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インドのバス〜恐怖の6時間〜



おはようございます。
Natural LoungeのMotoです。



様々な乗り物が世の中にはありますよね。
そして公共の乗り物といえば、タクシー、バス、電車、船そして飛行機などがあります。
そんな中で一般的に乗る機会が少ないものといえば船と飛行機ですよね。



そして木曽の山奥で暮している僕にとってこの中でほぼ縁のないものといえば船です。
長野県は海がないので、やっぱり昔から船は映像として見る乗り物なんですよね。



で、次に乗る機会が少ないものといえば一般的には飛行機になると思いますが、実は飛行機よりも僕が乗る機会が少ないものがあります。
それはバスです。



ものすごく身近などこの町でも走っているバスですが、実は僕、これまでの人生でバスは船の次に乗る機会が少ない乗り物なんですよね。
松本の路線バスですら乗るときにドキドキしますが、昨年東京でバスに乗って渋谷に向かった時は、乗り込む位置から戸惑って、さらに支払いで戸惑いまさに田舎っぺ丸出しでした。笑



あの地域によって異なるバスのシステム。
飛行機に乗るよりむずいんです。笑



そして、そんな僕にとって人生で忘れられないバスがあります。
それはインドで乗ったバスです!



基本的にインドでも地方に行った時以外はバスに乗ることはないのですが、地方に行くとどうしても乗らなければならない時があります。



そんな時は日本同様、その地域のシステムに合わせるためにドキドキして乗るのですが、今朝お話するバス体験はシステム云々の話ではありませんでした。



ちなみに僕がその時乗車したのは、木版のブロックプリントで有名なジャイプルという町からデリーへ戻る時のバスです。



僕はインド国内を出張する際、基本的に飛行機か電車を使うのですが、その時はたまたま買付仲間のKさんが一緒になりバスでデリーへ戻ることにしました。



たまに僕のブログで買付仲間という存在が登場しますが、その買付仲間というのがこのKさんで、Kさんは英語はもちろんヒンディー語も普通にでき、さらにインドでお店のオーナーもされたことがあるという人物です。



Kさんはストールとは関係なく石の買付をしているので業種は異なりますが、それでもインド買付の先輩として、日々様々なアドバイスをいただいています。



で、そんなKさんとたまたま一緒になったので、インドを知り尽くしたkさんとならばとバスでデリーへ戻ることにしたわけですが、それが恐怖のバス体験の始まりでした。



乗り込んだバスの見た目はインドでよくある普通の長距離バス。
日本の高速バスのような小綺麗さは皆無ですが、それでもインドでは一般的なものでした。



そして何事もなく普通に乗車。
僕はKさんと一緒に並んで座りました。
バスは普通に出発し、インドらしい道のりを走っていきます。



ただ30分くらい経過した時に違和感を感じ始めます。



ガッタンガタン、ガタガタン!!
ガッタン!!



疲れていた僕は若干寝かけていたのですがそんなものすごい音に目が覚めました。
そんな音が30分ほど続いた後、いきなり体が宙に浮き天井に頭がぶつかりそうになったんです。



え!!!?!(◎_◎;)



何が起きたんだ!!
そして窓から外を見ると、バスが道を走っていないんですよ!!苦笑
眠気が襲う前に渋滞に巻き込まれたのは知っていたのですが、実はこのバス・・・渋滞を回避するために道から外れて路肩を走っていたんですよね。



それだけでもその当時まだインド歴3年程度の僕にとっては恐怖でしたが、さらにバスはクラクションを鳴らして道を逆走をしてどんどん進んでいきます。



まじか・・・(◎_◎;)。
これ日本だったらニュースになるぞ・・・。
ちなみにKさんは僕が一人で焦っている横でずっと寝ていました。笑
あんな状態で寝ていられるなんて今考えても信じられませんけどね。笑



そして、そんな状況がなんと5時間も続いたんです。
その5時間の中で落ち着いた時もさすがにありましたが、渋滞すれば舗装されていない草むら?じゃり?の路肩を走る。
もう日本で暮らしていたらとてもじゃないけど見ることがない景色を目にしました。



