『たくさん求めない』

2015/07/15
writer：山崎拓
- ストールファッション

「一年中使えて、何にでも合わせられて明るい色のストールが欲しいの！」

多くのお客さんとお話しさせていただく中で多く言われるのがこんなフレーズです。

あなたも、もしかしたらこんなことを思ったことがあるかもしれません。

「どうせ良いものを買うなら一年中ずっと使えるものがいい」
確かにその通りですね^^

「合わせる服を選ばないものなら着こなすが簡単」
おっしゃる通りです^^

「歳をとってくると顔周りを明るくしたいの」
うんうん、そうですよね^^

「だから全部満たせるものが欲しくなっちゃうの」
なるほどー、でもそれは無理ですね　苦笑

お客さんと話していても僕は正直にそう言ってしまっています^^;

というのも一本だけで全てを補うのはかなり難しいからです。
（もちろん、求める内容によっては全て満たすこともできます）

一年中使える素材は限られていますし、合わせやすいものはベーシックなデザインで落ち着いた色味になります。
顔周りを明るくするには淡いパステルカラーや発色の良い色味になります。

そして着け手の装いのスタイルや使うシーン、環境によっても最適なものは変わってきます。

わかりやすいのは洋服です。

冬は厚手のコートやアウターを着ますが、夏はもちろん着ることはありません。

Tシャツやジーンズスタイルはふだん使いには良いですが、少しかしこまったシーンではシャツ、スラックスの方が適しています。

ストールは服と同じ

ストールも他の衣類の例に漏れずそれぞれ適した使い方があります。

あらゆることを満たそうとして購入したものは、結果的にどんな場合でもイマイチなコーディネートになる可能性があります。

１つのストールを選ぶときはまず１つ、一番求めているものに近いものを選び、そこから複数の条件を当てはめるのが良い方法です。

１番は夏に使いやすいもの。
２番は顔周りを明るくできるもの。
３番は合わせやすいもの。

こうすると、優先順位ができるので、例え３は満たせなくても、夏にアクセントとして使うストールとして選ぶことができます。

合わせやすいものは他のストールで満たせば良いのです。

前に一度「ストールの選び方」でもお話しましたが、目的や用途を絞れば絞るほど選択はしやすくなります。
過去の記事はこちら

人はどうしても少ないより多くを求めてしまう生き物です。
多くを求めれば求めるほど得られるメリットは分散します。

広げるのではなく、できるだけ絞る。

絞れば絞るほど、選ぶべきものは明確に鮮明になりますし
得られる結果もより良い、充実したものになるはずです。

ストールの選び方はもちろん、洋服やその他、あらゆる選択をするという時に参考になる考え方です。

まあ簡単に言えば、ストール選びもフォーカスせよ！
ってことですね　笑

参考になれば嬉しいです^^

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Profile

山崎拓

1982年長野県生まれ。安曇野市在住。
Natural Lounge代表、ストールコンシェルジュ。
３児の父。
天然繊維100%ストールが大好きでほぼ一年中巻いている。
趣味が仕事で、休みより仕事をしているほうが楽しく落ち着くという仕事大好き人間。
情熱がある分野はビジネスや健康、教育関連。
好きなことは読書、Mr.Childrenの音楽鑑賞、家族サービス、旅行。
肌に直接身につけるものはもちろん、食べ物や生活スタイル全般を出来るだけ健康的で自然に沿ったものにできるよう日々自分自身でも様々なことを試し、顧客にもその効用を伝えている。