- 2017/05/27
- writer: 山崎拓
あなたはどっち派?
この間、ある業界紙を読んでいると、ストールに関する記事が載っていました。
その雑誌はアパレル販売員に向けた内容なのですが、どうやらアパレル販売員にとって、ストールというのはかなり扱いにくい商材のようです。
というのも、ただ試着してもらえばいいわけではなく、ストールに合った巻き方を提案しなければいけなかったり、トップスとのバランスも重要。
素材によって季節の使い分けがある、など、それなりに知識を持っていないと接客対応ができないもの、というようなことが書いてありました。
僕らにとってはストールばかり、というかストールしか扱っていないので当たり前のことも、一般のセレクトショップやアパレルの販売員さんにとってこのことは当たり前じゃないんですね。
だから業界紙でストールの特集が組まれていたわけですが。
そんなストール初心者の販売員さんに向けた「売れるストール販売方法」というなんとも興味深い?タイトルに惹かれて続きを読んでいると・・・
ちょっと、というか、
かなり違和感を感じた部分がありました。
それは
「お客さんがストール初心者の方にはまず無地をお勧めしましょう!」
という内容。
この雑誌に限った話ではありませんが、ファッション雑誌やインターネットの記事ページ、お店のホームページの中にも「無地は合わせるのが簡単」というフレーズをよく見かけます。
無地のストールはいいですよ、合わせやすいですよ。
とよく言うけれど本当でしょうか?
あなたはどう思いますか?
人によっては確かに無地が合わせやすい、という人もいると思います。
ただ、僕が何年かストール専門店をやってきて感じていることは、「無地って意外に合わせるのは難しい」ということ。
難しい、というか、上手に合わせるにはそれなりに経験やセンスが必要。という感じです。
なので、安易に初心者の方だからといって無地ストールを進めるのはちょっと安易かなーと。
むしろ、ストールよりもベースとなるファッションを先に考えた方がいいよね。
という話です。
ベースがシンプルで3色以下にまとまっていればそりゃ合わせやすいし、無地に限らず、デザイン性の高いストールだって簡単に合わせることができます。
でも、ベースがごちゃごちゃしていたら無地だろうと合わせるのにはそれなりにテクニックが必要になります。
だから、ストール初心者の販売員さんには「ストール初心者の方に無地だから勧める」ということは絶対にやめてほしいなーと思いました。そんなことをしたら勧められたお客さんがかわいそう。
むしろ合わせやすいのは無地よりも、デザインがちょっとグラデーションになっていたり、チェックボーダーなどの定番デザインやペイズリーなどの伝統的な柄、多色使いのデザインの方。
ストールの主な目的なファッションにおいてアクセントですから、それを忘れてはいけませんね。
ストール初心者の販売員の方にはぜひこの辺を抑えていただきたいと思います。
このメルマガを読んでいる人にストール販売をしている人はいないと思うので、誰に話してんの?という感じですが 笑
あなたがもし、お洋服のお店に行ったときに、
販売員に「無地だから合わせやすいですよ!」と勧められたら、
ちょっと待った!
と思っていただければと思います 笑
PS.
先ほど当店に追加した手織りコットンストールは無地ベースにちょっと柄が入っていたり、とシンプルでありつつもちょっとしたアクセントがいい感じです♪
こういうのが本当に合わせやすい一枚ですね^^
↓
コメント
Profile
山崎拓
1982年長野県生まれ。安曇野市在住。
Natural Lounge代表、ストールコンシェルジュ。
3児の父。
天然繊維100%ストールが大好きでほぼ一年中巻いている。
趣味が仕事で、休みより仕事をしているほうが楽しく落ち着くという仕事大好き人間。
情熱がある分野はビジネスや健康、教育関連。
好きなことは読書、Mr.Childrenの音楽鑑賞、家族サービス、旅行。
肌に直接身につけるものはもちろん、食べ物や生活スタイル全般を出来るだけ健康的で自然に沿ったものにできるよう日々自分自身でも様々なことを試し、顧客にもその効用を伝えている。
Natural Lounge代表、ストールコンシェルジュ。
3児の父。
天然繊維100%ストールが大好きでほぼ一年中巻いている。
趣味が仕事で、休みより仕事をしているほうが楽しく落ち着くという仕事大好き人間。
情熱がある分野はビジネスや健康、教育関連。
好きなことは読書、Mr.Childrenの音楽鑑賞、家族サービス、旅行。
肌に直接身につけるものはもちろん、食べ物や生活スタイル全般を出来るだけ健康的で自然に沿ったものにできるよう日々自分自身でも様々なことを試し、顧客にもその効用を伝えている。
ストールファッションの最新記事一覧
- 2023.08.06 writer:山崎拓
- 今日の「まつもToなかい」にストールを巻いたつんく♂さんが登場します!
- 2022.11.30 writer:山崎拓
- ストールは巻いたもん勝ち?
- 2022.10.09 writer:山崎拓
- 最後の記念撮影をさせていただきました 泣
2024年 (326)
2023年 (365)
2022年 (365)
2021年 (365)
2020年 (366)
2019年 (364)
2018年 (362)
2017年 (356)
2016年 (353)
2015年 (374)
10年以上前の記事
メールマガジンに登録するとストールコーディネート、ファッション情報、NaturalLoungeの最新ストール情報をいち早く手に入れることができます!