- 2023/06/15
- writer: Moto
もう勘弁してください!涙
おはようございます。
Natural LoungeのMotoです。
前回のブログに続き今回もインドネタをお届けしたいと思います。
というのも実は今、今年3回目のインド買付をしています。
毎日インドの取引先と連絡を取っているので、どうしてもインドのことが頭から離れなくなってしまうんですよね。笑
ガラミー、
バホット・ガラミー
毎日取引先のインド人が言うこの言葉。
暑いよー
めちゃくちゃ暑い〜
という意味ですが、寝ていてもそんな取引先の生産者の言葉が頭をよぎります。笑
夢でまでインドを見るなんてやばいですよね。
それだけ濃い買付ができている証かもしれませんが、年に数回あるインド買付も何とか進んでいます。
そんな訳で絶賛買付中の僕ですが、実は買付仲間から歓迎できないインド情報が入ってきました。
それは・・・・
流通しているインドルピー札の一部が使えなくなるという情報です。
まじか・・・。
これを聞いた時数年前のある事件を思い出しました。
それは当時インドで流通していた全ての紙幣が利用できなくなるというもの。
当時のその悲惨な状況をブログに書いているので、気になったあなたはこちらからご覧ください。
"『トランプ?モディー・ショックです』"
例えば、日本で急に政府が"明日から今持っている現金全て使えなくします"
なんて発表したら大騒ぎになりますよね。
そんな事絶対あり得ない事ですが、実は数年前インド政府はそれを実行したんです。
その結果インドは大混乱となりました。
それはそうですよね。
しかもATMで一度に引き出せる上限も日本円で3000円ほど。
仮に次の日に1万円の支払いが必要だったとしたら支払いが不可能なわけです。
そんなあり得ないことがインドでは起きたんです。
日本なら政権がひっくり返るレベルですよね。笑
その結果起きたのはATMから現金が無くなり、現金が手に入らなくなるということでした。
デリーにあるほぼ全てのATMにはこんな張り紙が張り出されました。
しかも手書き。笑
当時銀行や役所の職員もほぼこの政策を知らされていなかったそうなので、どれだけ混乱したかは想像できますよね。苦笑
ちなみに何故インド政府はこんなことをしたかというと、一つは蔓延する偽札対策。
そしてもう一つは、脱税が横行していたため記録に残らない現金を使えなくするという2つの大きな理由があったそうです。
偽札に脱税っていうもの自体日本ではあまり考えられないですよね。笑
そしてその影響は僕たちにもありました。
当時現金で現地買付けをしていた僕らにとって現金がないのは致命的でした。
しかも外国人ということで現地の銀行口座もなく、現金を手に入れるのが本当に大変だったんです。
それでも何としても仕入れのために現金を用意しないといけない!
そこで僕がとった行動はというと・・・・
一日中朝から深夜までATMに並ぶという持久戦。笑
しかも全てのATMに現金が補充されるわけではなく、補充されるATMもランダムに限定されていました。
まずは現金があるATMを見つけることから始まり。
そしてひたすら並ぶ。
3時間並んだのに目の前で現金がなくなったこともありました。
3、4時間並んで入手できる現金は4000円。
今考えても信じられないような出来事です。笑
写真は実際に現地で並んだ時のものですが、みんなピタッとくっついて深夜に並んでいました。
一生忘れない出来事の一つです。
ちなみに当時現金がないのにどうやって宿に宿泊してご飯を食べていたかというと、ツケです。笑
定宿にしていた宿のオーナーに話をして、現金が手に入るまで未払いで面倒を見てもらいました。
こんなこと本当にありえないですよね。
そんなありえないことが起きる国。
それがインドなんです。
そして今回インド政府が発表したのが、現在インド国内で流通する紙幣の中で一番大きい2000ルピー(約4000円)紙幣を廃止にするというもの。
そして廃止にする理由が、現在多くのインド人が電子決済を利用するため2000ルピーの高額紙幣の利用が少なくなっているからなんだそうです。
前回インド全土を巻き込んだ全紙幣廃止が行われたのが2016年。
それからまだ7年しか経っていないのに今回のこの対応です。
びっくりしちゃいますよね。苦笑
それでも今回は9月まで使用期間の猶予はあるそうです。
明日から使えません。
という前回よりは少しマシですかね。
ただ今回僕らに及ぼす影響は何かと言うと・・・
来年までインドへ行く予定はないので、今手元にある2000ルピーがただの紙切れになってしまうということ。
人生の中でお金が紙切れになる経験をする日が来るとは。
もう勘弁してください!
それでも9月まで時間はあるのでなんとか両替する手段がないか調べたいと思います。
それでは今日も一日頑張りましょう!
