カシミヤショール嫁入り。お孫さんの卒園式で♪

2023/03/05
writer：山崎拓
- お客さんとのエピソード
- ストール

先日、あるご新規のお客さん（Yさん）からお電話をいただきました。

お話を聞くと、3月に控えているお孫さんの卒園式にストールを検討されているそう。

ただ、ストールの色について迷ってしまい、アドバイスをいただけませんか？
とおっしゃっていました。

特に迷われていたのが、洋服と同系色の色を選んだ方がいいのか？それとも全く違う色でも問題ないのか？というもの。

この質問は今までも何度も受けたことがありますし、ストールを初めて検討される方はもちろん、まだあまりストールを身につけることが慣れていない方であれば必ず一度は考えることだと思います。

これについてはお客さんのお話を聞きつつ、いつもご自身がストールを使う目的によって変えられるのが良いと思います、とアドバイスをさせていただくことが多いです。

というのも、同系色でまとめると統一感がでて全体の印象がとても良くなりますし、逆にコントラストのある色を選べば、ストールがアクセントとなり、これまた全体のバランスが良くなります。

ストールは一枚の布なのでかなり汎用性が高く、色々な使い方ができる一方で、応用ができる分、選択に迷ってしまうこともあると思います。

そんな時は一度そもそもストールを使う目的に立ち戻っていただき、それに対して使えそうな色を選ぶようにすると失敗する確率はかなり減らせるはずです。

この時もこんな感じの話をしながら、Yさんの具体的なお話を聞いていきました。

一番使いたいシーンは冒頭でもお話ししたお孫さんの卒園式で。
そして、合わせるお洋服はグレイ系。

同系色でまとめるか少しコントラストを効かせるか？というのはYさんも迷っていたようですが、季節やシーンを考えていくつか候補となりそうなストールをご提案させていただきました。

他にも色々とお話をさせていただき、Yさんも最後にはかなり腑に落ちたような感じで、「またこの後検討させていただいて、お電話差し上げますね」と話されていたんです。

その翌日。

Yさんから再度お電話をいただき、ストールのご注文もいただきました。

お孫さんの卒園式に間に合うよう出荷準備をさせていただいたのですが、その前に今回も最後の記念撮影をさせていただきました。

今回Yさんが選ばれたのはこちらのストール。

落ち着いたベースカラーに遊び心のある手刺繍を施したショール。

このショールも過去のブログでもご紹介をさせていただきましたが、この手刺繍のデザインはとても珍しいもの。

ニードル手刺繍にしては珍しく、立体感のある形状で、細かいディティールから温かみも感じます。

色糸も複数のカラーが使われていて、全体として落ち着き感はありつつ、程よいアクセント効果もあるすぐれた一枚に仕上がっています。

巻いても羽織っても使いやすいですが、おそらくYさんは羽織りで使われると思います。

残念ながらお店にはグレイベースのトップスがなかったので、最後の撮影は黒のトップスに合わせましたが、この色であればグレイにも間違いなくフィットします。

室内でも素晴らしいですが、野外だとベースの色がワントーン明るくなり、より上品な印象になります。

卒園式であればきっと室内でも野外でもどちらでも使うことになると思うので、そんなシーンを想像しながら写真を撮らせていただきました。

初めに受けたお電話の時にはまだいくつかのストールと迷われているようでしたが、最終的にはご自身でこのストールを選んでいただいたいので、きっとご満足いただけるのではないかなー。

Yさんにも喜んでいただければ嬉しいです。

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Profile

山崎拓

1982年長野県生まれ。安曇野市在住。
Natural Lounge代表、ストールコンシェルジュ。
３児の父。
天然繊維100%ストールが大好きでほぼ一年中巻いている。
趣味が仕事で、休みより仕事をしているほうが楽しく落ち着くという仕事大好き人間。
情熱がある分野はビジネスや健康、教育関連。
好きなことは読書、Mr.Childrenの音楽鑑賞、家族サービス、旅行。
肌に直接身につけるものはもちろん、食べ物や生活スタイル全般を出来るだけ健康的で自然に沿ったものにできるよう日々自分自身でも様々なことを試し、顧客にもその効用を伝えている。