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念願の富岡製糸場に行ってきました。





今日は以前のブログの続き。

今は群馬県に奥さん家族と小旅行に来ています。


もうこのメルマガを書いているときは帰路に入っているのですが、今回の群馬の1番の目的は富岡製糸場に行くことだったんです。



富岡製糸場は以前から行きたいなーと思っていたのですが、プライベートで群馬に訪れることがほとんどなく、ずっと行けずじまいだったんですよね。


群馬県は長野県の隣なので、地図上は近いのですが、実は結構距離もあって。



今回は前日に軽井沢まで来たので、ここまで来ると群馬もかなり近くなるので今回はせっかくだから行ってみようということになったんです。


特に富岡製糸場は世界遺産になっていますし、何よりストール屋の僕としては一度は必ず訪れておきたい場所の一つでした。





今僕らが扱っているスカーフの一部の縫製は同じ群馬県の桐生の職人さんにお願いしているので仕事的にも関わりがありますし、富岡シルクも有名ですから、ストールやスカーフの商品候補としても一度は実際に見てみたいなーと。



また、日本の繊維産業を支え、近代化の礎になった場所の一つなので歴史の観点からもとても興味があります。



そこで今回はただ観光をするだけではなく、ガイドさんについてもらって詳しい解説を聞きながら製糸場を回ることにしました。



僕は今まで観光でガイドさんにお願いをして回るようなことがほとんどなかったのでこれもかなり新鮮。





1872年(明治5年)に当時世界最大規模を誇った製糸場。
数百十年の時を経てもほぼ変わらない姿を今に伝えています。






こちらは長さ約104mの巨大な繭の倉庫。
2階部分を倉庫として使ってたそうです。






創業当初、蚕を育て繭を収穫することは年に一回、春しかできなかったそう。
そのため1年間使う繭を集めて貯めておく倉庫が必要だったということを解説いただきました。




こちらは検査人館。






検査人館は富岡製糸場を作るためにフランス人の技術者が雇われ、その技術者が住むための家だったそう。
検査人館は生糸の検査などを担当したフランス人男性技術者の住まいとして建てられました。






こちらは女工館。






女工館はフランス人技術者の住まいとして建てられたそう。
日本人女工女に生糸の作り方を教えるフランス人女性教師のための宿舎でした。





そしてこちらは国宝になっている繰糸所。





繭から糸を作る作業を行なっていた場所。
長さは約140mあり、富岡製糸場で一番大きな建物です。





トラス構造という西洋建築技術が使われているのも特徴。
建物内部には柱がない大空間が作られています。





最初はフランスから輸入された300釜の繰糸機が使われました。





そして、僕が個人的に驚いたのはこの繰糸機を改良し、新しい機械を開発したのが今の日産だったとのこと。


日産の源流企業の一つである「ニッサン」ブランドの製糸機械が導入されていたというのは初めて知りました。






また、蚕の生態なども詳しく知ることができる施設などもあり、子供たちはこっちに夢中になっていました。







お土産で繭ももらい、とても嬉しそう 笑









僕も富岡シルクで制作されたスカーフやストールを見て、色々な刺激やインスピレーションもいただきました♪







そして、いつかこの歴史ある富岡シルクを使ったストールやスカーフもナチュラルラウンジのラインアップとして扱ってみたいなーという気持ちも湧いてきました






富岡製糸場が作られたことにより日本の製糸業の近代化が大きく進み、日本は良い生糸を大量に輸出できるようになりました。


そして、1909年には世界一の生糸輸出国となります。





この技術がもたらされたことにより、今までお金持ちや一部の身分の高い人しか身につけることができなかった絹が一般の人にも手が届くようになったんですね。






こうして世界の服飾文化に大きな影響を与えた日本の製糸業の技術革新と世界の交流を示す代表的な場所として世界的に認められ、世界遺産として登録されました。






視野を広げ、海外から学び、さらにその技術を磨き上げ、発展させていき、世界一の生糸輸出国になったというのは本当にすごい・・・



大きなビジョンを描き、官民が同じ方向を向き、人々が一致団結したことによってできた大きな結果だと感じました。



やっぱり日本はすごいし、先人達がものすごい努力をして生み出し、残してきてくれたものを大切にしなければいけないなーと改めて感じました。




長い間失われた30年と言われ日本衰退論が蔓延して長い月日が経ちますが、個人的にはまだまだ日本は終わっていないし、むしろこれからだと思っています。



自分にできることは多くありませんが、まずは目の前の仕事に全力で取り組み、富岡製糸場に携わった人たちのように次の世代に少しでも良い遺産を残せるよう頑張ろう!と改めて思いました。






プライベートで行ったのですが、途中からは完全に仕事モードになり、気持ちも昂っていました 笑



いずれにしても念願の富岡製糸場に行くことができ本当によかったです!




ということで、明日からまた日々の仕事に全力で取り組んでいきます💪


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Profile
山崎拓
山崎拓
1982年長野県生まれ。安曇野市在住。
Natural Lounge代表、ストールコンシェルジュ。
3児の父。
天然繊維100%ストールが大好きでほぼ一年中巻いている。
趣味が仕事で、休みより仕事をしているほうが楽しく落ち着くという仕事大好き人間。
情熱がある分野はビジネスや健康、教育関連。
好きなことは読書、Mr.Childrenの音楽鑑賞、家族サービス、旅行。
肌に直接身につけるものはもちろん、食べ物や生活スタイル全般を出来るだけ健康的で自然に沿ったものにできるよう日々自分自身でも様々なことを試し、顧客にもその効用を伝えている。


2025.12.05

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