- 2021/12/29
- writer： 山崎拓
敬意
今年もあと少しで終わり。
あなたはどんな年末をお過ごしですか？
ナチュラルラウンジはお店の方は先日からお休みをいただいてます。
今年も年末年始の休みは結構多く取れるので、普段なかなかできない家族サービスはもちろん、親戚や大切な人達との時間をしっかりと取っていく予定です。
一方、この年末年始の休み中でも毎年必ずやることがあります。
それは、一年の振り返りと来年の展望を考えること。
（あと、このメルマガを毎日更新すること 笑）
ナチュラルラウンジの決算は12月なのですが、クリスマスの25日までは本当にとても忙しいので、決算のまとめや来年の計画を立てる時間がなかなか取れないんですよね。
なので、毎年年末年始の休みにこの辺りをまとめて、来年の事業計画を立てることに時間を使っています。
なので、休みとはいえ、半分仕事のような感じではありますが、それでも日々の業務からは一旦離れて、スタバに缶詰になって、考えることだけに集中するので、これはとても大事な時間。
毎年、家族にもこの時間だけは確保させてもらっています。
そんな2021年のまとめと振り返り、そして、2022年の展望を考えている今ですが、今年はある本を片手にこの作業に取り組んでいます。
その本は「ビジョナリーカンパニーzero」。
この本はゼロから事業を生み出し、偉大で永続的な企業になるために何が必要か？ということが書かれています。
過去の偉大な企業のケーススタディーと共に、考え方のフレームワークが載っていて、駆け出しの起業家はもちろん、もうすでに大企業に育て上げた経営者にも間違いなく有用な本。
世の中に出ている多くの経営書は大企業向けに書かれているものも多く、僕らのような小規模事業に当てはまらないものも少なくありませんが、この本は小さい事業がどうやって偉大な企業になるかということを追求したもの。
なので、まさに僕らのような事業者こそ読むべき本なんですよね。
そして、個人的にはこの本は全ての人が読むべき本だとも思っています。
（なので、今日このメルマガでご紹介させていただいています）
読んでいていると重要なことばかりなので赤線を引いたり、メモをとったり、付箋を貼ったり、で初めて読んだときはなかなか先に進まなかったんですけどね 笑
２回通しで読んで、概要は理解しているので今は個人的に特に重要だと思う箇所を参照しながら自分の事業に当てはめるにはどうしたらいいか？ということを考えています。
でも、こうして改めて企業の誕生から成長の過程を一つ一つ確認していくと、今世界を牽引している素晴らしい企業も昔は本当にちっちゃくて数えきれない困難や問題に直面し、毎回毎回それを乗り越え続けてきた、ということがよく分かります。
こうした過程を知ると彼らだって初めは僕らと同じちっちゃな会社だったということがわかり、将来に明るい希望が見えます。
もしかしたら、ナチュラルラウンジだってAppleみたいなブランドを作れるかもしれない・・・
もしかしたら、自分たちだってスターバックスのようにストール一本で世界一になれるかもしれない・・・
もしかしたら、インターネット通販の世界でアマゾンに風穴を開けることができるかもしれない・・・
もう、完全に妄想と言われても仕方ないようなものばかりですけど 笑
ただ、いつも言っているように夢や願望だけは個人の勝手ですし、こうした夢や希望があるだけで大変なことが起こっても頑張れます。
スティーブ・ジョブズだったら、こんな時どうする？
ハワード・シュルツだったらこの難局をどう乗り越える？
ジェフ・べゾスだったら今この瞬間に何を実行するだろう？
こうした偉大な企業の取り組みや卓越した起業家の思考を学ぶだけでも、今まで自分にはなかった考え方や物の見方ができるようになり、日々の仕事をする上で大きな助けになると感じています。
そして、こうした偉大な企業に共通する特徴が網羅されているのが先ほどご紹介した「ビジョナリーカンパニーzero」なんです。
その中でも僕が特に重要かつ心を揺さぶられた部分を今日はご紹介させていただきます。
これは会社経営だけでなく、人生のあらゆる側面に当てはまる普遍的な原則だと思います。
ビジョナリー・カンパニーZERO より転載
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「成功の究極の秘訣」
偉大な企業を作る秘訣などない。
