初めての一人旅

2017/02/05
writer：山崎拓
- ナチュラルライフ

先日のメルマガで久しぶりに昔の旅の話をしました。
メルマガを書きながらブログに写真を載せようと、当時撮影した写真を見返していたところ、とても懐かしいものがいくつも見つかりました。

それらの中でも特に思い出深い国がいくつかあるのですが、今日はその中の一つ、シンガポールについてお話ししようと思います。

実は僕が初めて海外の一人旅の国に選んだのがシンガポールです。

もともと東南アジアの国に行ってみたいなーと思っていたのですが、その当時まだ行ったことがあるのはインドと韓国、中国くらい。そのいずれも一人ではなく、Motoと行ったり嫁と行ったりだったので、一人旅ではなかったんですね。

その当時は、まだ二十代中盤だったので、一人で海外とか行っちゃうなんてカッケー！みたいな変な思い込みがありました　笑

今思えば、別に何てことないですが、当時はそう思っていました。

だから、何が何でも今回は一人で海外旅行に行こう！と決めました。
もちろん、ツアーではなく、「地球の歩き方」を片手に、航空券の手配から現地での移動手段やホテルを決めたり、食事をとったりもすべて自分だけでやりたい！と思っていました。（何度も繰り返しになりますが、それがカッコイイと思っていたんです）

とはいえ、基本僕はチキンなのでいきなりインドみたいな治安が安定しない国に一人で行くのは怖かったんです　笑

だから、いろいろと候補はあったのですが、アジアの中でも先進国で安全な国、とはいえ、ちょっと日本と距離感（国との対立とかではなく、純粋に移動距離のことです　笑）がある国を選びました。それがシンガポールです。

CIMG0083

今思えば、シンガポールの一人旅なんて間違いなく誰でもできるのですが、当時の僕にとってはそれも大冒険です。
なんて言っても海外一人旅デビューですから。

緊張して夜も眠れない、という経験は誰もが一度はすると思いますが、まさにこの時はそんな感じでした。

シンガポールに向かう前日は全く眠れず、行きの飛行機の中でももちろん眠れず、現地に着いてからいきなりぐったりしていました。。。

現地に着いてからまず初めの試練は「タクシーを拾う」ということです。

たかがタクシーと思われるかもしれませんが、僕らは初めて行ったインドでいきなりタクシーで騙されました。なので、警戒心は人一倍強いんです。

治安が悪い国限定ですが、だいたいどの国も正規のタクシーとそうでないタクシーがあって、そうでない方に乗ってしまった暁には全然関係ない場所に連れて行かれた挙句、ものすごい金額を請求される、といったパターンになります。
どうでもいい話ですが、アウトローなタクシーは料金メーターが付いていなかったり、付いていてもものすごい勢いでメーターが回転していくタイプのタクシーが多いです　笑

空港は街から離れていることがほとんどなので、タクシーかバスを利用するしかありません。でも素人の場合バスを利用するのは難易度が高かったりするんです。（土地勘がある程度ついてこないと、今どこにいるか全く分からなくなってしまうんですね）

だから、僕の場合はタクシー１択になります　苦笑

インドでは空港の入り口を一歩出ると、タクシーやツアー、バスの客引きが群がってきます。俺んとこ来い！俺んとこ安い！！俺は本物だ！！！
まるで獲物を捉えようとする猛獣のごとき勢い。

もうね、全く信用できません　笑

もしかしたらシンガポールも同じかもしれない。。。。
そんな覚悟をしながら、シンガポールの空港の入り口を出ます。

ですが、誰も寄ってきません。

あれっ?
拍子抜け。

仕方ないので自分でタクシーを捕まえに行きます。

「地球の歩き方」の地図を見せて、街の中心街に行って欲しいとお願いしたところ、全く問題なく目的の場所にたどり着くことができました。もちろん、タクシー料金も正規の金額。

どうやら、シンガポールはかなり安全な国っぽい。

そして、シンガポールに行って一番驚いたのは、いろいろな人種が多く住んでいるのに全体としてもの凄く統制されているということです。
想像以上に街も綺麗でゴミひとつ落ちていない。大げさではなく日本より綺麗です。

現地にはシンガポール人はもちろん、欧米人、中国人、インド人が多く住んでいます。実はインド人も多く、リトルインディアという地域があるくらいなんです。

CIMG0156

インドや中国に行ったときにはお世辞でも、街が綺麗だとか、人がルールを重んじる、ということはほとんど感じませんでしたが、シンガポールに住んでいる中国人やインド人は僕がそれまで知っていた彼らとは全く違いました。（シンガポールは法律が厳しく、それがかなり強い抑止力になっているようです）

ゴミを道に捨てず、ゴミ箱に捨てていましたし、電車やバスに乗るときは割り込みなどせず、ちゃんと一列に並んでいます。

国が変わると人も変わるんだなー、と感じたのを覚えています。
それと同時に、何にも縛られない自由でハングリー精神溢れる彼らさえも押さえつける法律の怖さも感じました。

その後、世界一残念な建造物と名高いマーライオンを見たり、観光も普通に楽しみました^^

CIMG0125

初めての海外一人旅は大きなトラブルなく、帰国することができ、当時にしてはとても貴重な経験になりました。
それから毎年、毎回、長期休みのたびに海外に行くようになり、完全に旅にはまってしまったんですね。

そして、回り回って最終的にはインドに収まったという感じです（僕は最近行っていませんが^^;）

他にも旅をした国のことは今でも鮮明に覚えています。
また、機会があればそんなお話もできればと思います。

PS.
海外に行けば行くほど、自分はいかに恵まれた環境に生まれ育ったか、ということを強く感じるようになりました。日本に生まれたからこんな旅もできたわけですし、今の仕事も何でもやろうと思えばできる日本だからこそできていることだと思います。

そう考えると、日本への愛着が一層強くなりますし、将来は仕事を通じて生まれ育った日本に少しでも貢献できるような人間になりたいなーと思います^^

コメントを残すコメントをキャンセル

Profile

山崎拓

1982年長野県生まれ。安曇野市在住。
Natural Lounge代表、ストールコンシェルジュ。
３児の父。
天然繊維100%ストールが大好きでほぼ一年中巻いている。
趣味が仕事で、休みより仕事をしているほうが楽しく落ち着くという仕事大好き人間。
情熱がある分野はビジネスや健康、教育関連。
好きなことは読書、Mr.Childrenの音楽鑑賞、家族サービス、旅行。
肌に直接身につけるものはもちろん、食べ物や生活スタイル全般を出来るだけ健康的で自然に沿ったものにできるよう日々自分自身でも様々なことを試し、顧客にもその効用を伝えている。