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理想のお店はこんな感じ?

KV2


先日、遠方から3人のお客さんがご来店されました。


それぞれ、福島県、東京都、神奈川県と、どなたもかなり遠くから!


お母さんとお姉さん、妹さんで長野県に旅行に来たついでにお店に寄ってくれたんです。


最近は県内だけでなく、遠く離れた県外からいらっしゃるお客さんも増えてきています。この日もついでとはいえ、遠方からわざわざここまで足を運んでくださり、本当にありがたいなーと。
(数日間、信州に泊まるスケジュールで、この日はナチュラルラウンジがメインで考えてくださっていたそうm - - m)


今回はレンタカーを借りて、ご自身で運転をされてここまで来てくれたのですが、実際に店舗まで来てみると、「ここがお店!?」と思ったそう 笑


「怪しい・・・」

「大丈夫かな・・・」

「でもせっかく来たし」



初めてナチュラルラウンジに来てくれたお客さんたちと同じく、こんな感じで入って来てくれたのだと思います。


それでも、実際に入ってみると思った以上にたくさんのストールがあって、自分のペースでゆっくりじっくり見ることができ、最後には3人とも「来て本当に良かった!」と、すごく喜んでくれたんです。



そして、3人ともストールが好きで、普段は都内を始め、いろいろな百貨店で買い物をすることが多いそうなのですが、今回はそうした場所とは違って良かった!と話してくれました。



例えば、百貨店だと婦人雑貨エリアにはストールが数多く展示されていますが、どれも似たようなデザインで面白みがない、ということや。


ストールを見ていると、まだ買う気もないのに、女性販売員にべったりと接客をされることにストレスを感じること。


試着をすると、どれもこれも「お似合いです!!」とお世辞を言われることに嫌気することなど。
(実際はそんなわけないじゃん!買わせようとしているだけでしょ!!と心の中で思っているそう 苦笑)



3人ともかなりストレートにぶっちゃけ話をしてくださる方だったので、こういう話を聞くことができたんです。



でも、話を聞いていて、僕も一消費者として全く同じ経験をしたことがありますし、ストール専門店を始めるときに目指した方向性とも関わる内容だったので、とても興味深く聞かせていただきました。



僕自身が11年前にインドへ初めて行きストールが大好きになったとき、いろいろなストールを見てみたい!と思い、日本でも百貨店やセレクトショップ、ブティックなど、考えられる限りたくさんのお店に行ったんですね。



でも、そこで見られるストールは正直、自分の触手に触れるようなものはほとんどなかったんです^^;


品揃えの面でも素材面でも、デザイン面でも。


それまでインドをはじめ、世界各国のストールを見て回った直後だったので、余計にそう感じたのかもしれませんが、当時の日本のストールは割と当たり障りのないものが大多数を占めていたんです。
そして、一つのお店で扱っているストールの種類はとても少ない・・・



なので、結局自分で使うストールは当時インドや他の海外で購入したものをずっと使っていました。


こうした経験があったので、自分でお店を開くなら素材はもちろん、デザインも日本にはないたくさんの種類を豊富に揃えたい!と思ったんです。


やっぱり専門店ですし、自分が大好きな商材だったので、このこだわりは創業当時から今までずっと持っていることの一つです。
(ちなみに、一番のこだわりは肌に優しい天然素材100%のストールのみを扱うこと♪)



そして、もう一つ、こだわりというか、当時からお店の方針として考えていたことがあります。


それがこの日Iさんがおっしゃっていたことと繋がるんです。




理想の販売・接客


それは販売や接客についての取り組み方について。


僕もお店を始める前はもちろん、今でもいろいろなお店に行ったり、利用することがありますが、個人的に好きなお店は販売や売り方がとても気持ちいいんですよね。


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例えば、Hさんがおっしゃっていたように、お店に入ってまだ商品を見ているだけの時には過度な接客はもちろんありませんし、商品についての細かい説明をされることもない。


ゆっくりじっくりと自分のペースで見たい商品を見ることができます。


自分が分からないことや商品について聞きたいことがあった時、計ったかのようにそのタイミングで商品について説明をしてくれる。

もちろん、この時点では売り込まれることは一切ありません。


いくつか気になる商品があって、試着をさせてもらった時。自分だけでは良し悪しが判断しにくい時にはスタッフの方が客観的なアドバイスをくれる。
また、時には自分と一緒になってどれがいいか本気で悩んでくれる 笑


売り込まれるようなプレッシャーはゼロで完全に自分で納得して商品を選ぶことができます。


なので、お店を帰った後に買ったことを後悔することもないし、タンスの肥やしになることもない。


もちろん、こんなお店なので、居心地がいいし、またリピートしたい!と思う。



僕が好きなスタイルはこんなお店なんです♪


そして、今できているかどうかは別にしてナチュラルラウンジもこうしたお店でありたいと思っています。



冒頭でHさんがストレスを感じたと話してくれたような接客は僕も正直好きではありません。
やっぱりお客さんにはお客さんのタイミングがあるし、欲しくもない商品を売り込まれたり、似合ってもいない商品を似合う!なんて言われ、買わされたと感じた時には2度と行くもんか!!と思ってしまいますよね。



仕組みが悪い!


