- 2018/09/10
- writer: 山崎拓
面白い読み物の秘密
1ヶ月ほど前。
お店の常連さんが「みやざき新聞」を持って来てくれました。
みやざき新聞のことは昔からこのメルマガでも何度か話題としてあげさせてもらっています。
僕は本を始め、読み物がとても好きなので、この新聞をいただくのが一つの楽しみになっています♪
それを察してくださっているのか、常連さんは最近ではストールは購入する予定がなくてもわざわざ新聞だけは届けてくださったり。
(Fさんいつもありがとうございます!)
僕は今は新聞を読んでいないのですが、このみやざき新聞だけは毎回目を通させていただいています。
読んだことのある方はご存知だと思いますが、この新聞は普通の新聞とはちょっと違った構成になっていて、ニュースはほとんど、というかほぼありません。
じゃあ何が載っているか?というと。特定の分野の専門家と呼ばれるような人たちのストーリーがインタビュー形式で掲載されているんです。
中にはこんな職業あるんだ!?
とか、こんな風に生きている人がいるんだなー、とびっくりすることもたくさんあります。
それと同時に、やっぱりその道を長く追求してきた人たちの考え方や生き方に触れることができ、とても勉強になっています。
今回も数ヶ月分を譲っていただいたので、結構ボリュームがあったのですが、面白くてすぐに読み終えてしまいました。
今回も楽しかったー!
と 笑
でも何でこのみやざき新聞はこんなにも簡単に楽しく読めちゃうのかなー、とちょっと考えたんです。
というのも、僕が大好きな本でも同じようなことをたびたび感じるからです。
すごく楽しく読めて、次のページをめくる以外は何もしたくない!
と思える本や雑誌、定期刊行物がある一方。
これは読みたくない、読むのが苦痛・・・という本もある 笑
この違いは何だろう?
と。
僕らもこうして日々メルマガを書いていますし、毎月ナチュラルマガジンというニュースレターも発行させてもらっています。
なので、読みやすい文章、楽しい読み物、つい引き込まれるものはどのようにできているのか?ということを研究したり、文章の技術を上達させるためにはどうすればいいか?ということはいつも考えています。
そんなことを考えながら、改めてこのみやざき新聞や楽しく読める本のことを見てみると、、、
どうやら3つほど、大きなポイントがあるような気がします。
ストーリー
一つ目は「ストーリー」。
物語というのは昔からついつい引き込まれてしまいますよね。
子供の頃は日本昔話を読んだり、見たりしていますし、大人になってからも小説やドラマが好きな人は多いと思います。
これらがいつの世も人気なのもストーリーがあるからだと思います。
うまい小説や面白いドラマなどはまるで自分がその世界に入って擬似体験をしているかのような感覚を覚えます。
なので、ただの情報とは違い、泣いたり、笑ったり、恐怖を感じたり、、、
と、感情がグラグラ動かされます 笑
みやざき新聞の記事も基本的にそのインタビューを受けている人のストーリーがほとんど。なので、とても感じるものがある。
なのでストーリーがみやざき新聞を面白くされている大きな要因じゃないかな?と思います。
パーソナリティー
二つ目は「パーソナリティー」。
当たり前ですが、人は皆それぞれ個性があります。
みやざき新聞に載っているスペシャリストの人たちももちろん、ほぼ全員強烈なパーソナリティーを持っていて、それがうまく伝わってきます。
生い立ちや仕事、プライベートの過ごし方や趣味、物事の捉え方や考え方など、人によって本当に千差万別。
こういう情報がたくさん出ていると、親近感が湧いたり、好感を持ったりしやすいですよね。一方で、嫌いになるリスクもありますが 笑
僕も今までみやざき新聞を読んでいて、興味の湧いた方、好きになった方が何人もいます。
なので、できるだけその文章の中にパーソナリティーを入れると良いのではないかなー?と思います。
ちなみに、このメルマガでもパーソナリティーはかなり出していると思います。
というか出し過ぎじゃないか?というくらいかも 笑
でも、今回こうやって分析してみると、やっぱりあらためてパーソナリティーはどんどん出して行ったほうがいいなーという結論になりました。
会話調
3つ目は「会話調」であること。
みやざき新聞の場合はインタビュー形式なので、当たり前ですが、基本会話している言葉がそのまま載っています。
これが、かなり読みやすいんですよね。
もし仮に、これがただの記述になっていたら読むのは苦痛になると思います。
会話調だとまるでその人と話しているかのように読むことができます。
難しい言葉も少ないですし、リズムも良い。
人に話しかけるように書く、って大事だなーと。
いかがでしょうか?
気がつけばちょっとマニアックな内容になってしまったので、普段文章を書く人以外は退屈になってしまったかもしれません、、、
ですが、このメルマガを読んでくれている人の中にも、ご自身でメールマガジンをやられている方もいらっしゃいますし、日々の生活の中で文章を書く機会というのはわりとあると思います。
(例えば、小さいとこではメールも文章ですよね)
そんな時にはこの3つのポイントを抑えていただくと、より相手に興味を持ってもらえ、自然と読み進めてしまう文章が書けるかもしれません。
僕もこうして書いていて、もっとストーリー入れなきゃなー、と思わされました 笑
ということで、今日の話が何かの参考になれば嬉しいです^^
PS.
多分これは文章だけでなく、日常のコミニュケーションでも全く同じことが言えると思います。
コメント
Profile
山崎拓
1982年長野県生まれ。安曇野市在住。
Natural Lounge代表、ストールコンシェルジュ。
3児の父。
天然繊維100%ストールが大好きでほぼ一年中巻いている。
趣味が仕事で、休みより仕事をしているほうが楽しく落ち着くという仕事大好き人間。
情熱がある分野はビジネスや健康、教育関連。
好きなことは読書、Mr.Childrenの音楽鑑賞、家族サービス、旅行。
肌に直接身につけるものはもちろん、食べ物や生活スタイル全般を出来るだけ健康的で自然に沿ったものにできるよう日々自分自身でも様々なことを試し、顧客にもその効用を伝えている。
Natural Lounge代表、ストールコンシェルジュ。
3児の父。
天然繊維100%ストールが大好きでほぼ一年中巻いている。
趣味が仕事で、休みより仕事をしているほうが楽しく落ち着くという仕事大好き人間。
情熱がある分野はビジネスや健康、教育関連。
好きなことは読書、Mr.Childrenの音楽鑑賞、家族サービス、旅行。
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