そして出発して6時間。
なんとか事故なくデリーにたどりついたわけですが、降りてからKさんが一言こう言ったんです。



「このバスやばかったね」



インドを知り尽くしているKさんでも流石ににやばいと思ったのか・・・と、一人でずっとビビっていた僕は安心しましたが、そのあとKさんが教えてくれたインド人乗客の反応が衝撃的だったんです。



道中、乗客が運転手ともめてたのは僕も知っていたのですが、その時乗客と運転手はヒンディー語でこんな会話をしていたそうです。



<客>
「おい!お前危ないだろ!!!」
「もっと安全に運転しろ!!」
「もう降りる!止まれ!!!」



<運転手>
「うるせー!!」



こんなやりとり日本じゃありえませんよね。笑
まああれはさすがにインド人的にもやばかったんだなと、僕の感覚が普通だったことに安心しましたが、今のところ僕の人生No1の恐怖のバス体験となりました。笑



現在のインドの1年は日本の6年くらいに感じるほど早く発展していて、いろいろなものが急速に進んでいるので、今はこんなこと起きないとかもしれませんが、その時僕は心に強く決めたんです。



もうインドのバスには二度と乗らない・・・。と。



インドのバス〜恐怖の6時間〜
まさにタイトル通りの体験談です。



って、なんの話を朝からしとるん!!!
という感じですが、笑
昨日インドの取引先と話をしている中でジャイプルの町の話が出てきたので、急に思い出して書いてみました。



"普通って素敵"なことなんだよ。



そう思って、今朝もいつも通り松本のお店に出勤したいと思います。笑



それでは今日も普通に1日頑張りましょう!



コメント

インドのバス〜恐怖の6時間〜」への2件のフィードバック

  1. Avatar匿名

    こんにちはー😆
    海の近くに住んでる私も船には縁がありません(笑)
    ただ、飛行機が嫌いなので、船に乗る長旅にあこがれています🚢
    が、船酔いが💀
    新幹線ののぞみに初めて乗った時にも名古屋を出てすぐに『のぞみ酔い』をしたくらいで😰
    そう思うと、インドのバスに乗るなんて、とんでもないことです、絶対無理だー💦
    しかも、そんなバスに6時間……地獄です👹
    そもそも、安全運転という言葉はあるのでしょうか?(笑)
    しかしながら、そんな大変な思いをして手に入れてくれたストールたち🧣
    大切にどんどん使わないといけないですね😊
    朝晩がようやく涼しくなったので、そろそろウールシルクの出番かな😌
    アクセサリーをつけないので、ストール1巻きするだけでお洒落になる、楽チンお洒落を楽しんでいます☺️

    返信
    1. Avatarnaturallounge.jp

      コメントありがとうございます😃
      海と船を見るとテンションが上がる典型的な海なし県生まれのMotoです。笑
      船酔いすら、あまりにも船に乗った経験がなさすぎて想像もできません。笑
      そして、”そもそも、安全運転という言葉はあるのでしょうか?”というコメント。
      コメントを読ませていただきながら、確かに!と声を出してしまいました。笑
      安全運転なんて存在しないかも・・・
      インドはクラクション大国で、道でクラクションを聞かない瞬間はありません。
      大きな道を規則性なく走る車にバス。
      そこに突然現れる動物と人。
      日本でいう安全という感覚はインドにはありませんね。笑
      ストールも気に入っていただけているようで嬉しいです😄
      まさにこれからの季節はストールが活躍しますので、ぜひファッションを楽しみつつお出かけしてください♪
      いつも本当にありがとうございます。
      Moto

      返信

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Profile
Moto
Moto
1983年長野県生まれ。木曽在住。
Natural Lounge副代表、バイヤー。
気がつけばストールの奥深さに魅了され、世界中のストールを探している。
様々な国のストールを扱う中で、誰が、どんな場所で、どのように作っているのか、
現地訪問し生産者と直接対話して買付をするのがモットー。
特にインド人、イタリア人との相性は抜群。

趣味は地元である木曽で、キノコ採りや山菜採り、渓流釣りをして四季を満喫すること。
20代、30代と海外の様々な場所を訪れた経験から、今は地元に魅力を感じ地域の活動にも力を入れている。
あなたがつい”クスッ”と笑ってリラックスできるようなブログをお届けしたいと思っています。


2024.11.05

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