松本PARCO本当にありがとうございました！ | ストール専門店ナチュラルラウンジ

2025/03/04
writer： Moto
- ナチュラルライフ

松本PARCO本当にありがとうございました。

おはようございます。
Natural LoungeのMotoです。

ここ数年全国各地で大型ショッピング施設の閉店が相次いでいますよね。
それは松本も同じで今年まずイトーヨーカドーが閉店。
そして2月28日で松本PARCOが40年の歴史に幕をおろしました。

さらに今月末には松本駅前で140年の歴史がある井上百貨店も閉店します。
僕らが子供の頃から当たり前のようにあったお店がこうしてなくなっていくのを目の当たりにして、一つのサイクルが終わったのだと実感しています。

小学生の頃は休みになると家族でイトーヨーカドーへ買い物へ行き、中学生の時は友達と少し背伸びをしてPARCOへ。
当時はまだネットもなく、みんなでファッション雑誌を回し読みして気になったブランドのお店に行ったのは今でも良い思い出です。
お洒落な販売員のお兄さんたちに話しかけられた時のあの緊張感は忘れられません。笑

特にPARCOはこの地域の若者にとっては特別な存在だったので、こうした経験や思い出はきっと同世代なら皆ながあるはずです。
そしてこんな10代のころの思い出がある一方で、松本PARCOはNatural Loungeにとっても忘れられない場所の一つでもあります。

折に触れてブログに書かせてもらっていますが、実はNatural Loungeを始めたばかりの頃僕らは松本PARCOで販売員をした経験があるんです。笑
しかも販売していたのはTシャツと帽子。笑
え？初耳でしたか？笑

以前山崎も当時のことをこのブログに書いているのでぜひ読んでみてください♪

10代の頃、将来自分がPARCOで販売員として立っているとは1ミリも思っていませんでしたが様々なことが起きるのが人生。
人生色々とはよく言ったものですが、30歳を過ぎて初めて人生初の販売員となったんですよね。笑
10代、20代のお客さん、販売員が多いPARCOで三十路のおっさんズが販売員デビューをしてしまったわけです・・・

当時の貴重な写真がこちら。笑

もう10年以上前の写真ですがこの時から山崎はストールをして僕はしていませんね。笑
（写真が古いのでボケてしまっていたらごめんなさい）

この頃は代行で販売を請け負いつつ、その業者さんのご好意で少しスペースを貸してもらってNatural Loungeストールを販売していました。

当時はまだまだNatural Loungeをスタートしたばかりでストールの販売実績もほとんどありませんでした。
さらに絶対需要はある！と根拠のない自信はありながらも、どんなストールがお客さんに受け入れてもらえるのか手探りの状況だったんですよね。

そんな状況なのにインドへ行って自分の感覚で買付をしていたなんて今では考えられませんが、実際に対面で接客をしながらお客さんの率直な反応を知ることができたのは当時の僕らにとって最大の収穫で、それは間違いなくNatural Loungeストールの原点です。

もちろん僕らはTシャツや帽子も全力で販売しましたが、やっぱり自分達のストールが売れたり、ストールの前にお客さんが立ち止まってくれた時の喜びは今でも忘れられません。

30歳にして初めて接客の仕方など様々なことを実践で学ばせてもらった場所。
起業したばかりで人生をかけて通った松本PARCO。
本当にあのPARCOでの経験がなかったら今のNatural Loungeはありません。

40年という歴史の中で僕らがいたのはわずかな期間でしたが、松本にPARCOがあったおかげで人生が豊かになった人は大勢いると思います。
ただ服を買うだけの場所でななく、40年間多くの若者に影響を与え続けてくれた存在にはただただ感謝しかありません。
そう思うと実際になくなってしまった寂しさはありますが、僕らはこの初心を忘れずこれからも進んでいこうと思います。

松本PARCO本当にありがとうございました。
そしてお疲れ様でした。

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Profile

Moto

1983年長野県生まれ。木曽在住。
Natural Lounge副代表、バイヤー。
気がつけばストールの奥深さに魅了され、世界中のストールを探している。
様々な国のストールを扱う中で、誰が、どんな場所で、どのように作っているのか、
現地訪問し生産者と直接対話して買付をするのがモットー。
特にインド人、イタリア人との相性は抜群。

趣味は地元である木曽で、キノコ採りや山菜採り、渓流釣りをして四季を満喫すること。
20代、30代と海外の様々な場所を訪れた経験から、今は地元に魅力を感じ地域の活動にも力を入れている。
あなたがつい”クスッ”と笑ってリラックスできるようなブログをお届けしたいと思っています。