まさかのクリスマス♪インド版

2022/12/13
writer： Moto
- 買付や原産国について

おはようございます。
Natural LoungeのMotoです。

少し前に久しぶりにインドネタを書きましたが、今朝も僕がインドで経験した話をさせてもらおうと思います。
そもそもコロナ後はインドへ行く機会がなくなり、同時にこのメルマガのインドネタも減っていました。

そんな折、お客さんからインドの話が面白いからまたメルマガに書いて、とリクエストを頂きこうして改めて書かせて頂くことにしました。

なんて言ったって、インドは一回行けば面白ネタが10個は見つかる国ですからね。笑
ただ頻繁に現地へ行っているとそれも日常になってしまうので改めて口にすることはありませんが、少し距離ができた今だからこそのネタを紹介させていただこうと思います。

ナマステー

このお父さんには以前よく登場してもらったのですが、インドのジャイプルという街を訪れた時に出会った陽気なおじさんです。
もうこの顔見ただけでインドが一筋縄ではいかないというのがわかりますよね。笑

という事で、今後もちょくちょくインド話をしていこうと思っていますが今日は一生忘れる事のないインドで過ごしたクリスマスのお話です。

今でこそ1度のインド買付期間は3週間ほどですが、最初の頃は半年ほど行っていました。
そんなに長期間何をしていたかというと、インド中を歩き回って信頼できる生産者を探していたんです。

灼熱の50度近いインドを何時間も歩いたり、時には超絶怒涛の体調不良に襲われて一週間以上寝込んだり。笑
そんな話もまたさせていただきますが、何しろ長い期間行っていたんですよね。

その時はインドで優良生産者を見つけるという壮大なミッションがあったので常に緊張感を持っていましたが、それでも帰国の時が近くなればなるほど、日本へ早く帰りたいと思っていました。
しかもこの時はインドへ行き始めた最初の年だったので、不慣れなインド生活に心身ともに相当やられていたんですね。

そして、その長ーい買付期間の最終日がちょうどその年のクリスマスでした。
いやーもうちょっとで日本へ帰れる。ε-(´∀｀; )

12月に入ってからはもうその日が待ち遠しくて待ち遠しくて。笑
それまでに抱えている仕事を全て終わらせるために毎日必死でした。
ただほとんどの仕事は終えているのに、その時最も重要だったオーダーのストールが手元になかなか届かなかったんですよね。
（この頃は買い付けたストールは全て自分で持って帰国していました。）

インドでは指定通りの納期で仕上がることがないのであらかじめ余裕を持ってオーダーはしていましたが、
最初に業者から指定された12月の第1週には届かず。
そして来週は絶対に届くと言われた2週目にも届かず。

これもしかしたら帰国ギリギリになるんじゃ・・・・

もう帰国まで2週間しかない！という状況で、僕のストレスは限界に達していました。
でもインド人は毎回こういうんです。

大丈夫♪大丈夫♪
明後日には届くから。( ^ ^ )/□

ふざけんじゃねーーーーー！！！
そう言って全然届かねーじゃねーか！！！(｀_´)^

明後日届くから！
明日届くから！！

そんな感じで彼らに振り回されているうちに、なんと本当に帰国当日のクリスマスになってしまったんです！！

しかもインドへ滞在できるビザの期間もギリギリだったので、届かなくても帰国はしないといけない。
すでに生産に必要な支払いはしてしまっているし・・・
もしかして騙されたんじゃないか・・・
そんな不安も頭をよぎりました。
その時支払った金額も当時の僕らにとってはかなり大きかったので、一人インドで絶望を感じていました。

そして迎えた運命の日。
朝からその業者の元へ行き商品が届くのを待ちました。
ただいつになっても商品が届くことはありません。

夜21時のフライトまで半日。
刻一刻と迫るタイムリミットが一層僕を焦らせます。

限界がきた僕はいよいよ生産者に怒鳴りつけました。
すると業者のオーナーから、全く知らない住所の紙を渡されそこへ行くように指示されました。
ここへ行けば手に入るから。

本当か！！？
それまでずっと騙されていたので全く信用できませんでしたが、まさに藁にもすがる思いの僕。
言われるがままに倉庫へ向かいました。
フライトまで残り5時間。
気が付けば日も暮れ真っ暗な倉庫の前で一人立っていました。

あれ！？気が付けば長くなってしまいました。笑
果たしてストールは届いたのか！？
結果は次回メルマガでお伝えしたいと思います。

それでは今日も1日頑張りましょう！

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Profile

Moto

1983年長野県生まれ。木曽在住。
Natural Lounge副代表、バイヤー。
気がつけばストールの奥深さに魅了され、世界中のストールを探している。
様々な国のストールを扱う中で、誰が、どんな場所で、どのように作っているのか、
現地訪問し生産者と直接対話して買付をするのがモットー。
特にインド人、イタリア人との相性は抜群。

趣味は地元である木曽で、キノコ採りや山菜採り、渓流釣りをして四季を満喫すること。
20代、30代と海外の様々な場所を訪れた経験から、今は地元に魅力を感じ地域の活動にも力を入れている。
あなたがつい”クスッ”と笑ってリラックスできるようなブログをお届けしたいと思っています。