- 2018/06/01
- writer: 山崎拓
勘違い君
先日のMotoのメルマガで昔の懐かしい写真が載せられていました。
初めてインドへ行ったのはもう8年も前になりますから、僕もMotoもまだ20代の貴重な写真です 笑
と同時に、「俺の見た目(髪型)やばいなー」とも。
自分で言うのもなんですが、なかなか汚い格好をしています 笑
当時はインドへ行くということもあり、旅人みたいなファッションに憧れていた時期だったんです。
髪は長髪、ストールを垂らし、まるでマントのようにボロ布を纏う。
インドへ行くときはできるだけお金がなさそうな見た目にしようということで、こういう格好にはなっていたのですが・・・
髪型に関しては日本でも同じ。
8年前はまだ会社員をやっていたので、この髪型で毎日出勤していました 汗
そして、当たり前なのですが、社長を始め、上司から髪型について注意を受けることが度々ありました。
で、その当時の僕は完全に勘違いをしていて、仕事はちゃんとやっているんだから髪型なんてなんでもいいでしょ。と思っていました。
特に当時はそこそこ経験も積んで仕事ができるようになってきていたので、調子に乗っていた時期。
なので、注意されても、この格好を改めようとはしませんでした。
(今思うと完全にダメ社員)
そんなある日、打ち合わせのためにお客さんのところへ出張することが決まりました。
会社の車に乗り込み、高速のインター直前まで車を走らせたとき、上司から携帯に電話がかかってきました。
「社長が今すぐ戻って来いと言っている。すぐに戻ってきてくれ」
当時の僕は、なぜ戻ることになったのか、想像もできませんでした。
急いで、来た道を戻り、指定された会議室に行き、ドアを開けると・・・
社長と取締役や部長、課長など、会社の重役が揃っています。
そしてとても重苦しい雰囲気。
しかも社長の顔は明らかに怒っている。
これは何か重大な問題を起こしてしまった、ということだけは分かりました。
しばらく沈黙が続いた後。社長が重い口を開きます。
「お前ら、山崎の格好見てどう思う?」
社長からの問いを受けて取締役や部長、課長の何人からも髪型について指摘を受けました。
そのとき、初めて僕は自分がなぜ呼び戻されたのか、わかりました。
しかも、この日は客先への出張。
お客さんからすれば僕を見て会社のことを判断することになります。
もちろん、見た目だけですべてを判断することはありませんが、見た目が相手に与える印象が大きいことは誰でも分かりますよね。
社会人になったら当たり前とも言えること。
恥ずかしながら当時はそんなことも分かっていませんでした。
で、社長を始め、会社の偉い人たちから次々に風貌ついての指摘や叱責を受けているうちに、なんだか自分自信を否定されているかのような感覚を覚えました。
もちろん、実際はそんなことはなく、完全に僕が悪いのですが・・・
(皆、人格攻撃はしていませんでしたが、僕の意識がそう捉えていたんですね)
そして、来週までに髪を切ってこい!
ということに 笑
それを言われた僕は、あろうことかこんなことを思ったんです。
「もう、会社辞めてやる!!」
バカじゃないの!?
クビにならなかっただけマシでしょ!
