『安いには理由がある』

2016/04/05
writer： Moto
- 買付や原産国について

インド・デリーより

おはようございます。
Natural LoungeのMotoです。

昨日日帰りで出張に行ってきました。
朝6時半の電車に乗って、現地の駅に到着したのが午後1時。
その後、2時間だけその街に滞在して
また長距離電車に乗ってデリーに帰ってきました。
片道約6時間。

めちゃくちゃ疲れました。
でも、疲れた理由は長くて疲れたのではなく
帰りの車内が原因でした。

僕はイヤホンをして
仕事をしたり本を読んでいたのですが
周りのインド人の皆さんが僕の事が気になって仕方ないようで
ガンガン話かけてくるんです。しかも代わる代わる。笑
子供達に囲まれた時は本当に散々でした。

お前何読んでるんだ？
何人だ？
何でこの電車に乗ってるんだ？
何しにインドに来たんだ？
一緒に仕事しよう！
その時計みせてくれ！そしてくれ！

もう皆で同じ質問をしてくるので
最初はちゃんと対応していた僕も
最後はイラっとしましたよね。笑
イヤホンして本を読んでいる人に話かけるなんて考えられないですよ。
しかも、初めてあって時計くれとかありえません。

終には子供に髪の毛は引っ張られるし
今までインドで何度も電車に乗ってきましたが、
こんなひどかったのは初めてです。苦笑
（みんな悪気はないんですけどね。素直なんです）

ただ、驚きなのはこのやり取りだけではありません。
この電車、片道6時間で300キロ以上走るのに
電車賃がなんと300円です。
300円・・・
衝撃の安さです。

インドの電車には等級があり、
同じ電車でも車両事に座席の種類や配置が異なります。
そのため高めの車両にはビジネスマンや役人が乗ることが多く、
リーズナブルな車両には家族連れが乗ったりする訳です。

そして今回、急遽出張が決まった僕は
前者の予約が取れず、結果的に説明したような状況に遭遇してしまいました。
一応、チケットを購入した時に駅員さんに何度も聞いたんです。
このチケット凄く安いけど大丈夫かって。
そうしたら、駅員さんは全然問題ないと言っていたんですけどね。

結果問題だらけですよ・・・。笑

結局仕事は全くできず、
ただインド人とコミュニケーションをとる機会になってしまいました。
またこの電車に乗るかと聞かれたら、2度と乗る事はありませんが
一人でいるのが嫌で、誰かと話したいと思っている時にはいいかもしれませんね。良い経験になりました。笑

さて、電車ネタばかりになってしまいましたが
今回の出張でシルクジャガードの貴重色を手に入れました。
マフラ－サイズのターコイズブルーとブルーのストライプ柄。
そして、
シルクジャガード大判のブラックベースのブロンズ。

写真がないとわかりずらいですが
これらのストールは2週間後
日本に直接もちかえるので是非楽しみにしていてください。

それでは、今からまた長距離電車にのって
違う街に出張してきます。
今日も1日頑張りましょう！

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Profile

Moto

1983年長野県生まれ。木曽在住。
Natural Lounge副代表、バイヤー。
気がつけばストールの奥深さに魅了され、世界中のストールを探している。
様々な国のストールを扱う中で、誰が、どんな場所で、どのように作っているのか、
現地訪問し生産者と直接対話して買付をするのがモットー。
特にインド人、イタリア人との相性は抜群。

趣味は地元である木曽で、キノコ採りや山菜採り、渓流釣りをして四季を満喫すること。
20代、30代と海外の様々な場所を訪れた経験から、今は地元に魅力を感じ地域の活動にも力を入れている。
あなたがつい”クスッ”と笑ってリラックスできるようなブログをお届けしたいと思っています。