Natural LoungeのMotoです。
前回のブログに続き今回もインドネタをお届けしたいと思います。
というのも実は今、今年3回目のインド買付をしています。
毎日インドの取引先と連絡を取っているので、どうしてもインドのことが頭から離れなくなってしまうんですよね。笑
ガラミー、
バホット・ガラミー
毎日取引先のインド人が言うこの言葉。
暑いよー
めちゃくちゃ暑い〜
という意味ですが、寝ていてもそんな取引先の生産者の言葉が頭をよぎります。笑
夢でまでインドを見るなんてやばいですよね。
それだけ濃い買付ができている証かもしれませんが、年に数回あるインド買付も何とか進んでいます。
そんな訳で絶賛買付中の僕ですが、実は買付仲間から歓迎できないインド情報が入ってきました。
それは・・・・
流通しているインドルピー札の一部が使えなくなるという情報です。
まじか・・・。
これを聞いた時数年前のある事件を思い出しました。
それは当時インドで流通していた全ての紙幣が利用できなくなるというもの。
当時のその悲惨な状況をブログに書いているので、気になったあなたはこちらからご覧ください。
"『トランプ?モディー・ショックです』"
例えば、日本で急に政府が"明日から今持っている現金全て使えなくします"
なんて発表したら大騒ぎになりますよね。
そんな事絶対あり得ない事ですが、実は数年前インド政府はそれを実行したんです。
その結果インドは大混乱となりました。
それはそうですよね。
しかもATMで一度に引き出せる上限も日本円で3000円ほど。
仮に次の日に1万円の支払いが必要だったとしたら支払いが不可能なわけです。
そんなあり得ないことがインドでは起きたんです。
日本なら政権がひっくり返るレベルですよね。笑
その結果起きたのはATMから現金が無くなり、現金が手に入らなくなるということでした。
デリーにあるほぼ全てのATMにはこんな張り紙が張り出されました。
しかも手書き。笑
当時銀行や役所の職員もほぼこの政策を知らされていなかったそうなので、どれだけ混乱したかは想像できますよね。苦笑
ちなみに何故インド政府はこんなことをしたかというと、一つは蔓延する偽札対策。
そしてもう一つは、脱税が横行していたため記録に残らない現金を使えなくするという2つの大きな理由があったそうです。
偽札に脱税っていうもの自体日本ではあまり考えられないですよね。笑
そしてその影響は僕たちにもありました。
当時現金で現地買付けをしていた僕らにとって現金がないのは致命的でした。
しかも外国人ということで現地の銀行口座もなく、現金を手に入れるのが本当に大変だったんです。
それでも何としても仕入れのために現金を用意しないといけない!
そこで僕がとった行動はというと・・・・
一日中朝から深夜までATMに並ぶという持久戦。笑
しかも全てのATMに現金が補充されるわけではなく、補充されるATMもランダムに限定されていました。
まずは現金があるATMを見つけることから始まり。
そしてひたすら並ぶ。
3時間並んだのに目の前で現金がなくなったこともありました。
3、4時間並んで入手できる現金は4000円。
今考えても信じられないような出来事です。笑
写真は実際に現地で並んだ時のものですが、みんなピタッとくっついて深夜に並んでいました。
一生忘れない出来事の一つです。
ちなみに当時現金がないのにどうやって宿に宿泊してご飯を食べていたかというと、ツケです。笑
定宿にしていた宿のオーナーに話をして、現金が手に入るまで未払いで面倒を見てもらいました。
こんなこと本当にありえないですよね。
そんなありえないことが起きる国。
それがインドなんです。
そして今回インド政府が発表したのが、現在インド国内で流通する紙幣の中で一番大きい2000ルピー(約4000円)紙幣を廃止にするというもの。
そして廃止にする理由が、現在多くのインド人が電子決済を利用するため2000ルピーの高額紙幣の利用が少なくなっているからなんだそうです。
前回インド全土を巻き込んだ全紙幣廃止が行われたのが2016年。
それからまだ7年しか経っていないのに今回のこの対応です。
びっくりしちゃいますよね。苦笑
それでも今回は9月まで使用期間の猶予はあるそうです。
明日から使えません。
という前回よりは少しマシですかね。
ただ今回僕らに及ぼす影響は何かと言うと・・・
来年までインドへ行く予定はないので、今手元にある2000ルピーがただの紙切れになってしまうということ。
人生の中でお金が紙切れになる経験をする日が来るとは。
もう勘弁してください!
それでも9月まで時間はあるのでなんとか両替する手段がないか調べたいと思います。
それでは今日も一日頑張りましょう!
コメント
Profile
Moto
1983年長野県生まれ。木曽在住。
Natural Lounge副代表、バイヤー。
気がつけばストールの奥深さに魅了され、世界中のストールを探している。
様々な国のストールを扱う中で、誰が、どんな場所で、どのように作っているのか、
現地訪問し生産者と直接対話して買付をするのがモットー。
特にインド人、イタリア人との相性は抜群。
趣味は地元である木曽で、キノコ採りや山菜採り、渓流釣りをして四季を満喫すること。
20代、30代と海外の様々な場所を訪れた経験から、今は地元に魅力を感じ地域の活動にも力を入れている。
あなたがつい”クスッ”と笑ってリラックスできるようなブログをお届けしたいと思っています。
Natural Lounge副代表、バイヤー。
気がつけばストールの奥深さに魅了され、世界中のストールを探している。
様々な国のストールを扱う中で、誰が、どんな場所で、どのように作っているのか、
現地訪問し生産者と直接対話して買付をするのがモットー。
特にインド人、イタリア人との相性は抜群。
趣味は地元である木曽で、キノコ採りや山菜採り、渓流釣りをして四季を満喫すること。
20代、30代と海外の様々な場所を訪れた経験から、今は地元に魅力を感じ地域の活動にも力を入れている。
あなたがつい”クスッ”と笑ってリラックスできるようなブログをお届けしたいと思っています。
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