でも実際には残念ながらこうしたお店は世の中に結構ある気がします。



きっとあなたも一度や二度はこうした経験をされているのではないでしょうか?




ちなみに、これは個人的には販売員やスタッフ個人の考え方やセールススキルというよりも、そのお店の方針がそうさせていることが多いと思っています。


つまり、個人の販売ノルマやお店の売り上げノルマが厳しく、そうせざるを得ない状況を作り出している、ということ。

こうなってくると、考えることは今目の前にいるお客さんのことではなく、いかに売上をあげるか?という視点になってしまうのも無理ないかなーと。


しかも、販売員同士でその数字を競わせることもあり、こうなってくるともはやお客さんのことなんて全然考えていないと思います。


というのも、僕も昔、地元のデパートやアパレルのお店でアルバイトをしたことがあるのですが、個人売上や店全体の対しての売上げプレッシャーは相当なものでした・・・
(一番酷いと感じたのは、予算に満たなかった日に自分でお店の商品を買っているスタッフがいることを知ってしまったこと。しかも会社はそれを知ってか知らないかわかりませんが、放置・・・)



正直、その時の僕も周りのスタッフにいかに売上で負けないようにするか?いかにその日の予算を達成するか?いかに買わせるか?(この発想がもはや終わっていますが・・・)ということしか考えていませんでした。



でもその中に入ってしまうと、これがどれだけお客さんにとって不利益になっているか、長い目で見たらお店にとっても会社にとっても大きな損失になっているか、気づかないんですね。


当然ですが、こんな方針の会社や販売員がいるお店にはお客さんはリピートしなくなり、スタッフは疲弊して離職する。そして、こうした会社はいずれは廃業に追い込まれるはずです。


後になって、これはお店の仕組みや会社の方針が間違っている!ということに気がつき、自分のお店や会社では絶対にこうしたことが起こらないよにしよう!と決めました。



理想のお店


理想は自分たちが過度に売り込むことなく、お客さんが自分から欲しい!と思って、自分のペースで選んでいってくれるお店。

お客さん側としたらスタッフからのプレッシャーを受けることなく、ゆっくりじっくりと見たい商品を検討することができ、自分が本当に納得して商品を手に取ることができます。

販売側としては、販売ノルマや数字による圧力が一切ないため、リラックスしてお客さんと接することができ、自然体で接客ができます。


こうしたお店だったらお客さんも自分たちもハッピーだろうと 笑



それから実際に開業してからは、販売員(自分たち)のセールスのスキルに依存しないような仕組みをどうやったら作れるか?いかに売り込みせずにお客さんの方から購入したい!と思ってもらえるようにするか?こうしたことをずっと考え続けてきました。



後になって、この取り組みはマーケティングという専門分野ということが分かり、それからはマーケティングにかなり力を入れて学び、できる限り実践をするようにしてきました。



それから7年ほど経ちましたが、ありがたいことに今では素晴らしいお客さん達に恵まれ、毎日ストレスフリーでお店を運営をさせていただいています♪
(いつも本当にありがとうございます!)


そして、お客さんの方からもこの日のように嬉しいご感想をいただけることが多くなりました。


こうした声をいただけると、「少しは昔から抱いている理想に近づけているかな?」と思うことができます。



もちろん、まだまだ改善すべきことは山ほどありますが^^;



これからも理想や基準はより高く持ち、利用してださるお客さんが気持ちよく楽しく利用できるお店を目指していきます!



こんな感じてやっていきますので、これからもよろしくお願いします♪



コメント

理想のお店はこんな感じ?」への2件のフィードバック

  1. Avatar匿名

    今日のブログの内容、本当に本当にそう思います。
    「売上をあげる」ことに固執しだすともうダメですよね。
    お客様の気持ちが離れるだけではないです。
    そうやって、一時の高揚感で売れた物たちの末路を考えると悲しくなります。
    本当に気に入ったものを大切に使い切っていただくための接客って、
    結局、商品やお客様への細やかな「愛」なのかなーと。(^^)
    Y.S

    返信
    1. 山崎拓山崎拓 投稿作成者

      Y.Sさん
      コメントありがとうございます!
      おっしゃる通りだと思います。
      お客さんだけでなく、商品にとってもとても残念なことですよね。
      愛情を持ってお客さんと商品に接すること、これからも大切にしていきます!
      いつも本当にありがとうございます。
      山崎

      返信

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Profile
山崎拓
山崎拓
1982年長野県生まれ。安曇野市在住。
Natural Lounge代表、ストールコンシェルジュ。
3児の父。
天然繊維100%ストールが大好きでほぼ一年中巻いている。
趣味が仕事で、休みより仕事をしているほうが楽しく落ち着くという仕事大好き人間。
情熱がある分野はビジネスや健康、教育関連。
好きなことは読書、Mr.Childrenの音楽鑑賞、家族サービス、旅行。
肌に直接身につけるものはもちろん、食べ物や生活スタイル全般を出来るだけ健康的で自然に沿ったものにできるよう日々自分自身でも様々なことを試し、顧客にもその効用を伝えている。


2020.07.08

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