- 2024/12/29
- writer: 山崎拓
大自然の恵みと超絶技法の結晶。
先日、動画でカラムカーリストールのご紹介をさせていただきました。
全体像や全体の雰囲気はもちろん、ディティール部分もできるだけわかりやすく伝えられるように撮影をしましたが、ご覧いただけたでしょうか?
もしまだご覧になっていない方はぜひ見ていただきたいのですが、今日は動画に加え、多くの写真を交えてこのストールについてご紹介をさせていただきます。
カラムカーリについては今年初めて商品として扱うことができたのですが、おかげさまで今まで商品化させていただいたストールやショールはもれなくお客さんの元に旅立っていきました。
今日ご紹介させていただくストールももしかしたらそれほど長く自分達の手元に置いて置けないかもしれない・・・
そんな予感もしたため、撮影した写真も点数がとても多くなってしまいました。
逆に言うと、これだけ多くの写真と動画でご覧いただくストールは今までなかったので、今ご覧になられているあなたに細部まで魅力が伝わることを願いながら今このブログを書いています。
カラムカーリについては以前もお話をさせていただいたことがありますが、改めて工程についてご説明をさせていただきます。
一番の特徴は「カラム・カーリ」と呼ばれるインドの伝統的な織物や染色技術を用いていること。

文字通り「ペン(kalam)による作業(kari)」を意味します。
この技術は、主にアーンドラ・プラデーシュ州やタミルナド州などで古くから伝統的に行われてきていて、植物由来の染料を使用し、手描きや手刺繍によって布地に模様を作り出す技法。

今までのストールとの大きな違いは特殊なペン(カラム)と呼ばれる筆を使って、布地に手描きで模様を描いている部分。
初めペン(筆)で描いていると聞いて本当にびっくりしたんですよね。
先日、新宿マルイや松本のお店でも一部のお客さんにご覧いただいたのですが、皆さん一様に驚かれていました。
しかも染料は植物由来で手刺繍部分は全てシルク100%糸。

もちろん、ベースの生地は僕らが何度もお話をしているあのインドカシミール地方の標高4000m以上の高地のみに生息しているカシミヤ山羊の毛を産毛のみを使っています。
_

さらに糸の段階から織り、そして、班を作り込み、下地を作ってからのカラムでの手書き、鉤針での手刺繍と全て一貫した手仕事で長い時間をかけて生み出されています。







もちろん、これらを製作する職人さんの技術はまさに超一級。
500年以上の伝統と歴史を重ねてきたカシミール職人だからこそ実現できる匠の技。


これほどこだわり抜いて作り込まれたストールはなかなかお目にかかれません。
今回も商品写真を撮りながらこのストールの魅力にどんどん引き込まれている自分がいました。
ぜひあなたにもこのストールの魅力が伝われば嬉しいです!
まずは全体像から。
手織と手書き、そして手刺繍の絶妙なコンビネーション。
言わずものがなですが、刺繍部はものすごく緻密に施されています。
ベースカラーと刺繍糸、そして手書きの色合いのバランスも絶妙です。
またこのストールならではの大きな特徴の一つに、手書きの部分がグラデーションで描かれていること。
ここはまた後で詳しくご説明させていただきます。
こちらは裏面。
裏表の差はもちろんありますが、このクオリティーの手刺繍は卓越した技術が合ってこそ実現できます。
ゆるっと巻くだけでも際立つ装いを叶えます。


これだけの刺繍が施されていますが、生地は嵩張らず、すっきりとしたシルエットになります。
(こちらはミラノ巻きです)


ネクタイ巻きもとてもシャープな印象。



スタンダードな大判サイズで巻きはもちろん、羽織でも使いやすくなっています。
背面からの姿も圧巻。

総刺繍の素晴らしさに目を奪われますが、先ほど説明させていただいた手書きのグラデーションの色合いにも注目していただきたい部分。
ちょうど中央に位置する褐色の部分が手書きでグラデーションがかかっています。
こうした細部のこだわりもこのストールの全体の完成度を高めています。
細部については動画でも詳しく撮影していますので、ぜひこちらもご覧いただければと思います。
同じ羽織方でも自然光の元ではより美しさが際立ちます。


