- 2019/07/10
- writer： 山崎拓
奇跡的な出会い
「やっと着きました」
そう言ってご来店くださったのはある常連さん（Iさん）。
歩いてこられた感じだったので、はじめは地元の方なのかな？
と思っていました。
お顔も初めて見る。
ご新規のお客さんかな？と思いましたが、お話をしていると完全に常連さんということがわかりました。
Iさんは一年ほど前からインターネット通販をご利用くださっている方なのですが、今回はある２枚のカシミヤ手織りストールを実際に見てみたくてご来店くださったんです。
朝７時頃に出発てくださったようなのですが、お店についたのが１１時３０分くらいだったので、ここまで来るには片道約４時間半！
電車とバス、そして徒歩でここまで来てくださいました。
さらにお話を聞くと、日帰り（翌日は仕事）ということなので、本当に丸一日をナチュラルラウンジに来るだけのために割いてくださっていたことになります。
「一度来てみたかったんです！」
とおっしゃってくださっていましたが、本当にありがたいことです。
ここまでお話を聞いて、お店に入る瞬間に「やっと着きました」という言葉の意味がようやく分かりました。
今回Iさんにはもともと実際に見て比較したかった一方のカシミヤ手織りストールを含む、３枚のストールを手に取っていただきました。
（Iさん、本当にありがとうございます！）
片道４時間半の日帰りなので、お店の滞在時間は決して多くありませんでしたが、僕もIさんとお会いするのは初めてだったので、色々とお話をさせていただきました。
そして、お話を聞いていてとても意外だったことがあります。
初めてご来店されたお客さんはもちろんですが、常連さんでも普段インターネットをご利用くださっている方には必ずお聞きする質問があるんです。
それは「ナチュラルラウンジをどこで知っていただいたんですか？」というもの。
お店に一度でも来ていただいたことのある方ならよくわかるの思うのですが、この場所、普通にお店を構えているだけでは誰にも気づかれない可能性が十分にあります 笑
気がつくとしたら、たまたまお店の看板がある通りを通って「あ！こんなとこにストールの専門店あるんだ！」というくらい。
なので、この近辺に住んでいる方か、この道を通勤で使っている方、近くの信州大学の学生くらいしかここにお店があることはわからないと思います・・・
さらにインターネットの世界になるとこれがもっともっと過酷になります。
誰もが知っている通り、インターネット上にはものすごい数のお店があります。
ちなみにモールという楽天やアマゾンのようなところに出店しているお店の数は2017年のデータによると約75万店。さらにここに僕らのようにモールに入っていないお店が11万店加わります。
（ちょっと古いデータなので今はもっと多くなっていると思います）
なので、ざっくり計算しただけでも86万店のお店が看板を掲げていることになります 汗
これだけでも十分に熾烈な環境なのですが、インターネットはそれだけではありません。
インターネット上の空間は買い物をすることだけでなく、コンテンツなどの情報を探していたり、SNSなどのコミニュケーションを楽しんだり、ユーチューブなどの動画コンテンツを視聴したり、など多種多様の使い方があり、その使い方の分、いろいろなホームページが存在しています。
（むしろインターネットでは買い物をする時間よりこうした情報やコンテンツ、SNSを見るために使っている時間の方が圧倒的に多いですよね）
ちなみにこのホームページ数ですが、なんと・・・
17億6692万6408
日本の人口を超えるばかりか、インドの人口も超えてます 笑
（ちなみにインドの人口は約13億人）
この天文学的な数とも言えるホームページの中から自分たちのホームページを見つけてもらうというのは、至難の業ということがよくお分かりいただけると思います。
僕らも実際に初めてインターネットの世界に足を踏み入れたときには、このことをしっかり理解しておらず、ホームページを作ればお客さんがお店を見つけてくれて、商品がどんどん売れていくんだろう。とそんな甘い考えを持っていました。
もちろん、結果は、、、
惨敗 泣
お店に関してもこの場所なので、何もしなければほぼ誰にも見つけてもらうことができません。
もちろん、それでは事業が成り立たないので、、、
もう一度１からビジネスやインターネットの世界、広告やマーケティングなど様々な分野について必死に勉強をしました。
それと同時にどうやったらお客さんにお店の存在を知ってもらえるか？ということを真剣に考えて、様々な試行錯誤をしてきました。
例えば、インターネットを中心にいろいろな媒体で広告を展開したり、インターネット上にコンテンツを公開したり、新聞や雑誌、ラジオ、テレビなどに取り上げてもらったり、お客さんに紹介してもらったり。
なので、本当にオンライン・オフライン問わず、あらゆることを試してきました。
もちろん、その中にはうまくいったこともうまくいかなかったこともあるのですが、うまくいったことにフォーカスしていくうちに経験や技術が蓄積され、少しずつ地元の方、長野県の方、そして全国の方に知っていただける機会が増えてきました。
