- 2021/05/10
- writer: 山崎拓
やっぱり真剣勝負
先月末。
あるご新規のお客さんがインターネット通販でストールを注文してくださいました。
もちろん、僕はこの方と面識はありませんし、お客さんのことも何も知りません。
ですが、今回いただいたこのご注文を見て、色々と考えさせられました。
というのも、ご注文と一緒にいただいた備考欄にこんなメッセージが書いてあったんです。
「社会人になって初めてのお給料をいただきました。ささやかですが、日頃の感謝の気持ちを受け取っていただけると嬉しいです」
これを見ただけで色々なことを想像してしまい、つい涙が出そうになりました。
いやー、素晴らしい若者だなーと 泣
しかも、立て続けにもう一つご注文をいただき、こちらにも同じメッセージが添えられています。
ここからは完全に僕の想像なのですが、きっとこのお客さんは今年社会人になった22歳の若者で、初めて勤めた会社から初月給を受け取り、それを自分のお母さんと、彼女さんあるいは奥さんのお母さんにストールのプレゼントを選んでくださったのだろうなーと。
きっと社会人になって初めの一ヶ月ですから右も左もわからず毎日緊張と失敗の連続だと思いますし、早く仕事を覚えようとして空回りしたり、初めての同期や同僚、上司との人間関係でも気を使う時期だったと思います。
こういう時、ストレスがたまるとつい身近な両親に八つ当たりしてしまったり、甘えてしまったり、身体的にも感情的にも色々と安定しないことも多いはず。
こうした中でも1ヶ月間頑張って仕事を続け、その対価として受け取ったお給料でいつも見守ってくれているお母さんにプレゼントを贈る、というその気持ちが素晴らしいですよね。
また、これも僕の勝手な想像ですが、この方はストールは自分と彼女のお母さんへ、そして、それぞれのお父さんには別のプレゼントを用意してメッセージを添えて贈られたじゃないかなーと思っています。
いやー、素晴らしい若者!!
それと同時に自分が22歳の時に誰にも言われずにこういうことができていたかなーと。
ちなみに、僕も初任給で両親にプレゼントを買いました。
え?
あなたもちゃんとやってるんじゃん。
というツッコミをいただきそうですが 笑
でも僕の場合は、初めからお給料をもらったら両親に何かを贈ろうなんてことは微塵も思っていませんでした 汗
でも、初給料をいただいた時に前職の社長からこう言われたんです。
「ここまで育ててもらったご両親やご家族に感謝の気持ちを伝えるんだよ」
と。
この言葉を聞いて、これは何かプレゼントしなきゃバチが当たる!と思わされたんですね 笑
当時は社長が一人一人の社員に給料明細を手渡しで渡してくれていましたが、その時に激励の言葉と一緒にこの言葉をかけてもらって、「あっ、そういうものなんだなー」と。
鈍感というか、感謝の気持ちが足りないというか、僕らの世代は本当に豊かな恵まれた時代に育ってきたこともあり、何でもかんでも当たり前になりがち。
何かをやってもらった瞬間、その直後はありがたいと思っても、それが毎回続くとまるでそれが権利かのように勘違いをし始める。
(毎日作ってもらっている食事や会社からのお給料やボーナスなどもそうなりがちですよね 汗)
さらに学生上がりだともう世の中の厳しさとか全然経験せずにきてしまっています・・・
なので、当時は本当にこういうことがわからなかったんですよね。
それが社会に出て、世の中のことを知ったり、経験するうちに、自分は本当にいろいろな人に助けられていて、この偉大な大自然に生かされているんだなーということがちょっとずつ分かるようになってきました。
だから昔に比べたら感謝の気持ちというのは少しずつ醸成されてきたとは思いますが、当時は本当にありませんでした。
そんな自分だったので、今回のこのお客さんの行為が余計に素晴らしく見えて、ご注文内容を見ただけジーンときてしまいました。
一方で、本当に日々いろいろな人が様々な想いを持ってストールを注文してくれたり、手にとってくださっていることについても考えさせられますし、良い意味でプレッシャーをいただきます。
お客さんにとっては一枚一枚のストールや一つ一つのプレゼントがとても大きな意味を持っているでしょうし、そんな気持ちがこもった品物を託されている僕らとしてはミスは一切許されない。
(ミスは些細なことから大きなことまでいろいろあります・・・)
やっぱり仕事は真剣勝負。
きっとこのお客さんも初めてのお給料を受け取って仕事の重みを感じていると思いますが、社会人デビュー16年目の僕も同じように感じさせていただきました。
これからもお客さん一人一人の期待に答えられるような丁寧な仕事を心がけていきます!
ということで、これからもよろしくお願いします♪
PS.
ちなみに、僕も人生初のお給料は本当に嬉しかった 笑
こういう初心も忘れないようにしていきたいです。
コメント
Profile
山崎拓
1982年長野県生まれ。安曇野市在住。
Natural Lounge代表、ストールコンシェルジュ。
3児の父。
天然繊維100%ストールが大好きでほぼ一年中巻いている。
趣味が仕事で、休みより仕事をしているほうが楽しく落ち着くという仕事大好き人間。
情熱がある分野はビジネスや健康、教育関連。
好きなことは読書、Mr.Childrenの音楽鑑賞、家族サービス、旅行。
肌に直接身につけるものはもちろん、食べ物や生活スタイル全般を出来るだけ健康的で自然に沿ったものにできるよう日々自分自身でも様々なことを試し、顧客にもその効用を伝えている。
Natural Lounge代表、ストールコンシェルジュ。
3児の父。
天然繊維100%ストールが大好きでほぼ一年中巻いている。
趣味が仕事で、休みより仕事をしているほうが楽しく落ち着くという仕事大好き人間。
情熱がある分野はビジネスや健康、教育関連。
好きなことは読書、Mr.Childrenの音楽鑑賞、家族サービス、旅行。
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