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『完璧主義の罠』



From 山崎拓
安曇野の自宅より、、、

「ここをもうちょっと直せばもっと良くなるな〜」
「これは前の方が良かったから元に戻そう」
「まだ完璧じゃないから・・・」

何かを作り出したり、考えたり、企画を立てたりするとき
あなたもこんなフレーズを言ったり、
聞いたりしたことがあるのではないでしょうか?

前回のメルマガで
「好奇心の隙間理論」についてお話しました。
前回の内容はこちら
http://blog.shop.naturallounge.jp/?eid=353457

好奇心の隙間を満たすことが目的になると
本来の目的が阻害されてしまいますが、
今回の話も
認識していないと重要な行動を阻害する可能性があることです。

僕らの事業の行動指針の一つに

「こだわりすぎない」

ということがあります。

これはなにも適当な仕事をするというわけではなく
自分達が不完全であることを許容し
行動のスピードを上げることを重視するというものです。

ビジネスの観点からは
完璧な商品や企画というものはそもそも存在せず
市場に出してみないと分からないということがあります。

特に自分がその商品や企画に惚れ込んでいて
絶対に成功させたいと考えている場合は特に注意が必要です。

必要以上に慎重になり
完璧を求めるあまり、リリースするまでの時間をかけすぎてしまいます。
そして、実際に出してみると全く反応がない・・・・
ということも多くあります。

実際に僕もあるプロモーションを企画してかなりの時間と資金を投入して
リリースした商品が全く売れないという経験もしました。
準備に時間をかけすぎたため、売れるタイミングも逃し
そこからの改善もできませんでした。

その時に
仮でもいいから素早くたたき台を作成し、
それをリリースして市場の反応を見ることができていれば
ここまで大きな失敗をせずにすんだと思います。

早く失敗できれば
早く修正ができます。

早く修正ができれば
改善の機会が得られます。

改善の機会が得られれば
成功する確率は高まります。

なぜiphoneは毎年バージョンアップされるのか?
なぜWindowsのOSはどんどん新しくなっていくのか?
なぜGmailは時々フリーズするのでしょうか?

アップルやマイクロソフト、グーグルにも完璧な仕事ができないのに
なぜ自分は完璧にはできなければいけないのでしょうか?

完璧を求めない。

これはなにもビジネスだけでなく
あらゆることに共通して言えることだと思います。

あなたが何か新しいことを始めたいけれど
準備に時間をかけ過ぎていたり
行動できていないとしたら
完璧な状態を追い求めている可能性はないでしょうか?

人間はそもそも不完全な生き物です。
不完全を許容してこだわりすぎず
とりあえずやってみる。

それによりものごとを成功させる確率は飛躍的に高まるはずです。



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Profile
山崎拓
山崎拓
1982年長野県生まれ。安曇野市在住。
Natural Lounge代表、ストールコンシェルジュ。
3児の父。
天然繊維100%ストールが大好きでほぼ一年中巻いている。
趣味が仕事で、休みより仕事をしているほうが楽しく落ち着くという仕事大好き人間。
情熱がある分野はビジネスや健康、教育関連。
好きなことは読書、Mr.Childrenの音楽鑑賞、家族サービス、旅行。
肌に直接身につけるものはもちろん、食べ物や生活スタイル全般を出来るだけ健康的で自然に沿ったものにできるよう日々自分自身でも様々なことを試し、顧客にもその効用を伝えている。


2014.05.11

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