疲れる前に休ませる

2016/12/04
writer：山崎拓
- ストール

朝目覚めると、背中が重く、起き上がることができません。
意識も朦朧とし、夢と現実の狭間にあります。

夢なのか？
現実なのか？
どっちだ？

目を開けると、そこは自宅のベットの上。

明らかに現実の世界。

変わらないのは体が鉄のように重いこと、
起き上がるのも苦痛に感じ、ベットから抜け出すまで３０分近くかかったのでは？
と思うくらい。

トイレに行き、いつものようにメルマガを書こうと思うも、まったく頭は働かず、ぼーっとしています。
今日はなんだかおかしい。。。

まだ朝も早かったので、その日はもう一度ベットに戻ることにしました。

二度寝をするのは本当に久しぶり。
でも十分に睡眠をとったので、起きた後はとてもすっきりと目覚めることができました。

やっぱり睡眠大事だなー、と改めて感じました。

Motoがインドへ行ってからというもの、休む間もなく働いていて少し体も頭も疲れていたのかもしれません。

定休日も一応あるのですが、定休日には普段できない仕事をしているので、ほぼフル稼働状態。

僕は仕事が好きですし、いくら働いても苦にならないのですが、そうはいっても体は正直です。ちゃんと、疲れているとサインを出してくれていたので、素直にそれに従いました。（仕事も大事ですが、健康を損ねてしまったら意味がありませんからね！）

人間はこのように疲れたら、体や脳がサインを出してくれますが、衣類などの物も同じです。

ウール、カシミヤのお手入れ

例えば、今の季節に大活躍するウールやカシミア素材。

ウールやカシミアは保温性が高く、とても暖かいので、冬に毎日のように使いたくなる素材ですよね。

ですが、これらの素材にもデメリットがあります。
それは「ピリング」と呼ばれる毛玉が発生しやすいこと。

ウールやカシミアなどは、カットした毛を束ねて繊維糸にしています。スケールと呼ばれるうろこ状の突起した表面構造になっているため、使っているとどうしても繊維同士が絡み合って毛玉になってしまうことがあります。

ピリングができやすい衣類、できにくい衣類はありますが、まったくピリングが発生しないものはありません。

なので、ピリングができ始めたら、それは繊維が疲れているサインです。

その場合は少しお手入れをして、休ませてあげましょう。

取り扱い方法としては、手洗いもドライクリーニングもできるだけ少ないほうがいい素材です。

着用後にはやわらかい天然素材のブラシを使って毛足方向にブラッシングをしてあげます。（合成繊維のブラシは静電気を起こし、ピリングを悪化させますから間違っても使用しないでくださいね^^;）

汚れがある場合は、中性洗剤を染み込ませたやわらかい布で拭き取って、その後で水拭きをして洗剤を取り除きます。

乾いた後にブラッシングをすると長く愛用できます。

ピリングができてしまったら、手で優しくとってあげてください。
ピリングはどんな高級品でもできるものですから、まめなお手入れが必要になります。（無理に引っ張るのは禁物ですから気をつけてくださいね！）

ハサミを使って切ってしまっても構いませんが、生地に穴が開かないように気をつける必要があります。

ピリングは繊維が疲れていることのサインですが、できればピリングができる前に定期的にお手入れをしてあげると長持ちします。

人間も天然素材も自然が作り出したものですから、大きなところは同じなんですね^^

疲れたら休む、理想は疲れる前に休む。

ちょっと最近疲れているかも・・・（自分も物も）
という時には今日の話を思い出してください^^

PS.
ブラッシングの具体的な方法はここにも載っていますから、参考にしてみてください。

「疲れる前に休ませる」への2件のフィードバック

匿名 2016年12月5日 8:42 午後

山崎さん、ずいぶんお疲れのようですね。
でも自分の疲れをストールの素材に結びつけるのはさすがです。
わかりやすいです。
どうぞご自愛くださいませ。
やなぎさわ

返信 ↓
1. 山崎拓 投稿作成者2016年12月5日 11:10 午後
  
  やなぎさわさん
  
  コメントありがとうございます！
  最近ではなんでもネタにするように心がけています　笑
  まだそれができるってことは余裕があるってことですね^^
  
  お気遣いありがとうございます。
  頑張ります！
  
  山崎
  
  返信 ↓

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Profile

山崎拓

1982年長野県生まれ。安曇野市在住。
Natural Lounge代表、ストールコンシェルジュ。
３児の父。
天然繊維100%ストールが大好きでほぼ一年中巻いている。
趣味が仕事で、休みより仕事をしているほうが楽しく落ち着くという仕事大好き人間。
情熱がある分野はビジネスや健康、教育関連。
好きなことは読書、Mr.Childrenの音楽鑑賞、家族サービス、旅行。
肌に直接身につけるものはもちろん、食べ物や生活スタイル全般を出来るだけ健康的で自然に沿ったものにできるよう日々自分自身でも様々なことを試し、顧客にもその効用を伝えている。