- 2023/12/19
- writer: Moto
万華鏡を覗いた子供の頃を思い出しました♪
今朝はまずこの素晴らしい1枚のカシミールストールで目の保養をしましょう♪
まさに気品が宿る最上級の一枚。
この言葉がぴったりの品格、風格すら漂います。
改めましておはようございます。
Natural LoungeのMotoです。
今朝も先日送り出した素晴らしいカシミヤ手織手刺繍ストールをあなたにご紹介したいと思います。
早速ですがこちらのストール。
緻密な刺繍が施された、まるで万華鏡を覗いているような1枚です。
そしてこの1枚を手にとっていただいたSさんからもこんなメッセージをいただきました。
「ヒマラヤ山脈とカラコルム山脈の空と風を感じ・・・」
まさにこのベースカラーであるアクアマリン色はカシミヤ生産者が暮らす大自然を思い出させてくれます。
長年生産者たちが大切に育んできた最高品質のカシミヤ。
そしてそこにカシミールの最高の職人が施した手刺繍。
やはりこんなに素晴らしい"一枚の布"は世界探せどそうないはずです。
もちろん他のカシミヤストールとともに、ストーンと落ちるこのナチュラルなドレープはカシミヤならでは。
素敵ですね。
インドには様々な文化があります。
この生地の原毛であるカシミヤを長い時間をかけて大切に育てている生産者はチベットの人たち。
そしてその原毛からつくられた糸を丁寧に織り上げて、そこに刺繍を施すのはカシミールの人たち。
それぞれ信仰する宗教も文化も暮らす場所も全く違いますが、彼らが何百年も昔からともに作り続けできたものがこのカシミール織物です。
シルクロードの要衝として栄えたカシミール。
一方で今でも陸路でカシミールへ行くのには危険を伴います。
他の侵入を拒むかのような自然の要塞に囲まれた場所だからこそこの最高品質の手仕事が今もなお残っているのかもしれません。
この1枚も彼らの歴史や文化を思いながら見るとまた違う輝き方がしてきます。
改めてこの1枚を見ていきましょう。
刺繍の色と生地の色のバランスが絶品です。
こうしたところに職人のセンスを感じます。
首に巻けばこの素晴らしい刺繍が出て、まるで宝石が散りばめられているようです。
いかがですか?
魅力のつまった1枚ですよね。 そして冒頭でご紹介した1枚の写真。
この撮影をした日はここ松本も風が強くなかなか上手く撮れませんでした。
そんな強くて冷たい風に揺られるストールを見て、カシミヤ生産者たちが暮らす場所を思い出します。
深みのある美しさ。
風になびくストールを見て思わず溜め息が出ます。
今回は、僕らがお店を始めた頃からご利用いただいているSさんにこのストールを手にとっていただきました。
(Sさん素敵な1枚選んでいただいて、ありがとうございます。)
ちなみにSさんと初めてお会いしたのは僕らが松本のPARCOでTシャツの代行販売をしていた駆け出しの頃です。
Tシャツや帽子を代行販売しつつ、少しだけ僕らのストールも置かせていただいていたのですが、そのストールを見て足を止めてくださったのがSさんでした。
多くのお客さんがストールに気がつくこともなく通り過ぎていた売り場で、足を止めてくださっただけでも嬉しかったのに、その時Sさんとはインドのストールについても色々お話をさせていただきました。
さらに当時Sさんが所有していたインドストールもご持参していただいて、その産地や素材についてお話ししたのも今では懐かしい思い出です。
当時はまだまだ知らないことも多かった僕でしたが、それでも僕の話にじっと耳を傾けて下さっていたのが印象に残っています。
そんなSさんは現在県外にお住まいですが、引っ越してからも僕らのストールをご自身用はもちろん大切な方への贈り物にも選んでくださっています。
あの時まさか数年後にこんなブログを書かせていただくとは想像もしていなかったし、こんなエピソードをご紹介できたのもSさんに長い間お付き合いしていただいているからこそです。
10周年の節目の年の暮れに、こういうお話しができて本当に嬉しく思います。
記憶にも思い出にも残るこの一枚。
しっかりSさんの元で活躍してきて欲しいです。
それでは今日も1日頑張りましょう!
