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国が変わっても変わらないもの

Things that will not change even if the country changes





先月のMotoのメルマガでインドのAmazonについて話をしていました。

それを見ていて、個人的に面白いなーと思ったことがあります。



僕もAmazonは常日頃から利用しますし、Amazonのサイトは仕事の観点でもいつもチェックしています。


きっとこれを読んでいるあなたも名前は聞いたことがあると思いますし、一度は利用したことがある、という方が多いのではないでしょうか?


Amazonは米国の会社で時価総額は2018年4月の時点で世界4位の巨大企業です。
(ちなみに1位は僕も大好きなAppleです)



日本での通販市場でのシェアは2016年の時点でAmazonが1位(20.2%)2位が楽天(20.1%)、3位がヤフーショッピング(8.9%)となっているので、日本でもAmazonの影響力というものはものすごい大きくなっています。


もちろん、通販の世界では世界一です。


なので、同じくインターネットで通販をしている僕らとしては、Amazonの動向は常にチェックしていますし、参考にしていることもたくさんあります。


で、今回インドのAmazonを見て面白いなーと思ったのは、そのレイアウト。
(アメリカのAmazonのサイトは僕もチェックしているのですが、さすがにインドは見ていませんでした 笑)


もしかしたらあなたも気がついたかもしれませんが、日本のものとほぼほぼ一緒。



スクリーンショット 2018-04-05 7.22.33

こちらが日本のAmazonのサイト。


スクリーンショット 2018-04-05 7.18.24


ちなみにアメリカのAmazonはこんな感じ。
(こっちもほぼほぼ一緒ですね)


スクリーンショット 2018-04-05 7.17.42


このことから何がわかるか?
というと、このレイアウトがAmazonにとって現在のところベストなものだと推測できます。



Amazonのような超すごいサイトは日々ものすごい数のテストをしています。


こっちのレイアウトがいいのか?
それともこっちがいいのか?
文章はどんな内容がいいのか?
デザインはどっちがいいのか?
写真の種類や構成は?


など、膨大な組み合わせと可能性を日々追求しているんですね。
実際にAmazonに勤めたことはありませんが、絶対にやっているはずです 笑


たまーに、日を変えてサイトに行ってみるとちょっとした部分が変わっていたりするので、気にしてみると面白いです(僕だけかもしれませんが 笑)



そんなものすごいテストを繰り返した結果、国をまたいで今のレイアウトに落ち着いている、と考えると。



国が変わっても変わらないものがある、ということがよくわかります。



それはきっと人間の行動心理の部分。



人種や文化、環境、宗教がぜんぜん違っても、人には変わらない部分があるということだと思います。



もし根本的に違っているのなら、きっとこのレイアウトも違っているでしょうし、Amazonなら間違い無くそれぞれの国用にカスタマイズしているはずです。



特にこのトップ画面というのは通販サイトにとっては最も大事なページなんですね。
(このページは他のどのページよりもアクセスの数が多く、ここがダメだとお客さんはすぐに他のサイトに行ってしまいます 泣)



ここが同じであるということはきっと何かがある。



それがなんなのか?
は今の僕にはまだ全部は分かりません 笑



でも、それがなんなのか?
ということを追求することは個人的にはとても楽しい。



人の心理を学んだり、実際にお客さんに聞いてみたり、それを実際に僕らのサイトに活かしたり。


Amazonには到底及びませんが、僕らも小さいなりに小さな改善は常に繰り返していかなければいけないな!と思わされます。



そして、今回のAmazonのサイトを見て感じた最大の教訓は、やっぱり通信販売はどこまで行っても人相手の仕事だなーということ。


インターネットで通販をしていると、対面での接点が少なく、常日頃見るのは、膨大なデータや数字、テキストなど、無機質なものが多くなります。


そうした環境にいると、つい、この画面の向こうには自分と同じ人がいてその人が利用してくれているんだ。ということを忘れがちになります。


でも、それを忘れてしまったら全てがうまくいかなくなると思います。


僕らに限った話ではありませんが、すべての仕事はなんらかの形で人に貢献するもののはずです。


だから、お客さんのことを考えれば考えるほど、どんな仕事でもうまくいくと思います。一方で、商品のこと、自分達のことばかりに目が行くようになっていると危険なサイン。


特に僕のようにもともと商品が大好きで仕事を始めている場合は、どうしてもそっちに行きがちになります。


アマゾンのサイトを分析していくと、いかにユーザーの利便性を考えて設計されているか?ということが本当によくわかります。


一見、ドライで無機質に感じるアマゾンですが 笑


きっとこの画面の向こうで仕事をしている人たちはお客さんのことをものすごーく考えているだろうな、と。そうでなければ、こんなサイトを作ることは絶対にできない。


本当に勉強になります。


そして、僕らももっともっとお客さん、つまりあなたのことを考えて仕事をしていかなければいけないな!と改めて感じました。



僕の尊敬する人はこんな名言を言っています。


「商品に恋をするのではなく、顧客に恋をしろ」


ちょっと恥ずかしくなるような言葉ですが 笑
真をついているなーと。



いずれにしても、やっぱり世界のアマゾンすごい!


彼らの仕事を見習ってこれからも日々精進していきます。









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Profile
山崎拓
山崎拓
1982年長野県生まれ。安曇野市在住。
Natural Lounge代表、ストールコンシェルジュ。
3児の父。
天然繊維100%ストールが大好きでほぼ一年中巻いている。
趣味が仕事で、休みより仕事をしているほうが楽しく落ち着くという仕事大好き人間。
情熱がある分野はビジネスや健康、教育関連。
好きなことは読書、Mr.Childrenの音楽鑑賞、家族サービス、旅行。
肌に直接身につけるものはもちろん、食べ物や生活スタイル全般を出来るだけ健康的で自然に沿ったものにできるよう日々自分自身でも様々なことを試し、顧客にもその効用を伝えている。


2018.04.07

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