赤ちゃん先生

2022/04/09
writer：山崎拓
- ナチュラルライフ

去年の5月。
息子が生まれてから奥さんがある活動にハマっています。

それは「赤ちゃん先生」というもの。

はじめ名前聞いた時、赤ちゃん先生ってなんやねん！？
って思いましたけど　笑

これはその名前の通り、赤ちゃんが先生になって小学生や中学生、高校生、時には大学生に対して何かを教えてあげるという趣旨らしいです。

つまりうちの息子（０歳）が先生になるということですね。

これだけだとどんなことをするのかなかなか想像できないと思いますけど。
（僕もはじめ意味がわかりませんでした）

もちろん、０歳児は言葉もしゃべれないので直接生徒さんたちに何かを教えることはできないのですが、そこはお母さんと一緒にやるわけです。

実際は息子が何かするというよりは奥さんが主になって、生徒さんに出産や子育て、赤ちゃんと一緒に過ごす日々の生活についての話をし、息子は隣にいる、という感じになっています　笑

ただ、去年ももちろんコロナ禍での活動だったので、そのほとんどは遠隔での開催とのこと。

なので、僕が自宅で仕事をしている時なども一階のリビングでは奥さんが赤ちゃん先生の授業をオンラインでやっていることも多く、トイレに行く時などにその場面にちょっとだけ遭遇したりしていました。

また、日々奥さんが色々とこの活動についての話を聞かせてくれるのですが、なかなか興味深い。

奥さんも初めは生徒さんたちに色々と教えてあげようと思い取り組んでいたそうですが、逆に彼ら、彼女らに教えられることが多く、たくさんの刺激や元気をもらえるそう。

コロナ禍だったということもあり、オンラインが普及して近隣の生徒さんだけでなく、全国に繋がれたのもよかった、と話していました。

さらに自分が通った中学高校の母校や奥さんが幼少期に住んでいた兵庫県川西市通学区の隣の中学校にも参加できたそう。
（ちなみに、僕の通った母校でも開催していました　笑）

奥さんは元々そんなに積極的に外へ出ていくタイプではないのですが、この一年は本当にたくさんの新しい人たちと日々関わっていて、すごく楽しそうにしていたし、成長もしているよう。

何より、さまざまな年代の生徒さんに赤ちゃんや子育てについてのリアルな体験を伝えることで将来の子どもたちが子育てについてポジティブに考えてくれるようになったら日本の未来にとってもとてもいいことだなーと。

それに、自分も赤ちゃんの頃からお母さんにこんなふうに愛情いっぱい注いでもらって育てられているということを学生のうちから感じられる体験はとても貴重だと思うんです。

特に中学・高校くらいになると思春期とも重なって反抗期になったり、両親と距離を置きがちになりますよね　汗

でも、たくさんのお母さんが子供のことをいかに大切に思っているか、ということを客観的にでも体感すれば、自分の両親にも自然と感謝の気持ちが湧いてくると思います。

そうすれば「もうちょっとお母さんを大切にしなきゃいけないなー」と子供ながら思うと思うし、そう思えば、お母さんへの接し方もよりポジティブなものになり、それがお母さんに通じてお母さんはもっとその子を大切にする、という良い連鎖が生まれる気がします。

そんな風に日本全国でお母さんと子供たちの絆がより強くなったら素晴らしいですよね。

赤ちゃん先生の活動はそんな一助になっているのかなーなんて奥さんの活動を見ながら想像していました　笑

さらに個人的にとてもいいことだなーと感じたこともあります。

それは奥さんの息子への愛情が日々より深くなっている感じがするんですよね。

息子はもう少しで１歳になるのですが、この一年だけで確か５０回以上赤ちゃん先生に参加したらしいです　笑

参加にあたり、色々と準備をしているのですが、その度に息子の良い部分や子育ての良い分に目を向けることになるので自然にポジティブな感情が生まれやすくなり、息子にもより愛情が湧いてくるのだと思います。

客観的に見ていると、なんか上の娘二人の時よりも断然可愛がっている気がしなくもない　笑
（その分、僕はどちらかというと娘二人の方が可愛がっていなくもないかも　笑）

いずれにしてもとてもいいことだなーと。

赤ちゃん先生の名の通り、この活動は赤ちゃんのうちにしかできないそう。

なので、どこまで続けられるかはわかりませんが、この活動を通じて母子の絆がより強くなり、それがこれから未来の子供達にも良い影響があればいいな、と思います。

そんなことを感じながら遠くから見守っている今日この頃です。

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Profile

山崎拓

1982年長野県生まれ。安曇野市在住。
Natural Lounge代表、ストールコンシェルジュ。
３児の父。
天然繊維100%ストールが大好きでほぼ一年中巻いている。
趣味が仕事で、休みより仕事をしているほうが楽しく落ち着くという仕事大好き人間。
情熱がある分野はビジネスや健康、教育関連。
好きなことは読書、Mr.Childrenの音楽鑑賞、家族サービス、旅行。
肌に直接身につけるものはもちろん、食べ物や生活スタイル全般を出来るだけ健康的で自然に沿ったものにできるよう日々自分自身でも様々なことを試し、顧客にもその効用を伝えている。