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失敗したら切腹する




去年の年末。
ある一冊の本を読みました。


僕は毎年、まとまった時間が取れる年末年始にテーマを決めて、たくさんの本を読むようにしています。


今年はこのコロナの状況もあり、例年よりも家にいることが多かったので、余計本と接する時間がたくさん取れました♪


とはいえ、時間が無限にあるわけでないので、本当に読みたい本を厳選して、それをじっくりと楽しみながら読んだんです。


ちなみに、今回のテーマはビジネス、健康、ワクチン、薬や医療、投資、未来予測についての本を選びました。



こうやってみると、なんかいつも読んでいる本とそんなに代わり映えがしないジャンルですが 笑


やっぱり好きで興味があるジャンルやテーマなのでどうしてもこっちに行ってしまいがち、、、


一冊くらいいつも全く読まない本を入れても良かったんですけどね。



しかも読んでいて一番楽しく、時間を忘れてのめり込んだのはビジネスについての本 笑


仕事中毒の僕はこのジャンルからは離れられないようです。



で、その中の一冊に『「HARD THINGS」-答えがない難問と困難に君はどう立ち向かうか-』という本があったのですが、これがまた素晴らしくよかった。



絶体絶命の危機を乗り越えたシリコンバレーの起業家兼投資家であるベン・ホロウィッツという人の実話。


僕自身はこの本を読むまでベン・ホロウィッツのことは知らなかったのですが、フェイスブックのマーク・ザッカーバーグさんやGoogleのラリー・ペイジさん、日本電産の永守重信さんなどの大物がこぞって推薦の声を寄せていたので、強い興味を持ったんです。



強力ライバルからの反撃、会社売却、起業、急成長、資金ショート、無理な上場、出勤中に妻が呼吸困難、バブル破裂、株価急落、最大顧客の倒産、売上の9割を占める顧客の解約危機、3度のレイオフ、上場廃止の危機・・・・



本を読みながら吐き気と悪寒を感じ、目の前が真っ暗になり、胃を誰かにぎゅっと掴まれるような感覚を覚えたほど、、、


読みながらまるで自分がそれを実体験しているかのような感覚を何度も体感しました。


一方でこの壮絶すぎる実体験は普通の人では一度も経験できないことがほとんど。


こういうことを疑似体験できることが本の素晴らしい魅力の一つなんですよね。



さっきの話の後半部分なんて異次元すぎて普通に暮らしていたらまったく想像できません、、、



でもおかげで、こうした恐ろしい困難をいくつも乗り越えて来た人だからこそ得た教訓をいくつも学ぶことができました。
(もう本には赤線や付箋、折り目がいっぱい 笑)



特に僕が感銘を受けたのが死生観というか事業を行う上での覚悟について。


もちろん、僕も自分がいつ死ぬかわからないということは理解しているつもりですし、今日1日を真剣に生きようと心がけています。
また、事業を将来にわたって継続させることや成長させることについて強い責任を持ってやっているつもりです。

特に僕のような変わった人間は万が一今の事業がダメになって再就職をしようとしてもおそらくどこにも雇ってもらえないと思います 苦笑
(変な意味ではなく、自分は社会不適合者だと思っています^^;)


それも良く分かっているので事業に賭ける想いというものは人並み以上にあります。


でも、例えば、「失敗したら切腹する」というレベルには到底及ばない。


著者であるベン・ホロウィッツはまさにこういうレベルで毎日を生きているんだな、と痛感させられました。



「常に死を意識せよ。戦士が常に死を意識し、毎日が最後の日であるかのように生きていれば、自分のあらゆる行動を正しく実行できる」



まさにその通りだろうなーと。



ただ、これは本当に自分が生きるか死ぬか?という壮絶な経験をしなければその本質はわからないことなんじゃないかな、とも思います。


それでも、こうした偉人の実体験から学ぶことはできますし、自分の意識をできるだけそれに近づけようと努力することはできます。


何より、世界には本当にすごい人たちがゴロゴロいて、ものすごい努力をしているんだなーということを知ることができるだけでも大きい。


自分ももっともっと頑張んなきゃ!!
と思わされます。


これからもより強い責任感と覚悟を持って事業と共に成長していこう!
そしていつかこの本で語られていることが自分でも本当の意味でわかる日がくればいいなー。



また、何度も読み直したい良書が増えました♪




ということで、今月もベストを尽くしていきましょう!



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Profile
山崎拓
山崎拓
1982年長野県生まれ。安曇野市在住。
Natural Lounge代表、ストールコンシェルジュ。
3児の父。
天然繊維100%ストールが大好きでほぼ一年中巻いている。
趣味が仕事で、休みより仕事をしているほうが楽しく落ち着くという仕事大好き人間。
情熱がある分野はビジネスや健康、教育関連。
好きなことは読書、Mr.Childrenの音楽鑑賞、家族サービス、旅行。
肌に直接身につけるものはもちろん、食べ物や生活スタイル全般を出来るだけ健康的で自然に沿ったものにできるよう日々自分自身でも様々なことを試し、顧客にもその効用を伝えている。


2021.02.01

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