- 2023/02/27
- writer: 山崎拓
ゆるハラ?
先日、ある言葉を初めて聞きました。
「ゆるハラ」
なんか聞きなれない言葉ですが、あなたはこの言葉を聞いたことがありますか?
どうやらゆるハラというのはセクハラやパワハラと同じようなカテゴリーの言葉らしいのです。
セクハラやパワハラというのは誰しも聞いたことがある言葉だと思いますし、その意味もほとんどの人が知っていると思います。
セクハラやパワハラが原因で会社を辞める人が多いというのも一般的に広く認知されていることですよね。
一方で、最近は若い世代を中心にゆるハラがあるから会社を早期に辞めてしまう人が増えているのだそう。
これはどういうことか?というと、一昔前はゆとり世代の人たちに仕事で厳しく指導すると打たれ弱くてすぐに会社を辞めてしまうというのが言われていたような気がしますが、こうしたことが、企業の離職率が大きな問題になったそう。
せっかく採用して教育をしても、戦力になる前に辞められてしまい、企業側としても色々と対策を講じているようなんです。
そんな背景もあり、最近では会社側が新入社員をできるだけ厳しくせず、褒めて伸ばそうとしている背景があるみたい。
で、そんなに仕事ができない人に対しても褒めるようようにした結果、本当に頑張って成果を上げ、成長しようとしている人が今度は「この会社は基準が低すぎる!」「このままで生き残れるのか?」「別の会社や部署で通用しなくなるのではないか」というような不安や不満を持って離職してしまうのだそう。
これがいわゆるユルハラ、というものらしいのです。
これを聞いた時、なかなか難しい世の中になっているなーと。
僕はもう10年以上前に前職の会社を退社させていただいているのと、普段ニュースを一切見ないのでこうした世の中の流れを全くと言っていいほどわからないのですが、僕が新入社員で会社に入った頃とはまた雰囲気が変わっているような気がします。
(もう17年も前なので当たり前ですが 笑)
僕が入社させてもらった前職では新人にかなり厳しかったですからね。
僕自身が何も知らないくせに生意気だったということもあるかもしれませんが、毎日先輩や上司に凹まされるのなんて日常茶飯事。
教えてもらっていないのに「なんでできねーんだ!」「さっきやり方見てただろ!」「自分で考えてやってみろ!」的な職人肌の人もめちゃくちゃ多くいましたし、一時は部署の全員が自分のことを追い込んでいるんじゃないか?と思えるような四面楚歌な状況も経験しました。。。
もちろん、皆本当はいい人なのですが、仕事に対して真剣に取り組んでいるからこそ、こうやって厳しく接してくれたんですよね。
でも、当時はそんなこと全然思えなくて、仕事が辛くて本気で辞めようと思ったことも一度や二度ではありませんでした 汗
でもお陰さまで本当に鍛えられましたし、今思い返せば本当に良い経験をさせていただいたなーと感謝しかありません。
そんな自分の経験から考えると、今のユルはらと言う言葉が出てくること自体がちょっと違和感があるというか「ここが変だよ日本!」みたいな感じなんですよね 笑
確かに、会社や上司側としてはせっかく採用できた若い人財をできるだけ繋ぎとめたいだけに(過去に厳しくして辞められた経験がたくさんあるので)、厳しくできずに甘く接してしまうというのもわからなくはない。
でも、本来であれば、企業というのは業績が伸びなければいつか破綻してしまうわけですから、そんな甘いことを言っていられるわけがありません。
潰れてしまったら社員はもちろん、その家族の生活も危険に晒すことになりますし、その会社で働く人たちの仕事を通じた成長もかなり限定的になってしまいます。
その人が辞めてしまうのを怖がって厳しいことを言わないというのは、本人のためにもならないし、自分のためにも会社のためにもならないわけですから、冷静に考えれば明らかに間違っているということは分かると思うんですけどね。
きっとその会社にも組織にも上司にも色々な事情が複雑に絡んでいるのだと思いますが、僕だったら新人を厳しく追い込んでたとえ辞めることになってしまったとしても僕が当時やってもらったように10年後、20年後にその人がこの会社に勤めていてよかったなーと思えるような接し方がしたいなーと。
今の感じだとせっかくやる気があって成長思考のある若い人たちがその実力を発揮できない環境になってしまっているような気がします。
だから変わるべきは会社や既にその会社で働いている社員であって、新人の人たちではないと思うんですよね。
どうやら今の若い人たちは「職場がゆるい」「上司がパワハラを恐れすぎている」「余力がある」というようなことを思っている人たちもかなり多いよう。
これは現代のパラドックスの一つのような気がしますが、日本の若い人たちがこうして危機感を持っていることや自分自身の成長に対して貪欲になっていることはとてもいいことだなーと感じましたし、これからの日本の将来に希望が見えた気がしました。
ゆとり世代、なんて言われていた時はこんな感じはなかったですからね 汗
日本の若者。
頑張れ!!
そして、僕らのようなおじさん世代はもっと頑張らなきゃいけませんね 笑
ということで今日は聞きなれない言葉を聞いて、日本の将来にちょっと光が見えた!というお話でした。
ということで今週もベストを尽くしていきましょう!
コメント
Profile
山崎拓
1982年長野県生まれ。安曇野市在住。
Natural Lounge代表、ストールコンシェルジュ。
3児の父。
天然繊維100%ストールが大好きでほぼ一年中巻いている。
趣味が仕事で、休みより仕事をしているほうが楽しく落ち着くという仕事大好き人間。
情熱がある分野はビジネスや健康、教育関連。
好きなことは読書、Mr.Childrenの音楽鑑賞、家族サービス、旅行。
肌に直接身につけるものはもちろん、食べ物や生活スタイル全般を出来るだけ健康的で自然に沿ったものにできるよう日々自分自身でも様々なことを試し、顧客にもその効用を伝えている。
Natural Lounge代表、ストールコンシェルジュ。
3児の父。
天然繊維100%ストールが大好きでほぼ一年中巻いている。
趣味が仕事で、休みより仕事をしているほうが楽しく落ち着くという仕事大好き人間。
情熱がある分野はビジネスや健康、教育関連。
好きなことは読書、Mr.Childrenの音楽鑑賞、家族サービス、旅行。
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