ありがたいことに、今では本当に全国からご注文をいただいたり、ご来店くださるお客さんがいらっしゃるのですが、みなさんそれぞれ初めて知ったきっかけというものは違うんですね。
例えば、ある方は新聞の折込チラシでお店のことを知ってくださったり、あるいは過去のラジオ放送を聞いてそれを覚えていてくださったり、あるいはインターネットで検索をしたらナチュラルラウンジが引っかかったり、はたまたテレビ放送で使われていたストールを調べて来てくださるお客さんもいらっしゃったり。
本当に千差万別。
ちなみに、今回のIさんが初めてナチュラルラウンジのことを知ったのは、ストールの巻き方動画を見たことがきっかけらしいです。
（個人的にはこれは意外だったのですが、こういうお話を聞くと、動画コンテンツも頑張らなきゃ！と思えます^^）
いずれにしても、インターネットの世界には17億6692万6408ものサイトがあるわけですから、その中からナチュラルラウンジのことを見つけてくださり、実際に利用してくださったり、ご来店くださる、というのは本当に奇跡的な出会いだと思っています。
もちろん、今このメルマガを読んでくださっているあなたもその一人！
こんな天文学的な確率の中、奇跡的な出会いができたわけですから、あなたはもちろん、お客さん一人一人との関係性を大切にしなければ！という気持ちが湧いてきます。
そして、何よりもいつもブログに目を通していただき、通販サイトやお店をご利用してくださるお客さんがいるということが本当にありがたいなーと。
（それも全国から！！）
感謝せざるをえません。
こういう気持ちを大切にしながら、これからも丁寧なお店運営を心がけていきます！
ということで、これからもどうぞよろしくお願いします♪
コメント
「奇跡的な出会い」への2件のフィードバック
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- 2024.05.14 writer：山崎拓
- 母の日ギフトをリピートしていただきました♪
- 2024.05.09 writer：山崎拓
- 今年も暖かな気持ちにさせて頂いています🌹
- 2024.05.07 writer：山崎拓
- 羨ましい限り！！つい、いいなーと口にしていました。笑
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さまざまな努力から奇跡の出会いのきっかけをたくさん作り出してきているのもすごいですが、そこからさなり長いお付き合いとなるリピーターさんがたくさん生まれていることの方がもっとすごいと思います。催事で何なんかの常連さんにお会いしていますが、ナチュラルラウンジさんは、ただ長い付き合いというだけでなく、なんか心の繋がりを感じるんですよね〜。お客様というよりお友達や家族というような。。。
同じく人を相手に仕事する人間として、尊敬するところです。
わたしがナチュラルラウンジさんを知ったのが、確かたまたま家事をしながらつけていた昼間の情報番組でどこかに出店されていたのが放送され、綺麗なストールの画と天然素材といフレーズが気になり、すぐお店の名前を携帯メモに登録。（その時はストールの紹介していたお店の人は女性だったような記憶も。。。）
そこから季節をまたいで、あ、新しいストール欲しいなぁと思ったタイミングで初めてHPを開きました。
初めて購入したストールに手書きのメッセージがビッシリかかれたカードをみて、すごっ！！と思いました笑
たまたま大阪での催事情報を得て、見に行ってみたときに山崎さんがつけていったストールを見て、うちのですよね！とすぐに声かけてくださちって、これまたすごっ！と思いました。
なんかストールバカっぷり。。。
いや、Motoさんが沢山のストールと奇跡の出会いをしてから始まる一枚一枚に対するストール愛がいろいろな形で伝わってくるから、購入してうちにやってきたが特別なものに感じて、あ、大切に長く使おう！て思えています^_^
大阪I.k.
大阪I.k.さん
コメントありがとうございます！
お褒めのメッセージ嬉しいです！！とても励みになります^^
I.Kさんは初めてのきっかけはテレビなんですね！
（なんの番組なんだろう？ちょっとすぐに思い浮かびません・・・）
おっしゃる通り、意識としてはお客さんというより友達とか家族のような関係でありたいと思っています！
友達や家族にだったら自分が心から信じられる商品を勧めるだろうし、自分がいいと思えない商品を勧めることもないですし。相手に対して嘘をつくことはないだろうし、常に誠実でありたいなーと。
なので、僕らは「お客様」ではなく「お客さん」と呼ぶようにしているのもそんな想いがあるんです。
お客さんと僕らは対等で、決してどちらが上とか下とかはないという価値観です。お客様だとお金を払っている方が偉い！というような関係になってしまいそうなので・・・
ストールを含め、日々のやりとりでなんとなくでも感じていただけていることが何より嬉しいです！
まあ単純にストールバカなんですけどね 笑
これからもこうした気持ちを大切にして、日々の仕事に精進していきます！
いつも本当にありがとうございます！