『用途に合わせて変える道具』

2015/09/11
writer：ノリ
- ストール
- ナチュラルライフ

おはようございます。仕事の用事で母校のある諏訪にいく予定のノリです。せっかくなので恩師のお墓参りに回ろうと思っています。（本当はお墓参りの予定を先に入れていて、ちょうど諏訪での仕事が入ったのですが笑）高校を卒業してから2年目の5月にまだ、54歳の若さでなくなってしまいました。たびたびお墓参りや実家に顔を出すのですが、この先生がなかなか破天荒な人で、結婚式にスニーカーで参加してしまったり手を洗うためのフィンガーボールの水を間違えて飲んでしまったり。当時野球部に所属していた僕を 3年連続で無条件で学級長に任命したり（今日は4月の6日だから・・・・・よし、中谷。お前やれ。って調子で笑顔で言うんですよね笑）かと思えば、高校生であっても人と人、誠意を持って相対すると言って、どんなに暑くても、何があっても授業には必ずネクタイをピシッとしめてスーツでくるという真摯な心があったり。生徒の味方で本音で向き合ってくれる。とても熱い心を持っている。めっちゃお茶目。本当に多くの人に愛されている先生でした。この先生は精神的にも金銭的にももちろん行動も無茶をしたんですが、それができたのは奥さまあってのことです。とても心が広く、大らかに包み込んでしまう。問題が問題でなくなるほど、許容が大きくて愛に溢れている。あの奥さんがいてこその破天荒な先生だなとしみじみと思い出しています。・・・少し回想しすぎてしまいました笑この先生のようにスニーカーで結婚式に参加したりフィンガーボールの水を飲んでしまったりすることはないと思いますが、それは用途に合わせているから、ですよね。ジョギングをするのに礼服を着てすることはありませんし、お食事会に参加するときにパジャマを着てはいきません。たとえば道具を考えてみても硬式テニスをするときに、柔らかいボールの軟式用ラケットは使いませんしお味噌汁やスープを飲むときに平らなお皿にはいれませんね。道具選びも用途に合わせてこそ、最大限の力が出るものです。ストールも・暑さや寒さ・使う場面やシチュエーション・演出したい雰囲気・自分の好きなデザインやカラー・贈る相手の好みや使う状況などに合わせて素材や大きさ、柄や色を選んでいくと良いですしお持ちの服もそうしていると思います。（これがいい！と直感的に判断することが多いかもしれませんけど^^）先々週よりお話ししているクリーンケアに使うブラシも「用途に合わせて選び抜いた」ものです。昔ながらの洋服ブラシは、馬に乗って土ぼこりが付く時代に作られたものです。そのため、毛が太くてコシがとても強く、先端が平らになっています。（尖っていません）生地が分厚くて強い英国コートの表面をきれいにするためのもの、このようなイメージです。ですから、しっかりした生地にブラシをかけて表面をきれいにしたいときには一般的なブラシで良いです。一方で糸や繊維の中から細かい埃をかきだし繊維の流れを整えて見栄えも肌ざわりも良くする、グレードの高いシルクや上質なウール、さらには薄手のカシミアやビキューナ素材のものに効果的なブラッシングをしたい、こうした要望を受けて長年研究開発されたブラシを選定しています。現地主義ですから笑作り手を訪れて詳しく秘密をきいてきました。・普通は馬の本毛を使う →鳥の羽毛にあたる、馬の尾脇毛を使うことで細くてもコシがあるのでしっかりとブラシできる・普通は長い毛を適度な長さに切って作るので毛の断面は平ら →先端部分を使うので生地に入り込める・ブラシ表面が真っ平らのものが多い →中央は高く、外周に向かって低く設定していて効果的一部ではありますが、用途に合わせているためこのような作りになっているんですね。ブラシの金額がうんぬんではないですが機械ではできない手仕事ですしその中でも数倍以上の手間をかけて出来上がるブラシなので実は10万円を超えます笑ビックリです笑ですが、本物を求める多くの人がこのブラシを求めて 1ヶ月以上待ちになっています。用途に合わせて作っているからこそ、ですね。数回にわたって熱い思いとともにお話ししたクリーンケア。すでにクリーンケアのチケットをお持ちならぜひ試してみてください。持っていなくても、これからの使う前にメンテナンスをしておくのもいいと思います。気になる方は声をかけてくださいね^^ P.S まだお試し期間ですので 500円でやっています。期間は1週間ほどいただいています。お気軽にどうぞ^^ 今日は「用途に合わせて変える道具」でした。いつも読んでいただきありがとうございます！それでは今日もポジティブにやっていきましょう☆

ストールコンシェルジュ

ノリ（中谷典弘）