- 2019/09/24
- writer: 山崎拓
頭のてっぺんから変な冷え汗がダラダラと・・・
嘘だろ?
画面を見た瞬間、頭が真っ白になりました。
うわ・・・
何これ・・・
何かの間違いだと思い(というか思いたかった)、冷静になってもう一度確認して見ましたが、どうやら間違いなさそう。
何が起こったか?
というと、インターネットで展開している広告の大部分がいきなり非承認になってしまい、全く表示がされなくなってしまっていたんです。
これだけだとことの重大さが伝わらないかもしれないのですが、、、
今現在、インターネットには10億以上のホームページが存在しています。
そして、僕らのホームページもそのうちの一つ。
当たり前ですが、これだけ膨大な数のサイトが存在するインターネット上ではホームページを作っただけでは誰も訪れてくれません。
なので、この10億個のサイトの中から自分のホームページに足を運んでもらうためには様々な取り組みが必要なんですね。
その中の一つの手段が僕らの場合はインターネットの広告なんです。
特に僕らのことを全く知らないお客さんに初めて知っていただく接点としてインターネット広告は非常に重要な役割を持っています。
なので、広告が止まるということはある意味では新しいお客さんが全くホームページに来てくれない、ということとほぼほぼ同じ。
それだけインパクトの大きいことなんです。
僕の知り合いの方でも過去に同じように広告が止まってしまい、結果的に廃業に追い込まれたという方もいるくらい。なので、この事実を知った時は頭が真っ白になり、頭のてっぺんから変な冷や汗がダラダラと出てくる感触に襲われました。
今までも色々なピンチを経験して来ましたが、今回のものも相当やばい。
しかも、この事実に気がついたのが、広告が止まってしまってから実に14日も経っていたということ。
この時ばかりは、なんでもっと早く気がつかなかったんだ!と自分を責めまくりました。
さらに、この不具合は別の広告で過去にも起きたことがありました。なので、その時に水平展開をしておけば今回の不具合は未然に防ぐことができたんです。
もうあらゆることが後手後手に回っていて、さらに状況は切迫している。
ただ、今は1秒でも早く広告を復帰させなきゃ!ということで、今抱えている仕事をすべて棚上げして、広告の是正に取り組みました。
ただ、このインターネット広告運用ももう6年間かけて少しずつ構築してきているもの。1日や2日でどうこうなるものではありません。
もうある程度の損失は覚悟してじっくりと少しずつ是正していく覚悟を決めました。
これが起きた数日は本当に生きている心地がしませんでした、、、
今はおかげさまで最低限の是正を終えて少しだけ落ち着きましたが、当時は本当に焦りました。
そんな広告事件ですが、今回の経験を通じてまたたくさんのことを学びました。学んだというか、今まで学んだと思ったことが全く活かされていなかったなーという反省の方が圧倒的に大きいですが、、、
「横展開の重要性」
一番の反省点は、過去に同じような不具合が起こった時に関連する分野に水平展開を怠っていたこと。
今回の不具合は過去に別の広告で起こったことと同じだったので、その時にすべての広告に同じ対応をしていれば完全に防げたものになります。
ただその時は別の仕事で忙しいことを言い訳にして、いつかやろういつかやろうと思ってはいたのですが、結局ここまで来てしまいました。
こんなことはその仕事のプロであれば普通にやっていなければいけませんよね。。。
僕は前職がものづくりの仕事に携わっていたので、このことは社長を始め、上司から何度も言われていました。
ある金型で不具合が起きてその修正をした時には、同じシリーズの金型にも水平展開をすること。あるいは一つの製造工程で起きた不具合修正をすべての生産工程に横展開すること。などなど。
製造や金型の仕事では当たり前にできるようになっていましたが、今の仕事ではこれらの経験が活かされていませんでした。
しかも、ほとんど全てに言えることですが、問題が顕在化してから対処するコストと潜在的な問題を予防するコストを考えたら、問題が顕在化してから対処するコストの方が圧倒的に多くなります。
今回も、広告が止まったことによる多大な損失に加え、自分の時間も多く取られました。他にもしなければいけない仕事がたくさんありましたが、緊急事態なのでそんなことは言っていられず。すべての仕事を棚上げしてこの是正に取り組みました。もちろん、棚上げした仕事も遅れるので、全体への影響は非常に大きなものです。
なので、結果的には時間も費用も高くついてしまいました。
これを前回起きた時にきっちりと対応していれば、、、
はー・・・
もうため息しか出ません。
今回は本当に久しぶりに凹みました。
とはいえ、これは自分の怠慢が招いた結果。しっかりと受け入れて、これから自分がすべきことをきっちりと行なっていきます。
これを読んでくれているあなたが大丈夫だと思いますが、大きな問題や緊急事態になってから慌てて対処するようなことがないよう、ぜひ常日頃から潜在的な問題の予防に力を入れていただければなーと思います。
まあ、今の僕が言っても全く説得力がありませんが 笑
それでは気を取り直して、、、
今日も一日ベストを尽くしていきましょう!