もちろん、野外でもディティールのクオリティーの高さは全く変わりません。


自然光の元では自然な陰影が生まれ、これもストールの新たな表情を見せてくれます。


先ほどとはまた違った部分のグラデーション。

この微妙な色合いの調整は刺繍や織では表現できません。

こちらは裏面になります。


本当にぱっと見では裏表の区別がつかいほど。


刺繍糸もさまざまな色糸が使われているのでモダンな建物はもちろん、大自然の中でも見栄えるデザインに仕上がっています。
同じ羽織でも角度を少し変えたり、光の当たり方を変えるとまた違った表情を見せてくれます。









風に靡く姿も本当に美しい。
気がつけば何度も何度もシャッターを夢中で切っていました・・・

巻きや羽織はもちろん、肩からかけるだけでも圧倒的な存在感。


まさに「大自然の恵みと職人の超絶技法の結晶」と呼ぶにふさわしい一枚。

唯一無二の格別の一枚を求める大人にぴったりのストールです。

全体像や全体の雰囲気はもちろん、ディティール部分もできるだけわかりやすく伝えられるように撮影をしましたが、ご覧いただけたでしょうか?
もしまだご覧になっていない方はぜひ見ていただきたいのですが、今日は動画に加え、多くの写真を交えてこのストールについてご紹介をさせていただきます。
カラムカーリについては今年初めて商品として扱うことができたのですが、おかげさまで今まで商品化させていただいたストールやショールはもれなくお客さんの元に旅立っていきました。
今日ご紹介させていただくストールももしかしたらそれほど長く自分達の手元に置いて置けないかもしれない・・・
そんな予感もしたため、撮影した写真も点数がとても多くなってしまいました。
逆に言うと、これだけ多くの写真と動画でご覧いただくストールは今までなかったので、今ご覧になられているあなたに細部まで魅力が伝わることを願いながら今このブログを書いています。
カラムカーリについては以前もお話をさせていただいたことがありますが、改めて工程についてご説明をさせていただきます。
一番の特徴は「カラム・カーリ」と呼ばれるインドの伝統的な織物や染色技術を用いていること。

文字通り「ペン(kalam)による作業(kari)」を意味します。
この技術は、主にアーンドラ・プラデーシュ州やタミルナド州などで古くから伝統的に行われてきていて、植物由来の染料を使用し、手描きや手刺繍によって布地に模様を作り出す技法。

今までのストールとの大きな違いは特殊なペン(カラム)と呼ばれる筆を使って、布地に手描きで模様を描いている部分。
初めペン(筆)で描いていると聞いて本当にびっくりしたんですよね。
先日、新宿マルイや松本のお店でも一部のお客さんにご覧いただいたのですが、皆さん一様に驚かれていました。
しかも染料は植物由来で手刺繍部分は全てシルク100%糸。

もちろん、ベースの生地は僕らが何度もお話をしているあのインドカシミール地方の標高4000m以上の高地のみに生息しているカシミヤ山羊の毛を産毛のみを使っています。


さらに糸の段階から織り、そして、班を作り込み、下地を作ってからのカラムでの手書き、鉤針での手刺繍と全て一貫した手仕事で長い時間をかけて生み出されています。







もちろん、これらを製作する職人さんの技術はまさに超一級。
500年以上の伝統と歴史を重ねてきたカシミール職人だからこそ実現できる匠の技。


これほどこだわり抜いて作り込まれたストールはなかなかお目にかかれません。
今回も商品写真を撮りながらこのストールの魅力にどんどん引き込まれている自分がいました。
ぜひあなたにもこのストールの魅力が伝われば嬉しいです!
まずは全体像から。

