喝を入れられました

2017/02/06
writer：山崎拓
- ストール

毎月お客さんから送られてくるたくさんのご感想のお手紙やアンケート。
ちょうど今月のものに目を通し、まとめていたのですが、本当に多くの方にポジティブなご感想をいただきました。

お店の運営は日々大変なことも多いですが、こうしたお客さんからのメッセージをいただくとそういったことも吹き飛んでしまいます^^

商品やサービス、お店のこと、対応について褒めていただくと本当に嬉しいです　笑

なので、僕らにとっての最大のモチベーションの源泉はお客さんからいただくポジティブなメッセージですね^^

多分これがないと続けるのは難しいです　笑

それに加え、お客さんからのメッセージからお店をより良くしていくためのヒントもたくさん得ることができています。
または、横道に逸れそうになるときに、グイッと正しい道に引き戻してくれたり。
（実は個人的にはこれもかなり大事だと思っています)

例えば、ちょっとした裏話をすると。

かなり昔ですが、お店の運営に苦労していた時期がありました。
当時はまだお店を立ち上げた初期の頃で、商品が全く売れない。
売れたとしても大赤字^^;

とてもじゃないけれど本業だけでは生活できないからアルバイトをして凌いでいるような状況です。

そんなとき、考えてしまうのは、「商品が悪いんじゃないか？」ということ。

当時は、世の中にストール自体は認知されていましたが、周りのお店を見ると、ほとんどが化学繊維で作られた安くて手軽なストールを扱っているところが大多数。しかも側から見るとそれなりにうまくいってそうに見える。
（隣の芝生は青く見えるってやつですね^^；）

そういう状況だと内部からこんな話が出るわけです。

「うちも化学繊維のストールを扱った方がいいんじゃないか？」

「みんな素材や肌触りよりもデザインを重視しているんじゃないか？」

「このままじゃ食っていけないじゃん」

創業当時から肌触りの優れた天然繊維１００％ストールにこだわっていましたから、僕自身はそう簡単には変えたくないと思ってはいました。でも、そうはいっても事業が成り立たなければそんなことも言っていられなくなってしまいます。

また、事業が軌道に乗ってきて、もっと拡大したいと思っていたときにも同じ話が出ました。

「化学繊維ストールも扱えばもっと儲かるのではないか？」

事業がきつかったときには本気で検討しましたし、軌道に乗り始めてからも正直、気持ちが揺らいだこともあります。

でも、そういったときには僕は必ずお客さんのご感想に目を通すんです。

うちのお客さんはなぜナチュラルラウンジを選んでくれているのか？

そんな問いかけを自分にしながら過去のアンケートやご感想、お客さんの声を見直すと、大抵の場合、そこに答えがあります。

「天然繊維１００％にこだわっているから安心して選ぶことができます」

「体質が変わって、化学繊維のものだと首周りが赤くなってしまいます」

「肌着でもないのに皮膚に一番近いものであるので天然繊維であって欲しいと思います」

「アトピーやアレルギーがあるので天然繊維１００％ストールは安心です」

「長く使えると思うし、使うほどに愛着が湧くと思います」

「アレルギーのある私には最高です」

「天然繊維１００％。とても大切なことです。人間も自然の一部なので」

「天然繊維１００％ストール。大いに魅力があります。このようなお店は他に見たことがありません」

こんなにも僕らのこだわりを支持していただいているわけですから、絶対に曲げるわけにはいかない！と思いますよね。

少しでも揺らいだ自分に喝を入れ、正しい道に引き戻してもらいました。

だから、お客さんからのご感想やメッセージというものは単にやる気をいただくだけでなく、お店を運営していく上でなくてはならない大切なものです。

これから自分たちのこだわりはもちろん、あなたを初め、お客さん一人一人のご意見、メッセージを大切にし、どんな誘惑があっても貫くべきところは絶対に曲げない、という強い意志を持ってお店の運営をしていきたいと思います。
（万が一、あまーい誘惑に駆られたときにはまた引き戻してもらいますが　笑）

もしかしたら、あなたにもアンケートをお願いしたり、ご感想を聞いたりすることがあるかもしれません。

そんなときにはぜひご協力いただけると嬉しいです^^

「喝を入れられました」への2件のフィードバック

匿名 2017年2月6日 9:32 午前

かなり昔ですが、お店の運営に苦労していた時期がありました。

・・・渇！！

たかだか起業して３～４年で、お店の運営に苦労した・・・？？？
当たり前のことであり、そんなのは『苦労』を語るにあたらず・・！！

そんなのは『苦労』じゃなく、素人、未熟、無知なだけ・・・
安っぽい、安っぽい・・・。！！

二度と自らの言葉やプログで「・・・苦労した・・・」などと語る事無かれ！！

『　苦　労　』とは、廻りの方々や、お世話になっているお客様から声掛けられる言葉

私は、今までに自らの口から発したことや語ったことはありません。
お客様や周りの方々から「ねぎらい」や「感謝の言葉」として頂いたことはあります・・・。
自らの夢を追い求めて人生を全うし、棺桶の中に眠ったときに、自らを支えてくれた方々から「苦労したﾈ・・・安らかに・・・」と、お褒めや労いのお言葉としてかけられる最高の称賛の言葉じゃないですか・・・。

吉野

返信 ↓
1. 山崎拓 投稿作成者2017年2月6日 10:43 午前
  
  吉野社長
  
  メッセージありがとうございます！
  
  おっしゃる通りですね。。。
  軽々しく『苦労』という言葉を使ってしまった自分が恥ずかしいです。
  二度と使わぬよう気をつけます。
  
  そして激励のお言葉ありがとうございます。
  
  ーーーーーー
  自らの夢を追い求めて人生を全うし、棺桶の中に眠ったときに、自らを支えてくれた方々から「苦労したﾈ・・・安らかに・・・」と、お褒めや労いのお言葉としてかけられる最高の称賛の言葉
  ーーーーーー
  
  僕もいつかそのような人間になれるよう精進していきます！
  
  いつもありがとうございます！
  
  山崎
  
  返信 ↓

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Profile

山崎拓

1982年長野県生まれ。安曇野市在住。
Natural Lounge代表、ストールコンシェルジュ。
３児の父。
天然繊維100%ストールが大好きでほぼ一年中巻いている。
趣味が仕事で、休みより仕事をしているほうが楽しく落ち着くという仕事大好き人間。
情熱がある分野はビジネスや健康、教育関連。
好きなことは読書、Mr.Childrenの音楽鑑賞、家族サービス、旅行。
肌に直接身につけるものはもちろん、食べ物や生活スタイル全般を出来るだけ健康的で自然に沿ったものにできるよう日々自分自身でも様々なことを試し、顧客にもその効用を伝えている。