- 2018/05/06
- writer: 山崎拓
あなたは違う
少し前のメルマガで、僕の「本」に関する情熱のお話をしました。
(ストールも大好きですが、本も負けないくらい大好きな人間です^^)
そして、オススメの本があったら紹介してくださいね!
とお願いしたところ、たくさんの方からオススメ本をご紹介していただきました。
ありがとうございます!
今日はその中の一つから本を読んで僕が学んだことについてあなたにもシェアしたいと思います。
タイトルは「バンビ:森の、ある一生の物語」著者はフェーリクス・ザルデンです。
この本は森に生まれた小鹿のバンビが仲間たちと交わりながら、いきいきと成長する姿を描いた物語です。
僕が普段読む本とは真逆のタイプ。
おそらく、これはお客さんに紹介されなければ一生手に取ることはなかったのではないか?と思います。
なので、とても新鮮な気持ちで読むことができました。
対象年齢も小学5・6年生以上なので、かなり読みやすい内容になっています。
僕がすごいなーと感じたのは、この著者のフェーリクス・ザルデンの洞察力、想像力の高さです。
物語は小鹿のバンビの視点で描かれているのですが、その描写のしかたや、表現のしかたに驚きました。まるで自分自身が小鹿のバンビになってこの物語の中に生きているかのような錯覚を覚えるほど。
自然の厳しさ、狩猟家の怖さ、食うか食われるかの動物の実態などを深く美しく、見事に描いています。
時にはワクワクしたり、悲しくなったり、時にはハラハラドキドキしながら。本当に色々な感情を動かされました。
どうやったらここまで動物の身になって考えることができるんだろう?
と感心しながら読みました。
それと同時に自分じゃあこんな物語は絶対に書けないだろうなーと。
(当たり前ですけど 笑)
これは僕の想像ですが、この著者のフェーリクス・ザルデンはただの動物好きというだけでなく、常に相手の目線で世界を見る、という洞察力をものすごく鍛えていたんじゃないかなーと思います。
人はどうしても今自分が見ている世界が全てだと思いがち。
でも実際にはこの世界には他の人はもちろん、たくさんの動物や植物が生きていて、それぞれが違った視点で世界を見ていますよね。
こと人間だけに限って考えても、自分と他人は違うレンズを通して世界を見ています。
もし今僕とあなたが全く同じものを見たとしても、全く違うものが見えている可能性は十分にあります。
例えば、水が半分入っているコップをもらったとします。
ある人は水が半分しか入っていない、と思うかもしれません。
また、ある人は水が半分も入っている、と思うかもしれません。
またある人は、自分には飲むことができる水がある、なんて素晴らしいんだ!と思うかもしれません 笑
同じ現象だったとしても人によってその見え方はさまざまですよね。
こんなシンプルな例でも違いがでるわけですから、もっと複雑な事柄だったらそれはそれは人によって全然違う世界が見えていてもおかしくありません。
大きなことだと戦争だったり紛争だって、この見え方の違いだと言えると思います。どっちも自分が正しいと思ってますし、それぞれ大義があって正義のためだと思っていますよね。
または、家族間のちょっとした言い争いや、上司と部下との確執、ご近所さんとのトラブルまで。
ほとんどのことは自分と相手とではそもそも世界を見ているレンズが違うということを認識していがないために起こるのだと思います。
バンビの著者、フェーリクス・ザルデンのように人間でだけでなく、動物の視点で物事が見れるような人が増えていけば、きっとこの世の中はもっと良い世界になっていくだろうなーと。ついそんなことを想像してしまいました。
とはいえ、現実世界はそんなに甘くない!
というのも事実 笑
まずは自分の身近な人たちの気持ちを汲む、相手の見ている世界を理解する、ということから初めてみようと思います。
そして、いつかはこの著者のような境地に達することができれば・・・
最高ですね^^
あなたはどう思いますか?
コメント
Profile
山崎拓
1982年長野県生まれ。安曇野市在住。
Natural Lounge代表、ストールコンシェルジュ。
3児の父。
天然繊維100%ストールが大好きでほぼ一年中巻いている。
趣味が仕事で、休みより仕事をしているほうが楽しく落ち着くという仕事大好き人間。
情熱がある分野はビジネスや健康、教育関連。
好きなことは読書、Mr.Childrenの音楽鑑賞、家族サービス、旅行。
肌に直接身につけるものはもちろん、食べ物や生活スタイル全般を出来るだけ健康的で自然に沿ったものにできるよう日々自分自身でも様々なことを試し、顧客にもその効用を伝えている。
Natural Lounge代表、ストールコンシェルジュ。
3児の父。
天然繊維100%ストールが大好きでほぼ一年中巻いている。
趣味が仕事で、休みより仕事をしているほうが楽しく落ち着くという仕事大好き人間。
情熱がある分野はビジネスや健康、教育関連。
好きなことは読書、Mr.Childrenの音楽鑑賞、家族サービス、旅行。
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