本書で事例に挙げた企業をはじめ、私たちが観察する機会を与えられた偉大な企業を作った経営者はスーパーマンではなかった。
普通の人より賢かったわけでも、カリスマ起業家という特殊な集団に属していたわけでもない。
「あなたの成功の秘訣はなんですか」と質問すると、大抵皆困惑した。
「秘訣？そんなものはないよ」
というのがお決まりの答えだった。
そして本書で述べたような基本を口にする。
ビジョンを持つこと、優れた戦略的意思決定をすることイノベーティブであり続けること、そして必ず強調するのが、遂行の重要性だった。
だが秘訣などないとしたら、傑出した存在になる企業はなぜこれほど少ないのか。
彼らが挙げた基本はロケット科学のような複雑なものではなく、容易に理解できる概念ばかりだ。
私たちは何か見落としているのだろうか。
そんななか、フェデラルエクスプレスのフレッド・スミスがビル・モイヤーとのインタービューでこんなことを言うのを聞いた。
「企業経営者のほとんどは、工場などで働くメンバーを見下している。普通の人を軽蔑しているんだ。彼らのおかげで自分は途方も無い金額を稼いでいるというのに」
それを聞いて、私たちが観察してきた偉大な企業の様々な特徴に通底するテーマがはっきりした。
敬意だ。
私たちは兼ねてからジェイミー・エスカランテの生き様に深く感銘を受けてきた。
ロサンゼルスの高校教師で、映画「落ちこぼれの天使たち」のモデルになった人物だ。
エスカランテはヒスパニック系住民が多い貧困地区の高校生に、高度な大学レベルの微積分学を教えた。
教え子たちのアドバンスト・プレースメント（飛び級）試験の合格率は、アメリカ中のほとんどの学校よりも高かった。
大抵の人が微積分学でアドバンスト・プレースメント試験に合格するはずがないと思うような子供たちを相手に、なぜエスカランテは成功できたのか。
スタンフォード大学の講演で、エスカランテは２つのシンプルな言葉を口にした。
愛情と敬意だ。
エスカランテは生徒たちを愛し、敬意を払った。
敬意があったからこそ、普通の人が不可能だと思うような高い成果を要求したのだ。
秘訣があるとすればこれだろう。
偉大な企業は敬意という基礎の上に築かれる。
顧客に敬意を払い、自らに敬意を払い、お互いの関係性に敬意を払う。
何より重要なのは社員に敬意を払うことだ。
出身や経歴、社内の立場に関わらず、あらゆる社員に対してだ。
社員に敬意があるから、信頼する。
敬意があるから、社員に対して率直かつ誠実に対応する。
敬意があるから、行動と意思決定の自由を与える。
敬意があるから、全員が生まれつきクリエイティビティと知性と、問題解決能力が備わっていると考える。
社員に敬意があるから、高いパフォーマンスを「期待する」。
高い基準と困難な課題を設定するのは、社員が基準を達成し、課題に立ち向かうと信じているからだ。
突き詰めると、偉大な企業の社員が一貫して卓越した戦術の遂行を成し遂げるのは、彼らにその力があると誰かが信じているからだ。
このような敬意から、あらゆる人に尊敬される企業が生まれる。
産業界におけるロールモデルとなり、製品、サービス、雇用を通じてだけでなく、他社の目標となることで世界に好ましいインパクトを与える企業だ。
あなたにも志のある企業、業績だけでなく価値観についても模範となるような企業は築ける。
困難を克服し、自らの成功を通じて偉大さは根本的な人間性や敬意と切り離せないものだと証明する企業を築くことができる。
人生の最期に「自分が作った会社に誇りを、自らの生き方に敬意をもてる。有意義な人生だった」と思えるような企業を築くことができる。
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いやー何度読んでもしびれます・・・
経営書なのに、この本を初めて読んだとき目頭が熱くなりましたからね 泣
これからも一歩一歩丁寧にナチュラルラウンジを素晴らしい企業にできるよう取り組んでいきます。
今日の話があなたにとっても何か感じるものがあれば嬉しく思います。
コメント
- 2024.11.23 writer：山崎拓
- ストールの秋、読書の秋、音楽の秋♪
- 2024.11.10 writer：山崎拓
- 13年目を迎えました♪
- 2024.11.07 writer：山崎拓
- お手軽に可愛らしく♪ギフトにもおすすめの新商品入荷です！
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