たまにはインドネタ書きます！

2022/11/22
writer： Moto
- 買付や原産国について

おはようございます。
Natural LoungeのMotoです。

お陰様で松本のお店にも連日たくさんのお客さんにご来店いただいています。
そん中で、先日あるお客さんにこんな事を聞かれました？

「インドの買い付けで一番大変だったことは？」

もうインドへ行かなくなってから2年以上が経ち、最近はこのメルマガでインドの話をする機会も減ってきていますが、Motoのブログといえばインド！という位以前はインドネタばかり書いていました。

最近このブログを読み始めたというあなたは、こいつはいつもキノコとか山菜とか全然ストールと関係ないとこばっかり書いてんな！{(-_-)}

と思っていると思いますが、こう見えてもNatural Loungeのバイヤーとして現地でバリバリ？？これまで買付けをしてきました。笑
最近は年に4回行くことが定番になっていて、期間は1回の買付が約2週間。
その間にインド中を移動しながらストールをセレクトしてきました。

ちなみに人生で初めてインドの地を踏んだのは、2010年の1月。
もう12年前のことです。
当時会社員だった僕は、同じ会社で同期だったメンバーとインドへ旅行へ行きました。

新年をタージマハルで迎えよう！

会社で昼ご飯を一緒に食べている時にこんなノリで突然インド行きを決めました。笑
そのメンバーがNatural Loungeをスタートさせた3人だったんですよね。
もちろんその中の一人は山崎です。

当時はまさか数年後に会社員を辞めてこのNatural Loungeを立ち上げるとは考えてもいなかったし、インドとの関係がこんなに続くとも思っていませんでした。
思えばこの時からインドに呼ばれていたのかもしれませんね。笑

今でも旅行先としてインドはレベルが高い？と言われていますが、当時はまだネット環境も十分ではなく旅行本を片手に3人で行きました。
振り返れば無謀とも言える旅程ですが、当時はバックパッカーブームだったので現地のホテルや移動手段の予約などはせず現地へ向かいました。

呑気になんとかなると威勢良く行った僕らでしたが、デリーの空港から出て早朝のバスに乗った時点で思考は停止。笑
（見たことも経験したこともないインドの独特な雰囲気に完全に持っていかれました）

ただバスから降りてデリー駅近くで困っていた時に、優しく話しかけてきてくれたオートリキシャの運転手さんに救われたんです。
緊張していた僕らに優しくしてくれた運転手。
彼に全てを任せることにしました。

宿泊先候補のホテルを決めていたので、そこへ行って欲しいと頼んでも・・・

「今その地域は暴動が起きていて危険だから君たちは連れて行けない！！」

と、僕らを案じて代替えのホテルを案内してくれるほどの気の利きよう。
インドでは嘘を言うオートリキシャの運転手がいるという事前情報があったので、もちろん最初から信用していたわけではありませんが、疑っている僕らに気づいた彼は"街の人"にもそれが事実であるということを確かめてくれました。

なんて信頼できるやつなんだ！！

一期一会ではないですが、こうした出会いも旅の楽しみの一つ。
その出来事をきっかけに彼を信用した僕らは、宿はもちろん旅行代理店までも彼に紹介してもらうことにしました。

ちなみに、僕らが持っていたガイドブックを後で読むとこんなことが書かれていました。

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※注意喚起

デリー駅近くで話しかけてくるオートリキシャ運転手には注意。
様々な理由をつけて連れ回されお土産屋や悪徳旅行業社で高額ツアーを組まされる。

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え？気がつきました？笑

そうです。まんまとインドでバックパッカーがカモられる王道の詐欺にかかっていたんですよね。笑
結果、ホテルにかかった費用は予定したいた予算の5倍以上。
インド国内の旅費も高額ツアーを組んだことで当初考えていた予定よりもはるかに高い金額を払うことになりました。

今は顔を見れば大体胡散臭いかどうか判断できるんですけどね。
当時は余裕もないし、右も左もわからなかったので完全にカモになってしまいました。

ちなみに、この詐欺の一番のミソは文中でできてきた"街の人"なんですよね。
偶然出会った人のようで、実は仲間だったんですよ。
そして暴動が起きているというのも完全に嘘。
インド人恐るべし。

まさに初めてのインドで受けた洗礼。
僕らのインドはこんな出来事から始まりました。

それでは今日も一日頑張りましょう！

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Profile

Moto

1983年長野県生まれ。木曽在住。
Natural Lounge副代表、バイヤー。
気がつけばストールの奥深さに魅了され、世界中のストールを探している。
様々な国のストールを扱う中で、誰が、どんな場所で、どのように作っているのか、
現地訪問し生産者と直接対話して買付をするのがモットー。
特にインド人、イタリア人との相性は抜群。

趣味は地元である木曽で、キノコ採りや山菜採り、渓流釣りをして四季を満喫すること。
20代、30代と海外の様々な場所を訪れた経験から、今は地元に魅力を感じ地域の活動にも力を入れている。
あなたがつい”クスッ”と笑ってリラックスできるようなブログをお届けしたいと思っています。