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木曽にもようやく山菜の季節がやってきました♪

おはようございます。
Natural LoungeのMotoです。



1年を通して日中のほとんどはお店がある松本にいますが、プロフィールにも書いているように僕の家があるのは木曽という場所です。



松本と木曽の位置を知っているお客さんに話をすると、そんな遠くから毎日通っているの!?と驚かれますが、Natural Loungeを始めて12年、インドに行く時以外はほぼ毎日通勤しています。



交通状況にもよりますが、だいたい車で片道1時間10分〜20分かかるので、毎日約3時間は通勤にかかります。
40代になって、最近は通勤だけでもしんどい日がありますけどね。笑
それでも四季折々の信州の自然の魅力を感じながら通っています。



そしてそんな僕が暮らす木曽ですが、小説家である島崎藤村の代表作「夜明け前」の冒頭では、こう表現されています。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

木曾路 きそじ はすべて山の中である。
あるところは 岨 そば づたいに行く 崖 がけ の道であり、
あるところは数十間の深さに臨む木曾川の岸であり、
あるところは山の尾をめぐる谷の入り口である。

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こうして書かれているように、木曽は山々に囲まれていて、今でも当時の中山道の宿場が保存されています。
木曽路で今も形が残っているのは、奈良井宿、妻籠宿、そして馬籠宿です。







島崎藤村の表現がこの写真からも伝わってきますよね。
僕の家の近くには中山道の宿場町である奈良井宿がありますが、GWともなると多くの観光客が訪れます。







そして最近は海外からの観光客も多い木曽ですが真冬は氷点下15度以下になることも多く、長野県の中でも春が訪れるのが遅い場所でもあります。
もう桜も散り始めていますがここ数日は花桃が見頃を迎えようとしています。



植物の状況を書くだけでその地域の気候がわかりますよね。







こうしてようやく春を迎えた木曽ですが、桜や花桃の開花とともに訪れるのが山菜シーズンなんです。笑
僕のプロフィールに趣味:山菜採りと書いていますが、自然豊かな木曽では様々な山菜を身近で採ることができます。



山菜採りやキノコ採りは僕らにとって先祖代々受け継がれてきた土地の文化であり、自然の恵みをいただけることは本当にありがたいことだと思っています。
ただ比較的まだ継承している僕らですら、80代、90代の先輩たちからすれば全然なんですよね。
まず採れる山菜の種類の数が違うし、食べるだけはなく薬草としての知識もあります。



山菜の話ではないのですが、僕が小学生の頃に友人の家で火傷をしたことがありました。
高温のフライパンを素手で触ってしまい、かなりの火傷をしたのですが"熊胆"を友達の大おばあちゃんが慌てて塗ってくれたんです。
すると火傷をした箇所が急に熱を持ったんですよね。
未経験の感覚だったのでその熱感を今でも鮮明に覚えていますが、その後熱が落ち着くと一気に痛みが治まり、数日して跡が残ることもなく治ったことがありました。



まさに先人の知恵。
僕の人生の中で自然の力を目の当たりにした出来事の一つが、こんな地域で暮らしているからこその恩恵を小さい頃から授かってきました。



そしてそんな僕が毎年楽しみにしているのが春の山菜です。
山々が芽吹き始めると、それは山菜シーズンの合図、今年もいよいよその季節がやってきました。



そして山菜といえばやっぱり、タラノメにコシアブラ、コゴミにウリッパ、ミズにシュウデ、そしてウドに葉ワサビです。
地域によってこうした山菜の呼び名も違うし、食べ方も変わるので人気度も地域で違うんでうよね。笑



僕も今あげた山菜は採りますが、まず出はじめで楽しみな山菜が2つあります。
まず一つ目が葉ワサビです。



清流の湧き水が流れる場所に自生する葉ワサビ。










市販のものでは味わうことができないほど、みずみずしくて洗練されています。



鼻にツーンと抜ける辛味は一度食べたら忘れられません。
漬けた葉ワサビを乗せて食べるかけ蕎麦は絶品です。
ちなみに木曽は蕎麦も美味しいんですよ!



そして山菜を語る上で外せなのがこちら。







何かわかりますか ?
たらの芽。
まだ僕の近所では芽がで始めたところですが、やはり山菜といえばたらの芽ですよね。笑







これが採ってすぐ揚げて天ぷらで食べると柔らかくて絶品なんです。涙



結局食べることばかりですが、今まさに旬なのがこの山菜たちです。
僕は今年で95歳になる祖母に山菜の知識を教わりました。
祖母はさすがにもう山には行けませんが、今は自分が採った山菜やキノコを祖母に持っていくのが毎年の恒例となっています。



今年も山菜は始まったばかり。
しっかり自然の恵みを頂いて心身ともにリフレッシュしていこうと思います。







それでは今日も1日頑張りましょう!