と、あなたは思いますよね。
本当その通りです 笑
もう中学2年生並みの思考です。
でも、当時は髪を切って自分のスタイルを変えるくらいなら辞めた方がいい、と本気で思っていました。
で、この「髪切れ事件」はすぐに全社に広まって、その噂を聞きつけたMotoが僕の様子を見にきました。
そしたら、もう辞める!とか言っている僕を見て、Motoがその日飲みに誘ってくれたんですね。(ちょうどその日は金曜日)
飲みの席で今までの経緯を話すと・・・
「アホか!」
「せっかく仕事できるようになって皆に認めてもらえるようになってきたのに、そんな辞め方したら一生後悔するぞ」
(もっとライトで優しい言い方だったと思いますが、端的にいうとこんな感じ)
そう言われて、目が覚めたんですね。
それまでは、髪を切ることで自分が自分でなくなってしまうかのような感覚を持っていたんですね。大げさですが・・・
あとは、単純に叱られて髪を切ってくることがダサいと思っていました。
でも、よく考えたら、髪を切るのを拒んで会社を辞める方がダサいですよね 笑
「なんで会社辞めたんですか?」
と聞かれたとき
「髪の毛切れって言われたからです」
なんて答えたら、間違いなくまともな会社は雇ってくれないでしょう 笑
その週末、行きつけの美容院で髪をバッサリ切ってもらいました。
翌週の月曜日の朝、社長のところへ言って謝り、なんとか会社に残ることができました。
そして、その日をきっかけに会社にある変化が起きました。
今まで、ちょっと小汚い無精髭が生えている先輩や、ちょっとヤンキー風の先輩が急に小綺麗になってきているではありませんか。
先輩たちに話を聞くと、「お前のせいだぞ!」何て言われる。
どうやら「髪切れ事件」が起こってから会社における「長髪とヒゲの取り締まり」が厳しくなったそう 笑
当時Motoもヒゲを生やしてたのですが、その週は綺麗に剃って出勤してきていました 笑
当時は色々な意味で悪いことしちゃったなーと思いましたが・・・
今思うといいことですね 笑
そんな経緯もあるので、僕は今でも前職の社長や諸先輩方に頭が上がりませんm--m
今日はそんな懐かしいエピソードのお話でした^^;
きっとあなたは大丈夫だと思いますが、僕のような勘違い君にならないよう・・・
見た目にも気をつけていきましょうね!
コメント
「勘違い君」への3件のフィードバック
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Profile
山崎拓
1982年長野県生まれ。安曇野市在住。
Natural Lounge代表、ストールコンシェルジュ。
3児の父。
天然繊維100%ストールが大好きでほぼ一年中巻いている。
趣味が仕事で、休みより仕事をしているほうが楽しく落ち着くという仕事大好き人間。
情熱がある分野はビジネスや健康、教育関連。
好きなことは読書、Mr.Childrenの音楽鑑賞、家族サービス、旅行。
肌に直接身につけるものはもちろん、食べ物や生活スタイル全般を出来るだけ健康的で自然に沿ったものにできるよう日々自分自身でも様々なことを試し、顧客にもその効用を伝えている。
Natural Lounge代表、ストールコンシェルジュ。
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趣味が仕事で、休みより仕事をしているほうが楽しく落ち着くという仕事大好き人間。
情熱がある分野はビジネスや健康、教育関連。
好きなことは読書、Mr.Childrenの音楽鑑賞、家族サービス、旅行。
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2015年 (374)
10年以上前の記事
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Taku&Moto 両君へ
今日のプログを読まさせて頂き・・・正直そんなことも有ったんだなア・・・!?
と懐かしく思いました。
1970年代に私もUSA遊学滞在していた時の約2年間はTakuのような長髪でした・・・が、
見ぐさくないよう手入れはしていましたがネ・・・(笑)
今は絶版かとも思いますが、PHP研究所発行 「喜怒哀楽の人間学」伊藤肇 著 昭和53年9月初版
の第2章「人品骨柄の人間学」を読ませたいですネ・・・。
参考までに抜粋してコピー送りますね・・・
吉野のオヤジ
吉野社長。
コメントありがとうございます!
ありました、ありました!社長、あの時本気で怒っていたからめちゃくちゃ怖かったですよ 笑
今となってはとても貴重な思い出です。
社長も髪の毛長かったんですね!確か一度だけ写真を見た気がしますが・・・
また機会があれば当時の写真もぜひ見せてください。
そして、「喜怒哀楽の人間学」のご紹介ありがとうございます!
絶版だったら残念だなーと思いながら調べたら、中古本がまだ売っていました!
早速購入したので、しっかり読み込もうと思います。
いつもありがとうございます!
山崎
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