『落とした財布は戻りません』

2014/03/06
writer： Moto
- 買付や原産国について

インドニューデリーの宿泊先より〜

おはようございます。
Natural Loungeのモトです。

インドに来てから早くも1週間が経ちました。
ニューデリーの昼間はとても暖かく日本の5月下旬位の陽気です。
4月には30℃を越え、5月は45℃近くまで気温が上がります。
もうインドの夏はすぐそこまで来ています。
日本を出る前に記録的な大雪にあった事を思うと不思議な感じです。

今回日本から中国を経由してインドに入ったわけですが
同じ飛行機に大勢の日本人観光客がいる事に驚きました。
その大半は春休みを利用した大学生でしたが
中には１人で5ヶ月間インドを旅するという60代の女性もいました。
すごいですよね。僕にはできません・・。

さて、こんな学生シーズンのインド。
学生達の異文化への期待に満ち溢れた思いとは裏腹に
彼らを狙った犯罪が後を絶ちません。

睡眠薬強盗
法外な価格で組まされるツアー
ひったくり
マリファナや薬物

昨日も睡眠薬強盗に遭ったという学生に会いました。
せっかくインドに思い出を作りに来たのに
こんな犯罪に巻き込まれる学生が多い事がとても残念に思います。
ただ、彼らを見ていて思う事があります。

「海外の犯罪に対する意識の低さ」

先日もエクアドルで新婚旅行中の夫婦が被害にあったり
トルコの観光地で学生が殺害されるといった事件がありました。
また、最近はインドのレイプ事件の多さが世界中で話題になっています。

こうした状況にあるにも関わらず
何の事前情報もなし、勉強もしていない状態でインドに来たり
女子学生も性犯罪が多いとわかっているのに肌の露出の多い服を着用しているのを目にします。
そして被害にあった後、それをまるで武勇伝のように他の学生に話す姿には本当に驚かされます。
日本とは違う文化の国にいる事
全ての感覚が日本とは違うという意識をもっと持たなくてはいけません。

財布を落としてもそのまま戻ってくるのは日本だけです。

せっかく若いうちになかなか出来ない経験をしているのだから
この経験が自分にとってプラスになるように
そして良い思い出になるようにしてほしいと思います。

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Profile

Moto

1983年長野県生まれ。木曽在住。
Natural Lounge副代表、バイヤー。
気がつけばストールの奥深さに魅了され、世界中のストールを探している。
様々な国のストールを扱う中で、誰が、どんな場所で、どのように作っているのか、
現地訪問し生産者と直接対話して買付をするのがモットー。
特にインド人、イタリア人との相性は抜群。

趣味は地元である木曽で、キノコ採りや山菜採り、渓流釣りをして四季を満喫すること。
20代、30代と海外の様々な場所を訪れた経験から、今は地元に魅力を感じ地域の活動にも力を入れている。
あなたがつい”クスッ”と笑ってリラックスできるようなブログをお届けしたいと思っています。