天井画「八方睨み鳳凰図」の下絵と思います。
静かな本堂で実際の天井画をゆっくりと拝見したことがあります。
大変に色鮮やかで、迫力があり、深く感動しました。
江戸時代の89歳のおじいさんが、江戸から小布施までやってき、天井画を書くというactivityの高さにも驚きました。
葛飾北斎の肉筆画、オススメです。
Y.S.
Y.Sさん
コメントありがとうございます!
この作品は長野県にあるのですね!!
知らなかった・・・
本当に葛飾北斎という人はすごい方ですよね!
みやざき中央新聞の記事を読んで一気に興味が湧きました。
きっと作品も素晴らしいのでしょうね!
機会を作って見にいこうと思います。
ありがとうございました。
山崎