口。ダメ。絶対。

2020/01/12
writer：山崎拓
- ナチュラルライフ

今日は呼吸のお話の続き。

常連さんであるMさんに冊子でいただいた健康法（呼吸法）についてご紹介します。

今日のテーマも昨日に引き続き、呼吸について。

呼吸は僕らが生まれてからずっと、偉大な自律神経のおかげで意識をしなくても自然にすることができる動作の一つ。

なので、多くの人が普段の生活をしている中ではなかなか意識しずらいことの一つであり、呼吸について正しい知識を得る機会もとても少ないと思います。

特に今回お話する内容は現代人に増えていて、さらにそれを続けることは非常に健康への悪影響が大きいことにも関わらず、大きく取り上げられていないことの一つです。

これも無意識にやってしまっている人も多いので、ぜひ今日ご紹介する記事の内容と
昨日の記事を参考にして、ご自身の呼吸について見直してみていただければと思います。

それでは早速いきますね！

予防医学を考える会・通信より転載

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「口呼吸は体を壊す」

口呼吸の習慣は自律神経のバランスが乱れ、万病を招きます。

口呼吸から鼻呼吸に習慣化すると自然に腹が動く腹式呼吸になり、鼻腔を空気が通る際に「一酸化窒素」が放出され、適量が肺に入り血管内に一酸化窒素が入り込み、血管が柔らかくなります。

また自律神経のバランスが自然に整い、全身の血流が改善され、いろいろな病気への「免疫力と自然治癒力」が向上します。

赤ちゃんは鼻でしか呼吸ができません。赤ちゃんが乳首を強く吸う動きは鼻呼吸です。
ところが言葉を発するようになる１歳前後から口呼吸ができるようになります。

鼻呼吸では質の良い酸素が身体内に十分に行き渡り深い呼吸が得られ、健康寿命を延ばす一番簡単で安心な方法です。

太古の昔から現代までの間に、人間の暮らす環境は劇的に変化しました。

そのために、多くの人が正しい鼻呼吸を忘れてしまったようです。

「いびき」「無呼吸」を繰り返すといずれ睡眠時無呼吸症候群となりやすく、重症化すると睡眠中にシーパップを装着しなければなりません。

「いびき」「無呼吸」「歯ぎしり予防のマウスピース装着」「朝口が乾く」人には「口テープ」が簡単で効果があります。

おしゃべりの人、激しい運動をする人、タバコを吸う人は口呼吸が身についていますので、特に睡眠中の口テープはお勧めです。

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ちなみに、この中に出てくる「一酸化窒素」についてよく誤解されていることがあります。

それは、一酸化窒素は毒ガスであり、光化学スモッグなどの公害の原因になるというもの。

確かに体外にあると著しく害になるなるガスです。
一方で、体内にあるときには素晴らしい効能を発揮します。

簡単に一酸化窒素の効果を羅列すると・・・

・ガンの予防

・高血圧を予防

・コレステロール値を下げる

・動脈の老化を防いで柔軟性を保つ

・血圧の調節

・恒常性の維持

・心臓発作と脳卒中の予防

・抗ウィルス、抗菌の働き

つまりあらゆる病気のリスクが減り、全体的な健康状態が向上するというわけですね。
そして、一酸化窒素の利点を活かすには鼻呼吸することが不可欠であり、鼻呼吸をするには、腹式呼吸にする必要があります。
（腹式呼吸については前回の記事に詳しく載っています♪）

また、こうしたちょっと難しい効果などは分からなくても人間は太古の昔から鼻で息をして口で食べ物を食べてきたという当たり前のことが理解できれば、自然と鼻で息をするべきだ、ということが腹に落ちるはずです。

僕も最近ではワークアウト（筋トレや有酸素運動）などの息切れが起きる時にも口呼吸にはせずに鼻で息をするように心がけています。

これに関してはビフォーアフターでまだ明確な違いは体感できていませんが、きっと長期的に見たら良い効果が出てくると思っています。

昨日、今日とご紹介した呼吸に関してはしっかりと意識をしないとなかなか自分の呼吸法に関しても分からないものだと思います。

これらの話があなたにとってより健康で元気に生活できる良いきっかけになれば嬉しいです^^

PS.
呼吸法に関して僕も色々と参考にしている書籍もご紹介しておきますね！

「人はなぜ治るのか」アンドルー・ワイル著
「人生が変わる最高の呼吸法」パトリック・マキューン著

２冊とも本当に素晴らしい本です。
こちらも興味のある方は取り寄せてみてくださいね！

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Profile

山崎拓

1982年長野県生まれ。安曇野市在住。
Natural Lounge代表、ストールコンシェルジュ。
３児の父。
天然繊維100%ストールが大好きでほぼ一年中巻いている。
趣味が仕事で、休みより仕事をしているほうが楽しく落ち着くという仕事大好き人間。
情熱がある分野はビジネスや健康、教育関連。
好きなことは読書、Mr.Childrenの音楽鑑賞、家族サービス、旅行。
肌に直接身につけるものはもちろん、食べ物や生活スタイル全般を出来るだけ健康的で自然に沿ったものにできるよう日々自分自身でも様々なことを試し、顧客にもその効用を伝えている。