『モノと情報どっちが大事？』

2015/02/21
writer：山崎拓
- ナチュラルライフ

今日は久しぶりに東京に来ました。

東京に来るたびに人の多さやモノの多さ、
情報の多さに圧倒される田舎者丸出しな僕ですが^^;

やっぱり来るたびに思うことは
日本で刺激を受けるには東京がベストだということです。

東京は地方の２～３年先を言っていると言われたりしますが
これはその通りだと思います。

新しいモノや最新の情報が入ってくる場所であり
その発信源でもあります。

ですが、今回感じたことはモノや情報に加え
「人」の違いにも気がつきました。

今回僕は仕事の関係で、ある経営者の集まりに参加させていただきました。
この会は全国に拠点があります。
もちろん長野県にもあり、普段はそこに参加させてもらっています。

その会合に参加して感じたことは
東京にはナレッジワーカー、
つまり「知識で仕事をする人」がとても多くなってきているということです。
◯◯コンサルタントや◯◯コーチ、◯◯コンシェルジュなど。
モノを提供するのではなく、知識やスキルを与える人たちです。

逆に、モノを作ったり、モノを売るような人たちはあまりいませんでした。

ですが、長野県ではその反対で
まだまだ製造業や小売業がメインですし、コンサルタントのような人はほとんどいません。

２１世紀はナレッジワーカーの時代になる

現代の経営学の父であるピータードラッガーも何年も前に
こう言っています。

僕自身もこの流れはすごく感じていますし
自分自身のスキルやキャリアを考える上で常に意識をしていることでもあります。

でも、そうなるとモノには価値がなくなり
知識や情報の価値が高くなるのでしょうか？

僕はそうは思いません。

確かにモノは今や溢れかえり、
セールやバーゲンで売り叩かれるものが多くなっています。
もはや手にいれることが出来ないモノはないのではないかと思えるほどです。
（特に日本ではそうではないでしょうか）

ですが、これは情報も全く同じ状況になっています。

それはインターネットが普及したおかげで
誰でも瞬時に情報を手に入れることができるようになっているからです。

さらにテレビやラジオ、新聞といった伝統的なメディアに変わり
ブログやSNS、youtubeといったネットメディアの台頭によって
個人が情報発信できる環境が整っています。

そのため、情報はあらゆる人から日々発信され、
それは凄まじい量になっています。
（2013年の時点で情報量は１０年前の４１０倍と言われています）

これらを考えるとモノも情報もほとんど同じ状況にあると言えます。
つまり、モノだから価値がなくなる
情報だから価値が高い
ということではなく、
質の高いモノや質の高い情報に価値が置かれる時代になってきているということです。

では質の高いモノや質の高い情報を提供するにはどうしたらいいのでしょうか？

その答えが前回お話しした「フォーカスする」ということです。

これだけモノが溢れ、情報が散乱すればするほど
フォーカスし、何かに特化することが絶対に必要です。
なぜならあらゆる分野で専門性が高くなっていくからです。

フォーカスすることで質の高いモノを作ったり提供したりすることができます。
フォーカスすることで質の高い情報やスキルを提供できるようになります。

そして僕が考える最も価値が高い行いは
そのモノや情報を組み合わせて、
誰かの人生に対してより良い結果や変化を与えられることだと思っています。

これからの時代はモノだから、情報だから、ということではなく
その質やそれを受け取ることで得られる変化や結果の大きさに価値が置かれる時代だと思います。

東京で素晴らしい人たちに会い、
たくさんのモノや情報に触れ、
よい刺激を受け、こんなことを感じました。

PS.
これからも僕らはストールに特化した
「ストール専門店」として活動し、
ストールというモノを提供すると同時に
ストールコンシェルジュとしてストールファッションの知識やスキルを活かし
コーディネートアドバイスや着こなしのサポートを行っていきます。

それを通じて
お客さんによりよい結果を提供し続けることが
ストール専門店Natural Loungeのミッションだと改めて感じている今です！

コメントを残すコメントをキャンセル

Profile

山崎拓

1982年長野県生まれ。安曇野市在住。
Natural Lounge代表、ストールコンシェルジュ。
３児の父。
天然繊維100%ストールが大好きでほぼ一年中巻いている。
趣味が仕事で、休みより仕事をしているほうが楽しく落ち着くという仕事大好き人間。
情熱がある分野はビジネスや健康、教育関連。
好きなことは読書、Mr.Childrenの音楽鑑賞、家族サービス、旅行。
肌に直接身につけるものはもちろん、食べ物や生活スタイル全般を出来るだけ健康的で自然に沿ったものにできるよう日々自分自身でも様々なことを試し、顧客にもその効用を伝えている。