- 2021/12/16
- writer: Moto
この時期になるとあの暗い倉庫を思い出します。
おはようございます。
Natural LoungeのMotoです。
先日地元で行われるお祭りの会議があり、そこで久しぶりに地元の友人たちに会いました。
コロナ後は何百年も続いてきたお祭りが開催できず、こんなことは僕らの地元にとっては前代未聞のことでしたが、どうすることもできず今に至ってしまいました。
来年は絶対に開催しよう!
昨年、今年と全国各地でこうした行事が中止になっていると思いますが、2022年こそはと思っているお祭り関係者はきっと大勢いるはず。
ずっと小さい頃から親しんできた地元の行事がないってやっぱり寂しいですからね!
子供達も本当にお祭りを楽しみにしているので、多少やり方を変えてでも実施できればなと思っています。
まあ祭りの話になると熱くなってしまうので話を戻しますが、そんな仲間達と久々に行きあっていきなりこんなことを言われたんです。
「Motoインドへ行けなくて寂しくない?笑」
全然祭りの話と関係ありませんが、笑
地元の仲間達も僕が毎年インドへ行くことを知っているので気になってくれていたそうなんです。
カレーが恋しいだろ!
なんて笑って言われましたが、すっかり地元でもインドネタでかまわれるようになってしましました。笑
最近はすっかりインドへ行くこともなく、僕自身インドと若干距離ができていますが、インドへ行き始めた頃の僕を知っている友人たちと話すことで久々に楽しい時間になりました。
インドで野良犬に囲まれたことはもちろん、警察署に連れて行かれたり、意識がもうろうとしている時にお尻に注射を打たれたり。
あと、ホテルに入れなくなり一晩インドで野宿した話。笑
ここでは言えないような色々な話もあるわけですが、そこで僕自身今の季節も重なって思い出したのが、クリスマス当日に暗闇の倉庫で一人ストールが届くのを待った時のことです。
それはインドに3ヶ月滞在した最終日。
しかも日本へ帰る飛行機の出発まで残り3時間という状況でした。
本来であれば帰国の数日前に手元に届くはずだった商品が最終日まで届かず、しかも夜のフライトなのに夕方になっても商品が届きません。
生産者に言われるがまま、デリー郊外の薄暗い倉庫で朝から待たされました。
ただ荷物は来ることはなく刻一刻と時間は経過し、気がつくと夕方に。
その間一切荷物の情報もありませんでした。
今ならストールは日本へ送ってもらいますが、当時は信頼できる生産者も、そして自分自身の経験もなく、さらに日本ではその商品を待つ仲間もいたので絶対に受け取ってから帰らないといけない!
と、買付を担当している本人として責任を感じていました。
もうこれ以上待てっていたら、日本へ帰れない。
でも帰りたい!
(当時は3か月間滞在していたので。笑)
でもこのまま手ぶらでは帰れない!
今こうして書くと笑い話ですが、当時薄暗い倉庫で本気で自問自答を繰り返したんです。
ただ自分ではどうすることもなく、
「なんて最悪なクリスマスなんだ!!」
と思ったのを今でも鮮明に覚えています。笑
あーもうだめだ、帰国は諦めよう・・・
帰国予定のフライトまで残り3時間。
すでにキャンセルはできないので航空券が紙切れになることを覚悟した次の瞬間。
人も車も通らなかった道の向こうから、ライトをつけた一台のトラックが近づいてきました。
もしかして!
すると一緒にずっと待ってくれていたインド人スタッフが、あれだあれ!!と声をあげました。
良かったーストールが手元に届いた!涙
あー日本へ帰れる!涙
もうあの時の感動は忘れることはできません。
そして、荷物を受け取るとインド人スタッフが必死に僕を空港まで送り届けてくれました。
気がつけば、一緒に1日薄暗い倉庫で待ち続けたインド人スタッフとは知らぬ間に友情が芽生え、最後は今生の別のごとく硬く握手をしていました。
(今思えば、彼らが予定通り準備してくれていればそんなことにならなかったんですけどね。笑)
今ではほぼ起こらないであろうこんなハプニングも以前はあったんですよね。
というか二度とあんな経験をしたくありませんが、まさにクリスマス暗い倉庫事件。笑
最近はインドからの荷物がお店まで届きますが、こんな時もあったということを忘れず、届いた一枚一枚のストールに愛着を持っていきたいと思います。
それでは今日も1日頑張りましょう!
コメント
Profile
Moto
1983年長野県生まれ。木曽在住。
Natural Lounge副代表、バイヤー。
気がつけばストールの奥深さに魅了され、世界中のストールを探している。
様々な国のストールを扱う中で、誰が、どんな場所で、どのように作っているのか、
現地訪問し生産者と直接対話して買付をするのがモットー。
特にインド人、イタリア人との相性は抜群。
趣味は地元である木曽で、キノコ採りや山菜採り、渓流釣りをして四季を満喫すること。
20代、30代と海外の様々な場所を訪れた経験から、今は地元に魅力を感じ地域の活動にも力を入れている。
あなたがつい”クスッ”と笑ってリラックスできるようなブログをお届けしたいと思っています。
Natural Lounge副代表、バイヤー。
気がつけばストールの奥深さに魅了され、世界中のストールを探している。
様々な国のストールを扱う中で、誰が、どんな場所で、どのように作っているのか、
現地訪問し生産者と直接対話して買付をするのがモットー。
特にインド人、イタリア人との相性は抜群。
趣味は地元である木曽で、キノコ採りや山菜採り、渓流釣りをして四季を満喫すること。
20代、30代と海外の様々な場所を訪れた経験から、今は地元に魅力を感じ地域の活動にも力を入れている。
あなたがつい”クスッ”と笑ってリラックスできるようなブログをお届けしたいと思っています。
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