コメント
「頭のてっぺんから変な冷え汗がダラダラと・・・」への2件のフィードバック
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Profile
山崎拓
1982年長野県生まれ。安曇野市在住。
Natural Lounge代表、ストールコンシェルジュ。
3児の父。
天然繊維100%ストールが大好きでほぼ一年中巻いている。
趣味が仕事で、休みより仕事をしているほうが楽しく落ち着くという仕事大好き人間。
情熱がある分野はビジネスや健康、教育関連。
好きなことは読書、Mr.Childrenの音楽鑑賞、家族サービス、旅行。
肌に直接身につけるものはもちろん、食べ物や生活スタイル全般を出来るだけ健康的で自然に沿ったものにできるよう日々自分自身でも様々なことを試し、顧客にもその効用を伝えている。
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はじめまして
神戸市在住の子育て終了間際の専業主婦、坂内です。
大変な事態が起こっているんですね。
このようなタイミングで連絡させてもらうのもどうかと思ったのですが…お時間が許すときにでも目を通していただければと思います。
先日、私自身が以前からやってみたいという思いがありスカーフ専門店がないかということで検索していたところ、こちらのホームページに辿り着き、メルマガ登録させてもらいました。
スカーフ専門店を立ち上げるまでの経緯を拝読させて頂きました。品質重視で素敵な商品がおいてあるお店ですね。神戸出身で長野県松本市にお店があるということで、これまた何かご縁でもあるのではないか(適当に流してくださいね)と勝手に思った次第です。私たちファミリーも長野県には15年くらい前から毎年欠かさず訪れています。本当に魅力的な土地ですよね!!
本題に戻りますね。
ナチュラルラウンジさんでは和柄のストールの取扱とかはないのでしょうか?
私自身、娘の振袖を探している間に振袖の柄の素晴らしさ(手描き友禅)に魅了されました。今夏、娘とマレーシアに行き多くの女性がスカーフを取り入れているのを見て(宗教上肌の露出を禁じられている)、素敵だなと感じました。
ここで、この素晴らしい日本の伝統工芸(手描き友禅)を世界に広めることができないものか…スカーフやストールに表現できないものか?! コスト上かなり無理があるのと、専業主婦の私を相手にしてくれるところが果たしてあるのか、山崎さんたちのように行動力、仲間がいるのか?
と考えると実現させるのは厳しいのでは!?
やるとすれば何から着手すればよいのか…副業というような安易なことでは実現できないと思い…ある呉服店の方に相談してみたところ…かなり厳しいんじゃないですかという意見をいただきました!ご最も、私の頭の中で考えてた通りの回答でした。
私が、デザイン、染め、生地の調達、出資を考えると事業主に提案する他ないと考えています。実現させるにはかなりの人を巻き込む必要がありそうです。
無謀だと思われるかもしれませんが…
ここでは書ききれませんが、山崎さんやお仲間様のご意見もお聞かせいただければ幸いです。
一日も早いネット広告の復旧を心よりお祈りしております。
坂内さん
はじめまして。
コメントありがとうございます!
和柄のストールは数は少ないですが、たまに見かけることがあります。ただ、インドでデザインされているので、完全な和柄とは少しニュアンスが異なります。
日本の伝統工芸を世界に広げる、というビジョン。とても素敵だと思います!
もちろん、簡単ではないと思いますし、呉服店の方がおっしゃることもきっとその通りかもしれません。
ただ、個人的には坂内さんのビジョンを実現する方法は必ずあると思います。
特に現代は過去にないくらい資源も情報にもいくらでもアクセスできる時代です。
具体的な目標を掲げ、詳細に計画を立て、それを一つ一つ着実に実行していけばできないことはないんじゃないか?というのが僕の考えです。
僕らも始めた当初は、周りの人の多くに反対をされましたし(だいたい身内を含め95%くらいです 笑)、いわゆる専門家という方にも相談しましたが、やはり皆「厳しいんじゃないか?」という意見ばかりでした。
もちろん、実際にやってみるとその方達の言っていた通りのこともありましたが、違うこともたくさんあるということがわかります。なので、最終的にはご自身がそのビジョンをどこまで実現したいか?ということにかかっていると思います。
坂内さんが絶対に実現したい!と思うのであれば、周りの意見はさておき、まずはやってみる!というのが良いのでないかなーと。
あと一つだけ。本格的に商品の製造を開始したり出資を募る前にそのマーケットに確かな需要があるか?ということは事前にリサーチしておいた方が良いと思います。
(僕らもこれをやっていなかったので、立ち上げ時に存続ギリギリのピンチになりました・・・)
リサーチをして需要が見込めそうだ、ということが分かれば、次にテストマーケティングを実際にやってみます。具体的には、少量の商品サンプルを作り、本当に売れるかどうか確かめるということですね。
マーケットさえあることがわかれば、その人たちに喜んでもらえるような素晴らしい商品を作り、それを伝える技術を磨き、様々な方法を使って多くの人に届ける、というステージに入ることができます。ここまでくると改善のサイクルを回し始めることができるので、あとはどこまでスケールさせていくか?というだけになります。
はじめにマーケットがないところで大量の商品を作ってしまうと本当に後が大変だと思います。事業をする上ではまずは潰れないこと。これが大事だろうと感じています。
生意気なことを書いてしまったかもしれませんが、坂内さんにとって少しでも役に立てば嬉しいです。
山崎