- 2015/08/12
- writer: 山崎拓
『昔は普通だったこと』
最近、朝晩はだいぶ涼しくなってきましたが
日中はまだまだ暑いですね^^;
昼間にビラ配りをしていると、
暑さにやられて時々フラッっとすることがあります 笑
そんなときは必ず水分補給をしますが、
普通に体一貫でビラ配りに出てしまうと
小一時間もしないうちに大量の汗と一緒に水分が一気に奪われ、
自販機に直行して水を購入してしまいます。
(この回数が重なるので気づくと結構な金額を水に使ってしまいます^^;)
なので最近は、家からペットボトルに水やお茶を入れて
水分補給がいつでもできるようにして出発するようにしています。
ただ、自分で持っていっても、途中で足りなくなり、
結局何本かは自販機で買ってしまいますが・・・
そんなことをしていて、最近ふと思ったことは、
昔は水を買うってことはありえなかったよな~ということ。
あなたもきっとそうだったと思いますが
昔は水を飲むとしたら、普通に自宅の水道水を普通に飲んでいたと思います。
でもいつしか、水道水をあまり飲まなくなり
水にお金を払って飲むようになってきました。
(または蛇口に浄水器をつけたり)
いまでは当たり前ですが、これって結構不思議なことです。
だって、水道水はタダで飲めるのに、
わざわざお金を払って水を買っているわけですから。
水を買って飲む理由には人によってさまざまだと思いますが、
一番多い理由はきっと
「水道水は汚いから嫌だ」
ということではないでしょうか?
(ちなみに僕がビラ配りをしているときに水を買うのは
水が飲みたいから!ですが 笑)
でも、これも少し考えてみると不思議です。
なぜ僕らは水道水が汚いって思っているのでしょうか?
昔は当たり前のように水道水を飲んでいたのに・・・・
それは、さまざまなメディアに「教育」されてきたからでしょう。
その背景にはきっと水を売りたい会社の存在もあったはずです。
今や水産業はめちゃめちゃ巨大な産業に発展しています。
水道水は汚いなんて、普通は考えてもしないはずです。
だって、国が管理しているものなので
一般の企業が提供しているものより高い安全性、信頼性があるはず、
と考えるはずですから。
誰かが教育しない限り、水を買うということはあり得なかったわけです。
そして、重要なのはその理由が「水道水は汚いから嫌だ」ということ。
水道水より美味しいから飲もう♪
ではありません。
汚いから体に害がある、健康に悪い、だから綺麗な水を飲まなきゃ、
という動機です。
前にも一度お話ししたことがありますが、
人は願望を満たすことよりも
痛みや悩み、問題から避けることに強い欲求があります。
今をより良くしよう、はそれほど強い心理効果はありませんが
今抱えている問題が解決できる、ということにはものすごい反応を示します。
水を売る場合、水道水より美味しい、と言うより
水道水は汚い体に害がある、というほうが圧倒的に売れるわけです。
ちょっと嫌な話になってしまいましたが、
昔は普通だったことにも消費を増やすために教育をし需要を喚起する。
最近の世の中にはこういったことが増えてきたな~と思います。
ただ、別の見方をすると、
それだけ新しい価値が生まれているという見方もできるわけで、
それはそれで素晴らしいことだと思います。
水道水が本当に健康に害を与え、ペットボトルの水が安全であれば
お金を払ってでも飲む価値はあります。
ちなみにインドの水道水は飲んだからほぼ確実に腹を壊します 笑
なので日本人ならインドではペットボトルの水を購入することは
ほぼ必須です。
(おそらくインドの水道水の水では
体の免疫が弱い日本人は生きていけないでしょう・・・)
昔は普通だったのに、今は変わってきていること。
ちょっと立ち止まって見てみると
こういったことはきっとたくさんあると思います。
実は不要かもしれないし、逆に価値があるかもしれない。
不要なことは無くし、価値があることには投資する。
それに気づくことができると
より自然で豊かな生活ができるかもしれません^^
PS.
チラシ配りのときにペットボトルに水を入れていくのですが
配っている途中で、冷えていた水も熱湯に変わってしまいます・・・・
その話を嫁にしたところ、
「ペットボトル凍らせていけばいいじゃん」と。
素晴らしい!
これで自販機で水を買う必要はなくなりそうです^^
コメント
Profile
山崎拓
1982年長野県生まれ。安曇野市在住。
Natural Lounge代表、ストールコンシェルジュ。
3児の父。
天然繊維100%ストールが大好きでほぼ一年中巻いている。
趣味が仕事で、休みより仕事をしているほうが楽しく落ち着くという仕事大好き人間。
情熱がある分野はビジネスや健康、教育関連。
好きなことは読書、Mr.Childrenの音楽鑑賞、家族サービス、旅行。
肌に直接身につけるものはもちろん、食べ物や生活スタイル全般を出来るだけ健康的で自然に沿ったものにできるよう日々自分自身でも様々なことを試し、顧客にもその効用を伝えている。
Natural Lounge代表、ストールコンシェルジュ。
3児の父。
天然繊維100%ストールが大好きでほぼ一年中巻いている。
趣味が仕事で、休みより仕事をしているほうが楽しく落ち着くという仕事大好き人間。
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