コメント

木曽にもようやく山菜の季節がやってきました♪」への2件のフィードバック

  1. Avatar匿名

     
     ストールのブログも好きですが、今日のような木曽の自然に付いてのブログも心がホッコリして好きです。

     育った東北でも春は山菜の季節です。色々食べました。
     でも、葉わさびは松本に住んでいた時に初めて食べました。葉わさびの花の写真、綺麗です。懐かしいです。
     洗ってザクザク切ったら、茹でずに(熱湯を少し掛けたりしますが)蓋付き密閉容器に入れて塩か砂糖を一つまみ。あとはガシャガシャ振るんですよね。で、冷蔵庫へ。
     翌日食べる時の鼻へ抜ける辛さ‼
     美味しかった‼でも、涙が〜‼松本ライフの醍醐味〜〜‼

     熊の油と火傷。東北でもマタギや猟師の人達は皮膚薬として使っている、と小さい頃聞きました。信州と東北、共通点多し、です。
     
     木曽の宿場町も素敵でした。又、温泉や御嶽山を背景にした開田高原、そこに育つ日本在来種の木曽馬。そして木曽檜の赤沢森林公園。日本の原風景を見、それを守る方々を知った信州·木曽でした。
     毎日往復に3時間かかっても木曽から通う……インド出張も多いMotoさんだからこそ、木曽が良いのでしょうね。
     御高齢のお祖母様がいらっしゃるのですね。お元気そうで何よりです。採った山菜やキノコをお届けするMotoさん、お祖母様にとってさぞ可愛いお孫さんでしょう。Motoさんも素晴らしいです。

     皆様、お身体をお大切にお過ごしくださいね。
                           (千葉のS)

    返信
  2. Avatar匿名

    こんにちはー😊
    木曽の春はゆっくり来ますよね🌸
    今くらいは花桃と八重桜が咲いてる感じかなぁ😊
    奈良井宿の散策、妻籠・馬籠も良いですね~😆

    ゴールデンウィークといえば、木曽での思い出すことが2つあるんですが…😌
    その1つに、主人と結婚する前に木曽の祖母宅へ行った時のことです。
    こちらは半袖に何か羽織るものがあればいい陽気の日が続いていたんです☀
    ですが、木曽の朝晩や昼間でもまだまだ寒い日があることを知っている私は主人に、
    『長野は寒いから、トレーナーと長袖服や羽織れる服は必ず持って来てよ。あとタバコも多めにね。』
    と何回か念を押して言ったんです☝️
    なのに、何ひとつとして用意をして来なかったんです😡
    すると、木曽に着いたらみぞれが降って来て寒い寒い(笑)
    「なんで、雪が降ってくるんだよー!こんな寒いなんて聞いてない!」
    と怒り出して、私のトレーナーを奪って着てる始末😵
    『私は何回も寒いからねと言ったのに、どうせ信じなかったんでしょ?まさか、タバコも持って来なかったんじゃないよね!?買いに行こうと思ったら車で黒沢まで戻るんだよ💦』
    「………タバコもない……何で……😨」
    『だから、何回も言ったのに!!タバコは吸わなくても死なないから我慢だね、自分が悪いのよ(笑)』
    (⁠╯⁠︵⁠╰⁠,⁠)←こんな顔してました😁

    次の日は良い天気で、伯母がたくさんのタラの芽を採って来てくれて天ぷらにして食べたのですが、タラの芽を食べたことがない主人は大皿に山盛りの天ぷらをほぼひとりで食べ尽くし……伯父と七笑をガブガブ飲んで……
    翌朝、胃がびっくりしたようで口の端にできものが😞
    伯母がセンブリを煮出してくれて、あの苦ーいセンブリを一気に飲み、すんごい顔になっていました😁
    でも、すぐに治るんですよね〜、凄い効きますよね😌
    いろんな意味で、木曽の春の洗礼を一度に味わった主人でした(笑)
    この時はわらびもウリバもまだ採れなくて食べられませんでしたが、あまりにたくさん食べる主人を見て、伯母がびっくりしながらも、わらびがあったら良かったなとかこごみもまだだしなとあれもこれも食べさせたかったみたいでした😅
    わさび葉はもう採れるんですね😊
    濃い緑の葉がキレイですよね~😆
    春の木曽に行きたくなります🚙

    三重 近藤

    返信

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Profile
Moto
Moto
1983年長野県生まれ。木曽在住。
Natural Lounge副代表、バイヤー。
気がつけばストールの奥深さに魅了され、世界中のストールを探している。
様々な国のストールを扱う中で、誰が、どんな場所で、どのように作っているのか、
現地訪問し生産者と直接対話して買付をするのがモットー。
特にインド人、イタリア人との相性は抜群。

趣味は地元である木曽で、キノコ採りや山菜採り、渓流釣りをして四季を満喫すること。
20代、30代と海外の様々な場所を訪れた経験から、今は地元に魅力を感じ地域の活動にも力を入れている。
あなたがつい”クスッ”と笑ってリラックスできるようなブログをお届けしたいと思っています。


2025.04.29

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