- 2015/10/05
- writer: ノリ
『 ストールコンシェルジュのポロッと一言(ひとこと) 』
■ストールコンシェルジュのポロッと一言(ひとこと)
刺繍の趣を、見て味わってみる
ストールコンシェルジュ
ノリ(中谷 典弘)
背景)
インドにいるMotoが刺繍ストールについて話していますが
その魅力は日本で見ていても同じです。
シャープな仕上がりの機械での刺繍。
柔らかいラインと立体感が美しい 手刺繍。
山崎とうっとりしていました。
この刺繍、
人の手が加われば加わるほどに1点ものの要素が強くなります。
例えば、
糸を作るところから、織ってデザインして刺繍するところまで全自動の機械があったとすれば
ほとんど同じものができあがります。
機械を使って刺繍するにしても、人がミシンを使って縫っていけば
一縫い一縫いの違いはあまりなくても
その人のクセだったり
縫う場所の違いだったり
同じものにはなりません。
それは、
形やちょっとした角度、
色のバランスが違っていたり。
プログラムをして繰り返していく機械とは違って
人が扱えばこその「いい味」が生まれています。
これもすでに1点ものです。
さらに、
手縫いの刺繍になると、遠くからみたデザインは同じように見えても
その1枚は全く別物です。
まさに1点もの。
ここがほんのちょっと違うんですよね、とか
色が微妙に違うんです、とかではなく
ぜひ細かいディテールまでじっくり見てみて
その違いを味わっていただきたいです。
5分10分で仕上げるものではなく、
何日間も何ヶ月も
1つずつ縫い上げています。
ちょっと想像してみてください。
1ヶ月の間、
1枚のストールに向き合い
1回1回縫い続ける。
初めに針を刺す瞬間 と 3日目の針を刺すとき、
朝10時の作業 と お昼ご飯を食べた後の作業、
とても嬉しいことがあった日 と 家族でケンカをした日。
プロの仕事でしょとはいっても
同じ1縫いをするのは難しいと思いませんか?
短時間の作業とは違うので
時には気持ちの浮き沈みがあったり
体の状態が違っていたり
人の全てを吸収しながらできあがるのが
手刺繍です。
縫い手の性格もよく出てますね。
見比べてみると
本当におもしろいんですよ!
こっちのストールは少し直線的で荒々しい感じだし
こっちはラインが柔らかくて繊細な感じ
と思ったり、
この人はペイズリーの中を細かく縫うのが得意で
花を作るのはあんまり好きじゃないのかな、
と見えたり、
一つ一つの「*」デザインが、形が揃っててバランスがめちゃめちゃいい。
おれ惚れたわ!
と思わず口にしたり笑
僕はけっして大げさだとは思いませんが
縫い手そのものが映し出されているものだと感じます。
芸術品、美術品。
アートの世界です。
刺繍ものが気になる人は
ぜひ、じっくりとその世界を味わってみてくださいね^^
ただ、
この刺繍を見るときには
少しゆっくりと時間がとれるときが
僕のオススメです。
細かいところまで味わっていくと
より大きく楽しめますからね^^
インターネットの方ではすぐにアップはできません。
(楽しみにしている方、ごめんなさい!)
少しずつ載せていきますので
楽しみにしていてくださいね^^
コメント
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