手織と手書き、そして手刺繍の絶妙なコンビネーション。

言わずものがなですが、刺繍部はものすごく緻密に施されています。

ベースカラーと刺繍糸、そして手書きの色合いのバランスも絶妙です。

またこのストールならではの大きな特徴の一つに、手書きの部分がグラデーションで描かれていること。
ここはまた後で詳しくご説明させていただきます。

こちらは裏面。

裏表の差はもちろんありますが、このクオリティーの手刺繍は卓越した技術が合ってこそ実現できます。

ゆるっと巻くだけでも際立つ装いを叶えます。


これだけの刺繍が施されていますが、生地は嵩張らず、すっきりとしたシルエットになります。
(こちらはミラノ巻きです)


ネクタイ巻きもとてもシャープな印象。



スタンダードな大判サイズで巻きはもちろん、羽織でも使いやすくなっています。

背面からの姿も圧巻。


総刺繍の素晴らしさに目を奪われますが、先ほど説明させていただいた手書きのグラデーションの色合いにも注目していただきたい部分。

ちょうど中央に位置する褐色の部分が手書きでグラデーションがかかっています。

こうした細部のこだわりもこのストールの全体の完成度を高めています。

細部については動画でも詳しく撮影していますので、ぜひこちらもご覧いただければと思います。
同じ羽織方でも自然光の元ではより美しさが際立ちます。


もちろん、野外でもディティールのクオリティーの高さは全く変わりません。


自然光の元では自然な陰影が生まれ、これもストールの新たな表情を見せてくれます。


先ほどとはまた違った部分のグラデーション。

この微妙な色合いの調整は刺繍や織では表現できません。

こちらは裏面になります。


本当にぱっと見では裏表の区別がつかいほど。


刺繍糸もさまざまな色糸が使われているのでモダンな建物はもちろん、大自然の中でも見栄えるデザインに仕上がっています。

同じ羽織でも角度を少し変えたり、光の当たり方を変えるとまた違った表情を見せてくれます。









風に靡く姿も本当に美しい。

気がつけば何度も何度もシャッターを夢中で切っていました・・・

巻きや羽織はもちろん、肩からかけるだけでも圧倒的な存在感。


まさに「大自然の恵みと職人の超絶技法の結晶」と呼ぶにふさわしい一枚。

唯一無二の格別の一枚を求める大人にぴったりのストールです。

コメント
Profile

山崎拓
1982年長野県生まれ。安曇野市在住。
Natural Lounge代表、ストールコンシェルジュ。
3児の父。
天然繊維100%ストールが大好きでほぼ一年中巻いている。
趣味が仕事で、休みより仕事をしているほうが楽しく落ち着くという仕事大好き人間。
情熱がある分野はビジネスや健康、教育関連。
好きなことは読書、Mr.Childrenの音楽鑑賞、家族サービス、旅行。
肌に直接身につけるものはもちろん、食べ物や生活スタイル全般を出来るだけ健康的で自然に沿ったものにできるよう日々自分自身でも様々なことを試し、顧客にもその効用を伝えている。
Natural Lounge代表、ストールコンシェルジュ。
3児の父。
天然繊維100%ストールが大好きでほぼ一年中巻いている。
趣味が仕事で、休みより仕事をしているほうが楽しく落ち着くという仕事大好き人間。
情熱がある分野はビジネスや健康、教育関連。
好きなことは読書、Mr.Childrenの音楽鑑賞、家族サービス、旅行。
肌に直接身につけるものはもちろん、食べ物や生活スタイル全般を出来るだけ健康的で自然に沿ったものにできるよう日々自分自身でも様々なことを試し、顧客にもその効用を伝えている。
ストールの最新記事一覧

- 2025.04.05 writer:山崎拓
- 他にはない独創的な手仕事の一枚でした。

- 2025.03.30 writer:山崎拓
- 今回もさまざまな出会いをいただきました♪

- 2025.03.28 writer:山崎拓
- 旦那さん推しの一枚。このタイミングで手に取っていただきました 泣
2025年 (95)
2024年 (366)
2023年 (365)
2022年 (365)
2021年 (365)
2020年 (366)
2019年 (364)
2018年 (362)
2017年 (356)
2016年 (353)
10年以上前の記事
メールマガジンに登録するとストールコーディネート、ファッション情報、NaturalLoungeの最新ストール情報をいち早く手に入れることができます!