『謙虚であれ』

2015/06/03
writer：山崎拓
- ナチュラルライフ

先日。
ある人格形成のイベントに参加してきました。

実は去年も一度参加したことがあるのですが、
石川県金沢市の山の中で行われるちょっと厳しめな？イベントです。

実際にその場で行うことは色々あるのですが、
講演を聞いて勉強する時間があったり
自分たちが演台に立って発言したり
本気の発声練習があったり
消防訓練さながらの態度訓練があったり
朝から晩までひたすらそんな修行のようなことをするのです^^;
（朝は2:00頃に起きて出発し、その日に寝たのは12:00、
そして翌日は3:30の起床でした。。。）

少しは楽しめるはずの食事の時間も時間が短く
会話をしている暇など一切ありません。
その空間では、ひたすら箸の音しか聞こえないという状況です・・・笑

これだけ聞くと絶対行きたくない！！
と思うのが普通だと思います^^;

それでも、こういう環境だからこそ得られるものもありました。

一番感心したのはこのイベントに集まっている人達についてです。

集まった人数は約１００人。
全て男性で、そのほとんどは６０歳を超えた人が多く
中には８０歳以上の方もいらっしゃいました。

僕は３２歳ですが、その中では３本の指に入るくらいに若い方。
それでもその２日間の訓練を終えた後はかなり疲れました・・・・

そんなハードな内容とスケジュールでも
皆さん一生懸命に真剣に本気で学んでいらっしゃるんです。

他の人の話を聞きながら学生よりも真剣にメモを取る姿や
声が枯れるまで全力で本気で声を出している姿、
まるで自衛隊のように態度訓練をする姿、
そんな人生の大大先輩方達を見ていると、
もうそれだけで僕は感動してしまいました。

「この人たちすげーな」

普通だったら６０歳になり定年を迎えたら
ゆっくりと余生を過ごすのが一般的だと思います。

でもここにいる人たちは全く違いました。

何歳になっても自分を成長させるために努力し
歳に関係なく、あらゆる人から学ぼうとする姿勢を持っていました。

なんて謙虚なんだ・・・

もしこの人たちが
もう自分は人間として十分成長できていて
これ以上得るものなんかない、
と考えていたらきっとこの場には来ていないだろうと思います。

また、やろうと思えば
ゆっくりと余生を過ごすこともできるはずです。

でもやらない。

できるのにやらない。

こんなとーちゃん、じーちゃんだったカッコイイな、
素直にそう思えました。

僕ももう少しで子供が生まれる予定です。

自分の子供にとーちゃんみたいな男になりたい！
お父さんみたいな人と結婚したい！

そんな人間になれるよう
努力精進していかなければ！と思わされました。

何歳になっても自分を成長させようと取り組んでいる人は魅力的ですね^^

PS.
そのイベントの中に参加者を指導する立場の偉い方がいらっしゃいました。
でもその方もまだ歳は４５歳の若い方でした。
（もちろん素晴らしい見識と人間力を持った人です）

それでも何歳も歳の上の人達に対して指導しなければならない。

その方が言っていました。

「僕がこの歳でこういう立場でこのような場に
立たせていただいけるようになるために意識したことを一つだけあげるとすれば
それは『謙虚』でいたことです」と。

謙虚・・・

今の自分に足りないことをバスっと言われた感じでした　笑

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Profile

山崎拓

1982年長野県生まれ。安曇野市在住。
Natural Lounge代表、ストールコンシェルジュ。
３児の父。
天然繊維100%ストールが大好きでほぼ一年中巻いている。
趣味が仕事で、休みより仕事をしているほうが楽しく落ち着くという仕事大好き人間。
情熱がある分野はビジネスや健康、教育関連。
好きなことは読書、Mr.Childrenの音楽鑑賞、家族サービス、旅行。
肌に直接身につけるものはもちろん、食べ物や生活スタイル全般を出来るだけ健康的で自然に沿ったものにできるよう日々自分自身でも様々なことを試し、顧客にもその効用を伝えている。