コメント
「万華鏡を覗いた子供の頃を思い出しました♪」への2件のフィードバック
コメントを残す コメントをキャンセル
Profile
Moto
1983年長野県生まれ。木曽在住。
Natural Lounge副代表、バイヤー。
気がつけばストールの奥深さに魅了され、世界中のストールを探している。
様々な国のストールを扱う中で、誰が、どんな場所で、どのように作っているのか、
現地訪問し生産者と直接対話して買付をするのがモットー。
特にインド人、イタリア人との相性は抜群。
趣味は地元である木曽で、キノコ採りや山菜採り、渓流釣りをして四季を満喫すること。
20代、30代と海外の様々な場所を訪れた経験から、今は地元に魅力を感じ地域の活動にも力を入れている。
あなたがつい”クスッ”と笑ってリラックスできるようなブログをお届けしたいと思っています。
Natural Lounge副代表、バイヤー。
気がつけばストールの奥深さに魅了され、世界中のストールを探している。
様々な国のストールを扱う中で、誰が、どんな場所で、どのように作っているのか、
現地訪問し生産者と直接対話して買付をするのがモットー。
特にインド人、イタリア人との相性は抜群。
趣味は地元である木曽で、キノコ採りや山菜採り、渓流釣りをして四季を満喫すること。
20代、30代と海外の様々な場所を訪れた経験から、今は地元に魅力を感じ地域の活動にも力を入れている。
あなたがつい”クスッ”と笑ってリラックスできるようなブログをお届けしたいと思っています。
お客さんとのエピソードの最新記事一覧
- 2024.11.19 writer:山崎拓
- またまた素晴らしい1枚を手にしていただきました♪
- 2024.11.13 writer:山崎拓
- 青々とした空、ヒマラヤ山脈、パンゴン湖を想像させる美しい一枚でした。
- 2024.11.08 writer:山崎拓
- 3色の煌びやかな手刺繍が際立つ一枚でした。
2024年 (329)
2023年 (365)
2022年 (365)
2021年 (365)
2020年 (366)
2019年 (364)
2018年 (362)
2017年 (356)
2016年 (353)
2015年 (374)
10年以上前の記事
メールマガジンに登録するとストールコーディネート、ファッション情報、NaturalLoungeの最新ストール情報をいち早く手に入れることができます!
Motoさん、山崎さん、何時もお世話になっております。
そしてこの度も又、美しい素晴らしいストールをありがとうございました。伝統的工芸品を手に入れた喜びを感じております。
そして10年に亘るご縁!感謝感謝です。
このストールは、矜持を持って家内制手工業を守る遥か遠くの地の方々と、近代社会に生きる私を時空を超えて繋げてくれるストールです。Motoさん、山崎さんが架け橋になってくださっているからこそ、ですね。
このストールをMotoさんへ託した時、生産者はどのような思いだったのでしょう。昔ながらの手法で糸を紡ぎ、木製織機で織りあげ、時間をかけて1針1針思いを込めて刺繍を施し、完成させた時の喜び、一旦旅に出したら二度と会えない寂しさと愛おしさ……
何より”自信作”という誇り。
素敵に生きる方々の世界を教えて下さってありがとうございます。
これからも宜しくお願い致します。
コメントありがとうございます。
またこの度は職人が丁寧に仕上げた1枚をお選びいただきありがとうございました。
ご購入いただいて、そして実際に手にとっていただき、こんな嬉しいご感想をいただけることは
僕たちにとって本当に嬉しく、ありがたいことです。
職人が実際に仕事をしている現場を何度も見てきましたが、それはまるで時間が止まった不思議な空間にいるような。
そんな感覚があります。
きっと400年前も、200年前も、そして今もあそこには同じ空気が流れているんだと思います。
世界中の他の誰も真似ができない、唯一無二の彼らの最高級の手仕事。
あれを目の当たりにして感動しない人はきっといません。
僕らもそんな彼らの手仕事を少しでも多くの日本のお客さんにお伝えしたいと思いお店をやっています。
そして今回彼らの素晴らしい技術や文化、背景も感じつつ、手にとっていただけたことは
まさに僕らが目指すところです。
そして生産者にとってもやりがいとなると思うので、インドに行った際には直接伝えてこようと思います。
本当にありがとうございます。
Moto