カシミア山羊と3年ぶりの再会？

2016/09/03
writer： Moto
- ストール
- 買付や原産国について

標高3500mの町から

おはようございます。
カシミア山羊に会いに来ている
Natural LoungeのMotoです。

引き続きインド・レーからお届けです。
昨日の夜はまさかの水浴びで
心身ともに鍛えられました。修行です。苦行？
宿泊した民宿？？のオーナーはお湯が出ると言っていたのに
シャワーを浴びるとまさかの水！

しかもシャワーの水圧が弱くバケツに水を貯めて
たらいで頭と体を洗い流すという・・・
8月なのに気温5度ですからね。
さすがに日本に帰りたいと思いました。笑
インターネットが使えないとか、水しか出ないとか
ボディーブローのように洗礼を浴びています。

こうなるともう自分が何屋かわからなくなります。
少なくともアパレル関係の仕事をしているとは
とても思えません。笑

さて、昨日は前回のメルマガでお伝えしたように
念願のカシミア山羊と再会するため
ヒマラヤ山脈の麓へ行ってきました。
そして、ばっちりカシミア山羊との再会？を果たしました。

ただ・・・・

昨日僕は宿泊先のオーナーの協力を得て
カシミア山羊を飼う生産者を探しに行ってきました。
前日から、あそこの村の近くにいるんじゃないかとか、
数日前にどこどこの谷で草を食べている山羊を見たとか
幾つかの不確定な情報はあったんですよね。

まあなんとなく不安だったのですが
兎に角、まずは行ってみなくては始まらない！
ということで早朝からオーナー、デボンさんと共に
カシミア探しに出かけたんです。

道中、どんどん標高が高くなり息苦しくなっていくのがわかります。
ただ、標高が4000mを超えた場所にも小さな村は点在していて
村を見つける度デバンさんの通訳をもとに情報を得ていきます。

多分あそこの村にいるぞ！
先月までこの村の近くにいたんだけど。
今はどこどこの村の方じゃないか？

僕にとっては宝探しのようなカシミア山羊探しも
その周辺の村人にとっては当たり前に近くにいるもの。
地元の人たちはよく目にしているので
改めて聞かれると、ちゃんとした情報も持っていないんですよね。

そんな中で、一昨日近くの村で生産者と会ったという村人に会い、
詳細を聞いてそこに向かうことになりました。
町を出てから4時間、わかっていた事ですが
そう簡単にはカシミア山羊に会えません。

早くカシミア山羊と再会したいという気持ちを抑えながら
教えてもらった場所に向かい
ようやく生産者のテントを見つける事が出来ました。
そして念願のカシミア山羊に会える！
ほど甘くはないんですよね。苦笑

テントには生産者のおじいちゃんとおばあちゃんがいたのですが
すでに息子さんが山羊を連れて放牧に出発してしまった後でした。
どこに行ったのか聞いて
後を追いかけたのですがどこを探しても見つかりません。

もう諦めかけて帰ろうとした時、
遠くの谷底に彼らを見つけました。
その写真はホームページのブログで見れるので
よかったらみてください。
それがめちゃくちゃ遠くて、豆粒くらいにしか見えないんですよね。笑

結局昨日は
このもの凄く離れた場所から”見えた”だけで終わってしまったんです。
今回の目的はカシミアに会うこと。
もちろん写真や動画を撮ることもそのうちの大切な仕事ですが
この写真じゃ日本にいる2人に怒られますよね。
やばい・・

ちょっと焦っていますが、これで今日、明日はベースの町で準備して
明後日からは標高5300mを超えて生産者に会いに行きます。
前回も一度訪れている場所ですが
カシミアが確実にいる保証はありません。

ただ、このままでは絶対日本に帰ることはできないので
何としてもカシミア山羊と”しっかり再会”して
帰りたいと思います。

どうなったかはまた来週のメルマガで報告します！

それでは、今日も1日頑張りましょう！

インド・ラダック四日目のブログはこちらです。

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Profile

Moto

1983年長野県生まれ。木曽在住。
Natural Lounge副代表、バイヤー。
気がつけばストールの奥深さに魅了され、世界中のストールを探している。
様々な国のストールを扱う中で、誰が、どんな場所で、どのように作っているのか、
現地訪問し生産者と直接対話して買付をするのがモットー。
特にインド人、イタリア人との相性は抜群。

趣味は地元である木曽で、キノコ採りや山菜採り、渓流釣りをして四季を満喫すること。
20代、30代と海外の様々な場所を訪れた経験から、今は地元に魅力を感じ地域の活動にも力を入れている。
あなたがつい”クスッ”と笑ってリラックスできるようなブログをお届けしたいと思っています。